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私が堕ちるまで 〜小学生時代〈前編〉〜

先日は多くの方々にご支援いただきましてありがとうございました。

いつもコメントやいいねくださる方、

同じように借金のある方、

また初の方からもご購入いただき、

とても心温まるものがありました。

本当にありがとうございます😭

さて

相当に追い詰められている状況ではありますが、

そういう時だからこそ、人生を振り返ることがあります。


どこでどうボタンを掛け違えてしまったのか。


はたまた初めからそういう運命であったのか。

悪いのは自分か、環境か、運命か。

不毛な思考は尽きることがありません。


そんな中、
今回は小学生時代のことをほんの少しだけ振り返ってみたいと思います。


物心ついたとき、という言葉があると思いますが、それはまあ小学生くらいのことを指しているのではないでしょうか。

そう

物心ついたときから



貧乏でした




父親の口癖は、

「金がねぇー」

小学校低学年の頃、

親父が仕事が休みで家にいるときはいつもそう言っていました。

「あーかねがねぇー」


私「お母さん、うちって貧乏なの?」

母親「、、、なんでそんなこと聞くの?」

私「だってお父さんがいつも金がねー金がねーって言ってるから」

母親「うちは、、、普通だよ、普通」

私「そうなんだーうちは普通なんだー?」


たぶん6歳か7歳くらいだったと思いますが、
いまだになぜか強烈に覚えているワンシーンです。

子供ながらに安堵した反面、
おそらくどこかに強い違和感を感じたからこそ、
この歳になっても記憶に残っているのだと思います。


あの時の母親の独特の間はとても不自然でしたし、どう答えようかと一瞬迷ったことは今となればとても気持ちが分かる気がします。


子供というのは、与えられた物が全てであり、
大抵は何事も「そういうもん」だと思って過ごしていきますが、

ある日どこかで、

「あれは標準的なことではなかったんだな」

と気づく時がきます。

私は3人兄弟なのですが、

勉強机は全てもらいものでした。

兄と私は訳のわからない木でできたボロボロの机、
(100%もらいもの)

弟が小学生になり弟用に導入された机にいたっては、学校の先生が使うような鉄でできたボロボロの銀色の机でした。
(どこで拾ってきたんや、、、)

兄貴と一緒にバカにしたのが懐かしいですが、
親がそれをどう思って見ていたのか今なら想像がつく気もします。

兄貴が高学年になり、机を新しくするということで導入された新しい机は、

あまり使用感のない、
綺麗ではあるがこれまた中古で、
椅子にはキティちゃんの絵が書いてある思春期初期の男児には少々キツいデザインでした。
(おそらく友人からのもらいもの)

(その机は私が高校生になっても使うことになる)


もちろん部屋は相部屋で、狭い空間に3人が押し込められていましたが、当時は狭いとは思っていませんでした。

それ以上広い部屋で暮らしたことがないので、

「そういうもん」だと思って生きていました。


親父が夕方仕事から帰ってくるといつも

「3万負けたぁ」

と悔しそうにスロットの結果報告をしてくるのがお決まりでした。

そして誰も聞いてないスロットの○○チャンスの解説とか、あそこでやめてりゃ良かったぁとかそんな話を永遠にしていました。


聞くに耐えない英才教育です。

こんな感じだけならまだ良いのですが、
機嫌が悪く、キレ散らかしていることが通常でした。


今思えば負けた日は特にだったのではないかなと思います。


未就学児だった時の記憶ですが、親父がちゃぶ台返しをした後に、皿を窓からすごい勢いでブチ切れながら投げていた記憶もかなり鮮明にあります。

リアルにまだ言葉をあまり喋れなかった頃です。

それがなんなのか理解できないのでぼーっと見ていたような気がしますが、映像として記憶にあるということは何か危機を感じていたのかもしれません。


またこれは後に知ることになるのですが、

親父はこの時すでにサラ金からの借金まみれで、

母親は借金を返すためにまた借金をしたり、
無人契約機みたいなところに人に見られないように行ったりと日々金策が当たり前のような状況だったようです。

いつから借金をしていたのかというと、

結婚する前から、だそうで、

そのことから考えると、
私は生まれた時からマイナス家計の中で育った生粋の貧乏人であり、
借金エリート、債務者サラブレッドということになります。

事業とか住宅ローンとかそういう借金ではありません。
(母方の祖母の家なのでそもそもローンとかない)

ここは詳しくは聞いていないのですが、
おそらく原因のほとんどはパチスロです。

「お金がないのに車が好きで車を買ったりしてたから、、、」
と言っていた気がしますが、絶対にそれだけではないはずです。


〜中編に続きます〜

※ここまで読んでいただきましてありがとうございます。よろしければ引用ツイート等でも感想などお聞かせください。

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