自然は最高の知育だと思う。
【吾子の手からまろび出るや実豌豆】
まろび出る。
漢字で書くと「転び出る」。
転がり出る様子のことです。
個人的に、この「まろぶ」という言葉がなんとなしに好きです。
ぽぽぽぽんと慌てて転がり出て行くイメージがします。
実豌豆。
実エンドウ。いわゆるグリーンピースのこと。
サヤエンドウとグリーンピースは同じもので、豆が小さいまま収穫したものがサヤエンドウ、豆が大きくなったものがグリーンピースです。
ちなみにスプラウト、豆苗はサヤエンドウの芽です。
季語は初夏。
畑でできた絹さやも、もうすぐ時期が終わります。
最初はうきうきで食べていましたが、だんだんと飽きてきて食べあぐね、気づけば豆が膨らんで、莢(さや)が固くなっていました。
収穫して莢をむき、実だけの状態に。
スープにいれてもいいし、湯がいて冷凍しておこうかな。
豆ご飯にしようかな。
なんて、妄想してるときが一番楽しい。
やり始めるときが面倒なんですよね。
それにしても
自然って1番の知育じゃない?
なんでそんなことを思ったかというと、莢をむいていると、娘がやってきて一緒になってお手伝いをしてくれたんですよね。
エンドウを両手にもって、くいっと捻ってパキッ。
2つに割ってくれました。
慣れてきたら莢から豆を押し出してみたり、偶然開いた莢(まだ莢は自力では開けない)についている豆をつまんでちぎってみたり。
飽きたら、ボールにいれた豆の中に手を突っ込み、かき混ぜてみたり、すくってみたり、手の甲に乗せてみたり、わざと机の上にばら撒いてみたり、その上に足をのせてみたり、手で潰そうとしてみたり。
莢のにおいを嗅いでみたり、生の豆を食べてみたり。
ん?これも台所育児ってやつ?
大変楽しそうでした。
片付けは大変でした。
豆だらけの床。
豆だらけの机。
豆だらけの椅子。
ま、いいよ。
楽しそうだった。
売り物ではないし、豆以外にとっては危険なことではないし(なんせ豆は潰される可能性がある)、一生懸命むいた豆が潰されるという密かな悲しみはあるけれど、それも気にしなけりゃいい話なので、そういうときは止めません。
学び代だと思えば、豆の10や20、安いもの!
と思うようにした!
ドッツカード作ってみたり、知育玩具作ってみたり、いろいろやったけど、結局ずぼらなので自然の中で遊ばせる率が一番高いです。
あとはお絵かき。
eテレ。絵本。
そんなもん。
もう少し大きくなって、もう少しキッチンが広くなったら本格的に台所育児したいな。
と、野望を抱きつつ。
とりあえず今日の結論は
自然は最高の知育。
これに尽きる。
ありがとう、自然。
ありがとう、畑。
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