桜の木

すぐ近所にある桜🌸の木が切られた。
毎年、その桜🌸の木に癒されていた。
綺麗に今年も咲いたと・・。
まさか、もう桜🌸が見られなくなるなんて想像もしていなかった。ずっと毎年すぐ近くで花見ができて夜桜も見ることができると思っていた。
いつもは続かないとつくづく思った。
永遠というものはないのだ。
今、桜🌸の木は切られ、敷地内にあったアパートも解体されてしまった。
思い出の桜🌸木に、今までありがとうと伝えたい。

切られた桜の木と腹話術
桜の木:毎年、花見ていてくれたんだね。
わがし:はい。
桜の木:もう来年は、花咲かせられないけど。
わがし:悲しい。
桜の木:私も悲しい。
わがし:そうよね。
桜の木:でも、こうやって私のこと覚えていてくれるだけで嬉しい。
わがし:ずっとずっと毎年、春になると桜🌸を咲かせてくれると思った。
桜の木:あなたが、私を見てくれる前から、わたしは毎年大勢の人を楽しませていたのよ。
わがし:そうよね。木の幹がとても太かった。
桜の木:わたしを大事にしてくれていたおばあさんが・・・。
わがし:やっぱりそうだったのね。
桜の木:おばあさんと私運命を共にしていたの。
わがし:どのくらい?
桜の木:80年くらいかな?
わがし:80年!
桜の木:もうそろそろ運命終わるところだったかも・・。
わがし:そんなことないよ。
桜の木:あなたの心を、私の花🌸で癒せてよかった。
わがし:桜の木さん、ありがとう。




いただいたサポートはあいぼうさん(腹話術人形)たちの修理代などに使いたいと思います。