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レッドライン

 久しぶりに出席した、中高の同窓会での爆笑話。

「 濱田おまえ、そんなけ肥えとったら、トイレで、ケツ(尻)自分で拭かれへんやろ?」

「それがな、わしの中では、ハッキリとしたバロメーターがあってな」

「どんなバロメーターや?」

「体重120キロが、その境目なんや…つまりな、体重が120キロを超えたら、その瞬間からケツに手ぇが届けへんようになるんや」

「ホンマかいや?」

「ホンマやがな……そやからワシ、今はなんとか自分でケツ拭けるで、マジで」

「おまえ、今の体重、いったい何キロやねん?」

「118キロや」

「あと、2キロやんけ?」

「そうやで、そやから言うてるやんけ、とにかくこの120キロゆうのんは、ものすごシビアで正確な数字なんやて……」

 やっぱり、私の同級生は、変わっている。

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