令和五年の夏至のころの余白ノートから

夏至のころ
『裏窓から』 を書きながら
ノートの余白に 拾い出したあれこれ

ここに貼り付けておこう


クチナシや挿し木で生きる母の声
雨垂れを数えて恨む時の年輪 #かぞえる

夏至

夕立や濡れればいいさ 君だって

@2004

▼夏至すぎて二三日目に初なすび

@2015

▼父の日や普通に一杯酒を飲む
▼父の日や部屋で形見の絵を睨む
▼父の日に鬼の顔して我を見る

父の日に 三句いじって 黙り込む
どうでもいいんだ
父の日なんてのは

@2011 (日記)

▼ あじさいの紫が嫌い口癖で
▼ お迎えに手を振る前にキザになる
▼ 雨音に耳傾けながら氷割る

そうこうしている間に七月やろうなあ

@2010

スッキリとリセットボタンを押したまえ  #覚悟をして

逃げ道が閉ざされた夢で目がさめる
夏椿立ち上がりなさいあかんたれ
夏至の朝祭り始まるようなときめき   #ざわめく

夏至あけて

小さいころは おおきに・・さいなら・・
などという言葉は もっと頻繁に使ったなあ

いまは、サンキュー、バイバイ・・・や

夏至のころ