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見方を変えると世界は変わる。

20X0年。
新型のウイルスが世界に蔓延し社会を変えていった。

人々の健康意識は高まり、満員電車を捨ててリモートワーク(在宅勤務)へと切り替えていく者が増えると、これまで根強くあった『風邪ぐらいで休むなんてやる気がない』という風潮はあっけなく消え去り、風邪症状で外を出歩くものは大変な批判を受けるようにまでなった。

政府から学校の休校やイベントの自粛要請が出された日本では、公園には子供が溢れかえり、夜の街からは大人の姿が消え、ある者は家で過ごす時間が増えたことで家族との時間を取り戻し、ある者は仕事よりも大切なものがあることに気づいた。また、この閉じた生活も『案外悪くない』と感じていた者も多くいたようだ。

インバウンドの激減、株価暴落、減収による倒産が相次いで国内中に閉塞感が漂うようになると、日本人は常にマスクを身につけ、トイレットペーパーを買い集め、次第に『紙』を拠り所として信仰するようになっていった。。

こんなことを書いて不謹慎だと叱られそうだが、私だって今の状況を楽観視しているわけではない。ただ、ニュースやワイドショーと生身で感じる周囲の状況との温度差が非常に大きく、情報を遮断して暮らせば外には桜が咲き始め、公園には子どもが溢れ、街や電車に人が減ったことでかえって過ごしやすいとさえ思う現状に戸惑いを覚えている。。

それはさておき。
今は、目の前で起きていることを受け止めて、見方を変えていくことが大事な魚座太陽の時期。ものごとの捉え方を変えてみると、世界は大きく変わって見える。

先日、フリーでインストラクターの仕事をしている友人が「この騒ぎでまったく仕事がなくなった。再開の目処は立たないけど、自分の仕事のリスクについて学ぶ機会になったから生計の立て方を変えることにした」と話していたが、こんな風に自分の現状を一度しっかりと引き受けて、そこから新たな動きを作っていくことで先は開けていく。
ただ状況的に今すぐは動けないかもしれないので、太陽が牡羊座入りする春分からの『やりたいこと』『やらなければいけないこと』を書き出して、暫定予定を立てることだけでもぜひやってみてほしい。

春分からは、いまの状況を『ピンチでなくチャンス』だと頭を切り替えた者。『紙』を独り占めしたり、高価転売したりせずに、こんな時でも必要なものを皆で分かち合った者に紙様の御加護があるだろう。。



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