【確定】恵比寿にいるやつは全員「浅い」-240701の日記#83

▶︎恵比寿のレコードバー

恵比寿にあるレコードバーなる場所に行った。

そのバーはお客さんが音楽をリクエストできるというコンセプトで、Gallantの「Ology」というLPレコードを良い音響で聴きたいという思いがあり行ってみた。

で、結果として満足できたのか?


全然満足できませんでした。うんちでした。
この日記で愚痴らせてほしい。


バーに入るとお客さんはほとんど満席だったが、
まだ誰も曲のリクエストをしておらず、
店側で設定しているプレイリストが流れている状態だった。

まずカウンターに座っていた若い男が「Plastic Love」の7inchレコードをリクエストしていたのだが、
なぜかその男がDJミキサーをゴリゴリにいじって、「Plastic Love」にめちゃくちゃエフェクトをかけていて半ばそいつのライブみたいになっていた。

明らかに経験のない変なDJだったので、
「やめてくれ〜〜〜〜〜お前のライブしないで〜〜〜〜〜〜生(き)のPlastic love聴かせて〜〜〜〜〜〜〜」と思いながら聴いていた。

最悪だったのが、そいつが変にいじった(+店員がタンテの仕様を全然理解していない)せいで、ずっとそこから45回転のままレコードが再生されていた。

レコードプレイヤー持っていない人向けに説明すると、レコードプレイヤーには2種類の回転数がある。33回転と45回転。
レコードには7inchレコードと12inchレコード(CDでいうところのシングルサイズとアルバムサイズ)があって、7inchを再生するときは45回転、12inchを再生するときは33回転で再生しないといけないという原則がある。12inchレコードは基本33回転用に録音されているため、45回転で再生すると早送りみたいになってしまう。

で、今回問題だったのが、最初に再生されたレコード(Plastic love)は7inchでその後にリクエストされたレコード(俺がリクエストしたもの含めて)は12inchだったこと。

おそらく最初のやつがいじったせいで45回転に固定されたようで、その後のリクエスト曲がずっと45回転で再生されていて全部早送りみたいになっていた。

レコードバーでそこ理解してないとか意味わからないくない!?

聴きたかったGallantの「Ology」が早送りのスピード再生されているのも最悪なのに、ちょうどそのタイミングで真横に謎のベンチャー企業の社長みたいなやつが座ってきて、バーテンのお姉さんを口説いていた。

最初にPlastic Loveをリクエストした戦犯野郎もなぜかその会話に加わり、そいつがトラックメイカー志望であることが判明。ベンチャーの社長とそいつが意気投合して、「なんか音楽で面白いことやろうよ!!」という絶対実現しない口約束が交わされている。お前らの関係性から生まれるクリエイティブなんぞねえわ。

そして、その会話の隣で俺は割高なお会計を済ませた。

「音楽でおもしろことやりましょう」みたいな会話をする前に、まず今流れているBGMを適正なテンポで再生してくれ!!!このテンポな訳ないってわかるだろうが!!!!

目の前の曲のテンポがおかしいことにも気づかずに、カルチャー盛り上げていこうみたいな会話をされても……という感じで、
「こいつら、絵に描いたような『恵比寿にいるしょうもない奴ら』だな」という印象しかなかった。

その体験が嫌すぎて、帰りにカラムーチョを買って食べた。

※ちなみに、ちゃんとしたテンポで聴きたかったGallantの「Ology」、めちゃくちゃ名作なのでオススメです。

▶︎本日は以上とします。

▶︎おわり

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