悪液質と運動



 悪液質はがん、COPD、慢性心不全、膠原病など、慢性的な炎症によって低栄養が生じ、筋肉の減少を認めることです。飢餓とは異なり適切なエネルギー必要量を投与するだけでは、栄養改善は難しいことが多く、栄養・薬剤・運動と多方面からの介入が必要となります。
 運動には抗炎症作用があるため、飢餓を合併していなければ積極的なリハビリを行います。早期に診断し、言語聴覚療法や理学療法も含めた多職種で介入することで、身体機能QOLがより改善する可能性があります。


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