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つぶやき 夢の中でも

 私は、ものごころついた2歳の頃からずっと、およそ60年間、欠かさず、季節の変わり目にスランプがくるのです。

 それで、なんや、しんどくて眠たくて……午前中に昼寝をしました。

 夢の中で、車を運転しています。ところが、めちゃくちゃ眠たい。

 ハンドルを握っているのですが、指に力がはいりません。

 ゆるい下り坂のコーナーが連続します。
 気持ちは、思いっきりハンドルを切っているのに、ステアリングホイールが、向きを変えているようには見えません。

「あかん! これじゃカーブを曲がりきれん!」

 ブレーキを踏もうにも、眠たすぎて、足に力が入らず、どうしても足の裏が、アクセルから浮きあがりません。

「あ〜もうあかん……事故る……ガードレール、つきやぶる…死ぬのはええけど、痛いのいやや…新聞に出るのもいやや……」

 あまりに眠いと、爆睡した夢の中でも、こんなに必死に睡魔と戦わなあかんのやということを学びました。

 これからは、とことん眠たくなる前に、眠ることにします。

 ちなみに、アイルトン・セナ が生きてたら、私と同い年です。 合掌。

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