根源的恐怖

入院のことを2日目(手術日)から書いてなくてすみません。すっかり退院して元気元気。もうすぐ本格的な運動もできると思うけど、フォームローラーに乗って背中を反らせる運動だけは「縫い目が裂けそう」で怖い。半年は出来ないだろうな。

ところで最近は婚活に精を出している。「誰かと結婚しないとまずい」「子どもが欲しい」という焦りが本格的に出てきたから。8年(関係性的には10年近く)付き合った相手に酷い裏切られ方をした結果「誰と結婚するか」は自分の中で割とどうでもよくなってしまったけど、とにかく人間としてマトモで、穏やかで、もし可能であれば脳を共有できる相手が見つかることを願っている。

婚活市場にいる女性がどんな人々なのか知る由もないけれど、自分は社会人になってから彼氏が途切れたことはないし、相手がいてもずっとモテていた(ひぇ〜)。だからっていい気にならず、自分をよいと思ってくれる人がいたら御の字だと考えていた。相談所からも「最初2週間くらいはお見合いの申し込みが来るけど、それ以降はほとんど来ないので、とにかく積極的にいくこと」と釘を刺されていた。とにかく婚活市場では年齢が重要らしい。アラフォーの私に需要はあんまりねぇってこったな。

しかし。蓋を開けてみると、どんだけ来んねんってぐらいお見合いの申し込みが来る。来すぎて通知が来るたびにスマホを放り投げる。常に返事待ちが20人とか溜まっている。でもこっちは仕事が忙しすぎてそんなに人と会えない。休日にMAX5タテとかした。5件全部お断りした。しんどい…。今のところ、30戦27勝ぐらいしている。しょうもない女やな私、と思う。相手に合わせて、それっぽくペラペラと喋れるのだ。

現状4人と仮交際しているのだが、そのうちの1人とこないだご飯に行ってきた。同世代、超高学歴で、めっちゃいい人。スタイルもいいし服もおしゃれ。高給取りだし顔も悪くない。面白みはあんまりないけど…。
その人と話していて、ふとした時にうっすらと恐怖を覚えた。理由はわからないけど、なんかこう常に怖い感じがするというか、あんまり一緒にいたくないかも…と感じてしまったのだ。その日は「1駅歩く」と嘘をついて早々に解散した。

そこからず〜〜っと考えていたのだが、翌日の昼くらいに急にハッと理由が思い当たった。昔、既婚者に半ばストーカーまがいのことをされたことがあるのだが、その人に顔が似ていたのだ。。。
ここへきてかよ、と思う。もう10年以上前のことだ。でも夜中の3時くらいに仕事を終えて帰宅したら家の前で待ち伏せされていたこと、終電まで私の最寄駅にいると連絡が来て怖すぎて1駅歩いて帰ったこと、奥さんと離婚するから付き合ってと言われたこと、そういういろんな怖い思い出が一気に蘇ってしまった。もう存在自体もすっかり忘れていたけど、こんなに時間が経ったのにまだ私の人生に干渉してくるんだ?と怒りが湧いてしまう。
それだけじゃない。別の同僚に「八方美人だ」「すぐ男にコロっといく女だ」と言われたこと、さらに別の先輩に嘘つかれてエレベーターで襲われたこと、もっと別の上司にカラオケの部屋に押し込まれて襲われたこと、あと他社の人から歓送迎会で変なもん飲まされて連れ出され、不審に思った同僚が警察に、、、。あれ?私ってこんなにいろいろと怖い思いしてたんだっけ。とにかく色々な今まで出会ってきた恐怖を一気に思い出してしまった。

あーあ、これじゃ幸せになんてなれないかも。ふだん無意識下に押し込めて生きているこのたくさんの恐怖の亡霊たちは、きっと普段の行動にも影響を及ぼしているし、こうやって大事な時に邪魔してくるんだな。

年内には結婚したいと思っている。子どもも欲しいと思っている。
私をいいようにしてきた奴らの亡霊たちを絶対に黙らせてみせる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?