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死後の世界

 今日は、大胆な問いに、単純な論理で答えようと思う。

「くぼせんせ、死後の世界って、信じてますか?」

 私の中では、死後の世界はあると確信している。

 その理由は、宇宙の法則だからだ。
 宇宙の法則は「バランス」である。

 そして地球は宇宙の一部であるから、当然宇宙の法則は地球にも、さらにそこに住む我々人類にも適用される。

だから昔「地球ゴマ」という玩具が夜店で売られていた。

 この「バランス」、要は「対」になる両極があるということでもある。

 我々の周りを見渡すと、必ず角度や程度や方向は多々あれども、対抗するもの、反対のものや概念がある。

 東西南北、右左、前後、上下、天地、自民と共産、資本主義と共産主義、右翼と左翼、夜と朝、男と女、山と海、夢と現実、金持ちと貧乏人、善と悪、水と氷、晴れと雨、神と悪魔、希望と絶望、戦争と平和、大人と子供、阿吽もそうだし、ありがとうとあたりまえもそう……

 うっかりすると見落としがちだが、実はこれが、宇宙の根本的な法則なのだ。
 そしてもっと深い話をすると、人間の使命はたぶん、その両極の中で、ありのままのステレオタイプを避け、調整したり、追求したり、調和を導き出したりすることだと考えている。

 なにしろ過去と未来の中間に生きているわけだから……。

 話を戻す。

 必ず、あらゆるものに相対するものが存在する。

 この公式にあてはめると「この世」に対抗する「あの世」は、ある方が自然だ。

 ただし、それがどのようなものかまでは、まだ私も読み解いていない。

 今日も一日、亡き父の写真のそばで、一生懸命そんなことを考えていた。

 たしかに私は変わっているかもしれない。客観的にみれば、自分が変わっていたり、あやしまれたりするのだということが、最近ようやく、自覚できるようになってきた。
 もちろんそれは、山口に来てからだか、兵庫と山口も「対」だし、主観も客観も、「対」にちがいない。

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