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1年振り返り

我が家の次女が

数日後に初めての誕生日を迎える


1年前はというと

長女の時は緊急帝王切開で
わけのわからないまま手術になったので
予定帝王切開で
前日からの入院

長女と初めて離れて眠る夜も
明日、お腹を切るということも

不安で怖くて仕方なかった記憶がある

手術は朝の9時から

自分で歩いて手術室に向かうのは
結構勇気が必要だった

痛いと聞いていた麻酔は
思ったよりも痛くなかったが

じゃあ切りますね

とお腹を切られてから
強烈な吐き気に襲われた

でももう、お腹は切られている

普通にパニックである


吐き気を訴えると
待っていたかのように吐き気止めのようなものが注入された

そんなことをしているうちに
次女は生まれた

恐らく、麻酔が効いてから10数分しか経っていなかった

え、もうですか?

と思わず聞いてしまった

次女の産声が手術室に響き渡り
助産師さんが顔を見せてくれる

長女の時は
生きるか死ぬか、だったので
長女の顔を見ると涙が溢れたが

次女の時も
自然と涙が零れた

なんだろうか、
これが安心という気持ちなのだろうか

長女の時も
次女の時も
助産師さんが私と娘の頬をくっつけてくれた
その頬の柔らかさや温かさは
一生忘れないと思う

夜は後陣痛の痛み
麻酔が切れた傷の痛み

痛み止めなんてなんの効果も感じられず
耐えるしか無かった記憶だ

痛くても体勢を変えることは出来ず
床ずれのような痛みも加わり
早く朝になって歩行訓練をさせて欲しい
という気持ちで夜を明かした

我が家の次女は
かなりマイペースで
生後10ヶ月まで寝返りもしなかった

むしろここ2ヶ月で
寝返り、ハイハイ、つかまり立ち

と怒涛の成長を見せている

キッチンに立つ私の足元で
服にしがみついてみたり

わざと後ろに倒れて1人で笑っていたり

さっきまで笑っていたと思えば
急に泣いてママの所へ向かってきたり

長女の真似をしてペンを取り
紙に押し付けてみたり

最近は靴下を渡すと
自分の足元に持っていく仕草を見せる

次女の存在は
我が家をぱっと明るくさせ
もう既に第2子らしい風格を示している

長女は
1年前の今頃からは考えられないほど
1人でたくさんのことができるようになった

1人で車のドアを開け、
チャイルドシートのベルトも自分で付けられるようになった

靴を履けるようになった

滑り台や遊具も
もう大人が着いていなくても
すいすい1人で遊ぶ

少し寂しさを感じながらも
今思えば
長女は1人でできるようにならざるを得なかったのだと思う

ママは赤ちゃん抱っこしてるもんね


と、淡々とした口調で話す長女も
心の中ではまだまだ甘えたいだろうと
申し訳なく思うこともたくさんあるが

私が家事している間に
姉妹で楽しそうに過ごす声が聞こえてくると
妹ができて良かったのかなと少し安心する

この1年
どうにかなってしまいそうになることもたくさんあった
産後の体の回復は
やはり1人目の時よりも悪く
何度も熱を出した

次女は哺乳瓶、ミルク拒否なので
自分がいくら具合が悪くても
授乳は欠かせなかったし
2人ともママと一緒じゃないと寝れないので
やっぱり離れる時間なんて無かったが

この1年間を振り返った時
やはり
楽しいとか幸せとか
そういう感情が真っ先に出てくる


子供たちの澄んだ瞳や寝顔を見ていると
なにがなんでも守らなければならない
と思うことがある

子供たちの一生のうち
母親がしてあげられることなんて
実はほんの少しだけなのかもしれないが
この子達の人生のスタートの時間を
大事に過ごしていきたいと思う

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