見出し画像

つぶやき らも

 1980年のある日、
 私と同郷(兵庫県尼崎市】だった、中島らもは、会社で、

 上司が経理の女子社員に"にぎりっ屁"を嗅がせ、泣かせたのを見て、

「この会社は長くない」と感じ、

 取引先の社員と一緒に、コピーライター養成講座に通い始めた。

 その講座を半年間受講し、「一等賞」を8回も受賞して、彼は賞状と「ミッキーマウスの時計」をもらい、講座を無事修了した。

 その後の彼の活躍を見ると、

 "にぎりっ屁"で見切ったことは、実に的確な判断であったことに、疑いの余地はない。

 人生の分岐点において、
 恐るべし、にぎりっ屁。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?