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久しぶりに恋愛の曲に触れて

BTSの記事を3ヶ月も書いていなかったことにびっくりしました。決して追ってなかったわけではないのですが、上手く文章にできなくて下書きだけが溜まっていっています。その間にもどんどん新しい情報は出てきていますが、私のnoteは基本的にタイムリーな情報は書いていないので、今回も今書きたいと思ったことを書きます。

今年の4月30日に公開されたeAeonさんの楽曲Don’t(feat.RM)です。この曲を最初に聞いたときは流れるような穏やかな曲だなーとしか思わず、特に気に留めていなかったのですが、7月13日にRM氏がvliveでフィーチャリングのビハインドを話していたことをきっかけにもう一度聞いてみて、すごくいい曲だなと感じました。

日本語訳やMVからざっくりいうと「失恋」の曲です。「すごく好きでずっと一緒にいたいのに、君が離れていってしまう。そんなのは耐えられない」という感じでしょうか。歌っている人が男性だからか男性目線のように感じられますが、男性女性どちらともとれます。

めちゃくちゃ余談ですが、私、最近というかここ何年も現実世界での「恋愛」から離れてしまっているので、こういった「恋愛」の曲に興味を持てず、最近まで(アイドルファンであるにも関わらず)あまり聞いていませんでした。数ヶ月前からNU’ESTというグループにハマり、そのグループの曲のテーマがほとんど恋愛の曲だったので、改めて恋愛をテーマにした曲にも興味を持ち始めています。コロナ禍で実際の出会いはないですが(悲しい😢)、恋愛をしていなくてもその気持ちが伝わってくるような素敵な楽曲を聞くと、不思議とすごく癒されました。

話が逸れましたが、この楽曲のRMフィーチャリング部分の歌詞の和訳をしてみました。

波は元々どんな色でしょうか
壊れるときは真っ白じゃないですか
これまでの漂流は大丈夫でしたか
ここに小石として残ってはくれませんか
月明かりをつけてください
小さい僕の煙突から出ていかないでください
あなただけが知っているその名前を持っていかないでください
魔法は必要ありません
野花は嫌いです
今更だと言わないでください
ただここに

私が勝手に訳しただけなので、間違っている部分や解釈が違う部分もあるかと思います。訳していらっしゃる方が沢山いるので、その方たちの訳も参考にしていただければと思います。

この歌詞を見て、すごくRMらしい歌詞だなと思いました。常に私はRMの書く歌詞は一度聞いただけでは理解できないことが多いと感じています。歌詞が韓国語だからではなく、私が韓国人で韓国語が理解できる人間だったとしても、一度では理解できないと思います。それくらい歌詞に複雑で深い意味が込められていることが多いです。

RMパートを簡単に流れで考えると、

「波は〜小石として残ってくれませんか」

が波という世界観を持ち出しつつ相手にお願いしたいことで、

「月明かりを〜今更だと言わないでください」

が様々な表現を使って自分の切実さを訴えていて、

そして最後に、

「ただここに」

で次のeAeonさんの
「ここから出ていかないでください」
の歌詞に繋げているのかなと感じました。


少し細かく見ていくと、

小石として残ってくれませんか

という部分は去っていこうとしている相手に対して無理だとわかっていてもほんの一縷の望みをかけてお願いしているということが伝わってくるし、

野花は嫌いです

という部分は相手にとって自分は特別な存在ではなく付き合う前のようなその他大勢(=野花)になってしまうのが嫌なのだと訴えているように思います。

あと、vliveでRMが話していたのですが、昔から波が何色なのか気になっていて、それを元に今回の歌詞を作ったそうです。私、今まで生きてきて波の色が何色かなんて気になったことありませんでした(笑)そういう言われてみればたしかになぜなんだろう、と考えさせられることがRMの話を聞いていると多い気がします。彼の独特の感性から私も沢山気づかされることがあり、楽しいです。

曲のあの短い部分に色々なものを詰め込んでいるRMはさすがだなと思います。今回、私はBTSのファンなのでRMパートを中心に感じたことを書きましたが、eAeonさんの声も歌詞もすごく素敵なので、曲全体を通してもっと聞いてみてほしいです。

ここまで、恋愛、恋愛と書いてきましたが、「大切な人との別れ」なので、恋愛に限らない解釈ができるかもしれないです。BTSの曲も恋愛をテーマにした曲でも、BTSとファンとの関係を歌っているようにもとれたりしますよね。そういった色々な解釈ができるというのが曲の魅力ですね。


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