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職員室で学級通信を読み合う良さ3

とある町で小学校教諭をしています。わいぬです。
主にX(旧Twitter)で日々の学びや気づきについて発信をしています。

今回は職員室で学級通信を読みあう大切さを書いていきます。
学級通信を職員室内で読み合うことで次の3つのことが生まれます。
「互いを知る」「新しい気づき、学び」「学び合う文化を作る」です。

はじめに

 みなさんの勤務する学校の職員室では学級通信を読み合っていますか。
 私の勤務校では学級通信を発行すると、管理職と学年、そして何名かの先生方の机に通信を置いています。
 学級通信を職員室で読み合うことでどんな良さがあるのでしょうか。
 それは、「互いを知る」「新しい気づき、学び」「学び合う文化を醸成する」の3つです。

互いを知ることに繋がる

小学校現場は学級担任がほとんどの授業を受け持ちます。
教科担任制も広がってきていますが、他の学級についてはわからないことが多いです。

私も若手の頃には他の学級の様子がわからずにいました。

なぜあのクラスは話し合いができているのか。
なぜあの先生のクラスは男女仲がいいのか。

担任が関わる時間がまだまだ長いため、学級経営なども見えづらい部分があります。

学級通信を職員室で読み合うことで自分のこともわかってもらえます。

  • あぁわいぬ先生はふりかえりに力を入れているんだな。
    理科の授業のことを書いているので質問してみようかな。

  • 物を大事にすることについてこういった指導をするのか。

反対に隣の学級の様子を知ることができます。

  • 体育の取り組みが書かれていたから今度体育の授業について聞いてみよう。

  • あの単元のテストもうやっているのか。

学習進度や指導方法だけではなく、互いの教育観についても話す機会にもなります。
放課後職員室でも話題にすることができます。

そしてお互いの教育観を知ることで学年としても仕事がやりやすくなっていきます。

新しい気づき、学びが生まれる

 上記の「互いを知ること」にもつながりますが、新しい気づきや学びが生まれます。

通信の書き方

 学級通信について発信をしており、20名以上の学級通信を拝見してきましたが、書き方は本当に十人十色です。
 手書きなのかパソコンなのか。
 イラスト中心なのか写真が中心なのか。
 フォーマットや用紙の使い方などなど。
 たくさんの通信に目を向けることで発見があります。

記事の選び方、取り扱い方

 学級通信の記事は担任が選んで書いています。
 1枚の通信で1つの記事なのか、3つほどの記事を載せるのかも違います。
 しかし、記事を選ぶのは担任自身なのです。
 担任が何に目を向けているのか。どんなことを価値づけているのかが見えてきます。

ニュースや知識を学べる

 学級通信の中にビジネス書の内容や心理学の内容を書かれる方もいます。
 その他にも読んでいて勉強になる内容があります。
 他の先生方の通信から知識を得ることができます。

 新しい気づきや学びを他の方の学級通信から学ぶことができます。

職員室内で学び合う文化を醸成する

 学級通信を職員室で読み合うことで質問が生まれます。
 もしも通信を読み合っていて質問していない人がいたらぜひ質問をしてみましょう。

 質問をすることでその先生の教育観や狙い、願いがわかります。
 さらに質問をして深めていくことで自分の学びにつながります。
 反対に質問に答えた先生も言語化することで自分の実践について理解が深まります。

まずは声をかけてみよう

 まずは学年からです。
 学年会の時に「他の方の通信を読みたいので1部ください。」と言ってみましょう。

 職員室に学級通信をまとめてあるファイルやボックスがある場合はそこを見てみましょう。
 気になる通信があったらその担任の先生に「先生の通信を読んでみたいです。」と声をかけてみるのもいいです。

最後に

 学級通信を職員室で読み合うことで自分自身の通信の内容もレベルアップします。
 まずは自分から声をかけてみてください。 

学級通信についてマガジンにまとめています。

以下のフォームから質問・感想を受け付けております。
学級通信に関する質問なんでも構いません。
このマガジンが私にとっても皆さんにとっても学びのあるマガジンにしていきたいと思っています。よろしくお願いします。



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