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モノ語り 4

『終わりなき旅』

拷問です。。

雨の日も晴れの日も
雨のち晴れの日も
こうやって吊るされて。。

もうカラスも怖がってません

365日
こうしてたらカラスも慣れます

今となっては逆に
ここに食料がありますという
しるしになっているぐらいです。。

ワタシ
こんな事をする為に
産まれてきたんじゃないんです。。

皆さんに

優しい歌をお届けして

日々の生活に

彩りを

GIFTする為に

産まれてきたんです。。

それが毎日毎日吊るされて。。


ずっと助けを求め続けてきました

口笛を吹きながら
田んぼの畦道という名の
CROSS ROADをニシエヒガシエと
優雅にトラクターを
運転しているおじいちゃんにも
何度も助けてのSignを送りました

誰もワタシのHEROには
なってくれませんでした。。

ワタシは
こういう運命だったのかもしれませんね。。


夜は好きなんです

誰もいない静かな田んぼで

夜空を見上げていると

自分も星になれたらと思います

ワタシは自分の力で
あんなにキレイに
輝けませんから。。


でもこの間

小さな子供がワタシを指さして

HANABIみたい

と言ってくれました


なんだか嬉しかったな。。

あの子にまた会えるかな。。


まもなく夜が明けます。。

ワタシの終わりなき旅は

今日もまるでREPLAYを見てるかのように
変わらず続きます。。

1999年、夏、沖縄



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