【ポケポケ】高耐久タッグ!フィジカルで轢き倒す『メタルナッシー』紹介
はじめに
こんにちは。メルメタルデッキ研究員の葉加鶺鴒です。
スマホ向けポケモンカードゲーム『Pokémon Trading Card Game Pocket』のリリースから早くも1か月。勝利数も265まで増え、順調に沼へ沈んでおります。
最近の対戦ではかなり研究が進み、環境級ではリザードンなどの炎タイプが躍進を遂げた他、カジュアル戦ではウツボットやニョロボンといった中堅の特性持ちやカイリュー以外の多色構築なんかも開拓されてきた印象がありますね。
今回は、そんな多色構築の一案として、ナッシーexを採用したメルメタルデッキの紹介をさせていただければと思います。
環境デッキ相手に連勝!とまではいかないものの意外と悪くない噛み合いがあり、使っててかなり楽しい構築となったので、ぜひご覧ください。
デッキレシピ・コンセプト
メルメタルを運用する上での大きな課題として、壁役の選定・序盤火力の確保というものがあります。
彼は要求エネルギーが4個と重いため、序盤の時間稼ぎを行ってくれるポケモンを必要とする場合が多いです。また、殴り始めが遅く最大打点も120と対大型では物足りない場面も多く、サブアタッカーも欲しいところ。
そこで、その2役を全うできるポケモンとして白羽の矢が立ったのがナッシーexというわけですね。
ナッシーexは1進化を要するもののHP160という超高耐久で壁役として機能しつつ、1エネルギーで40打点・上振れれば80打点をばら撒くことができるコスパの良いサブアタッカーとして使うこともできます。
また、メルタンは被弾機会が多くなり「ためる」を使いづらくなる先攻に弱いのが懸念点でしたが、先2から積極的に殴っていける”先攻で強いポケモン”として使い分けができるのも強みとなっています。
そして、両者共に一撃の火力はやや控えめなので火力補助としてゲッコウガも採用しています。
特性によってエネルギー不要で攻撃の手数を増やせる強サポーターです。特に、環境に多いHP140ラインに対して
・メルメタル(120)+ゲッコウガ(20)=140
・ナッシー表(80)+ナッシー裏(40)+ゲッコウガ(20)=140
という風に、単体で届かない相手を早く倒せるようになるのが良いですね。
また、進化前のケロマツ・ゲコガシラは小ダメージではありますが無色1エネルギーで攻撃できるので、色事故を起こした際の保険として使うことも。
デッキの動かし方
初動はエネルギーの湧きを見てポケモンを選びます。
順当に草ならタマタマ・鋼ならメルタンで問題ないですが、鋼かつ先攻だとメルタンの「ためる」使用から進化まで被弾リスクが2回あったり、タマタマがHP50と貧弱ゆえバトル場に晒したくないという場面もあるので、そういった場合はケロマツを先に出してお茶を濁す形になります。
その後は進化・攻撃の準備が整った方から投げていき、ワザを使っていきます。大抵はエネ要求の少ないナッシーから出すことが多いです。
準備が整わない内は、無色で殴れるケロマツやゲコガシラに頼りましょう。ただし、倒されると後続の火力が落ちてしまうのでHPに気を付けながら良きタイミングで交代してください。
採用カードについて
主要ポケモンの枚数
今回、デッキ枠の都合上ゲコガシラ・ゲッコウガを各1枚ずつ削っています。ケロマツラインは必ずしも必須ではないのでこのような形としていますが、早期から育成を開始したいということで進化元のたねポケモンはフル投入としています。
非exナッシー
タマタマのHP50という数値はやはり不安なので、少しでも進化できる確率を上げるために通常ナッシーを1枚入れています。exよりやや火力は落ちますが、それでも外れないガルーラ程度の火力はあるので充分、耐久もかなり高いです。
倒された時のポイントが1なので、通常ナッシー → メルメタル → ナッシーexという順番で出すことができれば実質4ポイント分の処理を強要できて強力です。総HP420+ハードコートは要塞だぜ。
スピーダー
先攻2ターン目で控えからナッシーを射出したり、「ためる」使用後のメルタンをエネルギー消費なしで控えに戻したりと序盤のエネルギーを賄ってくれる重要カードです。
序盤で使わなかった場合も、重ね掛けでナッシーやメルメタルの緊急回避に使うこともできて腐る場面が少ないのが良いところ。
エリカ
アタッカー陣の耐久が高いため、回復カードを多めに採用して長所を伸ばしています。特にエリカはナッシー採用ならではの強みで、かなりの回復量になるため状況によっては絶望を与えられます。
弱点
エネルギー事故が怖い
ポケポケの仕様上、多色構築すべてが抱える問題です。
ナッシーは1エネルギーで済むとはいえ全く草エネルギーが生まれない場合もあるし、メルメタルも「ためる」があるとはいえ色拘束は厳しめなので噛み合わないと何もできずに負けてしまう場合も。
耐久を活かして持久戦に持ち込んだりゲコガシラでカバーしたり、というのはありますが辛いものは辛い。
大型ex対面が厳しい
ミュウツーexやリザードンexといったこちらをワンパンしてくる相手にはかなり苦しい戦いを強いられます。上手く回れば成立はこちらの方が早いのでダメージレースで勝てる場合もありますが、先述した通り多色ゆえの安定感の低下が響いているところですね。
どれだけ早くナッシーを成立させられるかが勝負の鍵となるので、意識しつつお祈りしましょう。
終わりに
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
ナッシーexは進化をうまく通せればガルーラの使用感でメインアタッカー級のパワーを振るうことができ、2軸を使い分けて戦えるのでかなり新鮮でした。
合成元がどちらも環境的に向かい風なのでアレですが、一度盤面が整ってからの蹂躙具合はかなり爽快なのでぜひお試しを。
実践向けのメルコウガ構築はこちら▼
それではまた。