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ステートメント(2019年個展)

「NOT BODY YET」とはまだ身体ではないという意味だ。例えば仕事などの社会生活を送る中で僕はああしたい、こうしたいと思うのに身体はちっともいうことを聞いてくれないことがある。そんな時自分の身体になりきれていない何かが体の奥にあるような感覚を覚えるのだ。何処か機能不全的な身体は社会にとって役立たずの肉塊となんら変わらないのかもしれない。ただ僕はまだ身体ではない存在、単なる肉塊のような存在を許していきたい。この許しは悲観でも諦めでもなくもっと肯定的なものだ。だからこそ僕は「NOT BODY YET」という作品を描きたいのだと思う。

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