映画『#ピアニストを待ちながら 』#チェルフィッチュ 主宰さん#岡田利規さん よりコメントが到着しましたので、全文公開いたします。
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図書館という空間が演劇によって異化されるのを、この映画を見る者は目の当たりする。そこで演劇のリハーサルが繰り広げられること。しかも真夜中に。それによってそこに結界が生じる。そこがまぎれもなく異界になる。劇場でない空間が演劇によってまざまざと異化されるさまが、そのような演劇の上演そのものに立ち会う以上にそれを捉えた映画、つまり、この「ピアニストを待ちながら」という映画を見ることによって、よりまざまざと味わうことができるように思われるのは、しかし、なぜなのだろう?
岡田利規(チェルフィッチュ主宰 / 演劇作家 / 小説家)
※補足①・・・舞台となる図書館について
本作は早稲田大学に建てたれた「#村上春樹ライブラリー 」で全編撮影されています。
そもそも監督である#七里圭 さんは、「村上春樹ライブラリー」の記念映像を監督されていました。
その内容は人間の影を多用したものになっており、そのことについて七里監督は、村上春樹さんのアンデルセン文学賞の受賞スピーチからインスピレーションを得たと言っています。
補足②・・"図書館という空間が演劇によって異化される"とは
映画『ピアニストを待ちながら』は真夜中の図書館に集まった人々が演劇公演『ピアニストを待ちながら』を行おうとするが、ピアニスト役が決まらない、、、という物語です。