令和五年の夏至のころの余白ノートから
夏至のころ
『裏窓から』 を書きながら
ノートの余白に 拾い出したあれこれ
ここに貼り付けておこう
クチナシや挿し木で生きる母の声
雨垂れを数えて恨む時の年輪 #かぞえる
夕立や濡れればいいさ 君だって
▼夏至すぎて二三日目に初なすび
▼父の日や普通に一杯酒を飲む
▼父の日や部屋で形見の絵を睨む
▼父の日に鬼の顔して我を見る
父の日に 三句いじって 黙り込む
どうでもいいんだ
父の日なんてのは
▼ あじさいの紫が嫌い口癖で
▼ お迎えに手を振る前にキザになる
▼ 雨音に耳傾けながら氷割る
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そうこうしている間に七月やろうなあ
スッキリとリセットボタンを押したまえ #覚悟をして
逃げ道が閉ざされた夢で目がさめる
夏椿立ち上がりなさいあかんたれ
夏至の朝祭り始まるようなときめき #ざわめく
小さいころは おおきに・・さいなら・・
などという言葉は もっと頻繁に使ったなあ
いまは、サンキュー、バイバイ・・・や