LIVE再開にあたって。
どうも。
我儘ラキア所属事務所、QOOLONG代表の小山と申します。極悪だぬきとも呼ばれたりしております。
今回記事を書いているのは我儘ラキアがKillboredomTOURの延期日程を公開、LIVE活動を再開する事をみなさまへご報告すると共に、事務所「QOOLONG」(クーロン)として、このライブ再開を通して一体何を行おうとしているのかを出来る限り事前にお伝えした上でみなさんと一緒にライブがある生活を取り戻せたら、と考えております。真面目で長くなってしまいますが、お読みいただけると幸いです。
まず今回の有観客ライブを再開を決断するにあたり、2つの問題を解決しなければなりませんでした。
・安全な状態でライブは実現可能なのか
・本当にこの状況下でライブを再開する意味があるのか
の2点です。
そもそも大前提として「ライブなど開催しなければ誰もリスクを負う事もない」は紛れもない事実でしょう。
なので、まず安全面に関しては、
ただライブをやりたいから再開する、ではなく。
誰かがいつか作ってくれる素晴らしい完璧なガイドラインを待つ、でもなく。
今既に存在している安全のためのガイドラインを参考に、それに加えてどうすればみんなが安心出来るかを出来る限り深く考えた上で、自分たちで『ガイドラインを作る』事にしました。
そして自分たちだけでなく、希望する方へはそのガイドラインを参考にでき、業界自体が少しでも安全と安心に向かえるよう、知り得る情報と方法を出来る限り公開し共有する事にしました。
とは言え私たちも完璧とはほど遠い団体なので、ガイドラインは毎回見直しを行い、他の方々の素晴らしいアイデアも参考にしながら前へ進もうと思っています。
そしてこの時期にライブ行う意味。
コロナの感染が進むこの期間、たくさんの事を我慢したり、疲れたり、諦めなければならない状況が訪れたであろう皆さんに、本来エンターテイメントを届ける団体としてなにかを望むことを必要以上諦めなくて良い、と心から思えるライブを『今だからこそ直接届けにいく』必要があると考えました。
ライブに来てくれるみなさんが悪者にならないように。
大好きなライブに行くことを隠さなければならない人たちを1人でも少なくするために。
時間をかけてでも安全を証明しながらみなさんと「諦めなくて良い」ライブを本気で作っていきます。
その実現のため、みなさんに知っておいて欲しい事、協力して欲しい事がたくさんあります。
ここからは告知画像では記載しきれていない説明を補足していきますので、ご確認下さいませ。
・会場キャパシティに関して
会場キャパシティ、つまり会場の収容人数に関する情報を公開しました。
ソーシャルディスタンスのスペース確保のため、会場には現在動員の制限がかけられており、販売出来るチケット枚数などが少なくなっております。
とはいえ実際行ったことの無い会場や、そもそもキャパシティ自体を把握しておられる方は少ないと思うので、本来の収容人数に対して一体何枚のチケットを販売するのかを公開し、無理な動員を行わないことをお伝えする情報です。
※一部会場のみ会場様の希望で非公開がありますが、問題の無い比率で設定出来ております。
・チケット価格について
チケットの価格は販売可能な枚数の関係で収支を試算し赤字が出ないラインで設定すると一枚¥7,600-(ドリンク代込み)にまで膨れ上がってしまったのですが、二部制の公演に変更し、チケット代を出来る限り抑える事にしました。
とはいえやはりいつもより高い値段設定になってしまい申し訳ありません。
それでも可能な限り抑えたのはそもそも規制も多いというのに値段が2倍3倍にもなるのはどうして運営として納得出来なかった点が大きいです。
ただどんな規制があるにせよ、それ以上の価値は意地でもメンバーたちがライブでお届けしますので、ご安心下さいませ。
・チケットの販売スケジュールについて
本来ツアーの際はチケットを全会場一斉に販売スタートする事が多いかと思いますが、今回は4月から現在に至るまで多発した、"チケットを購入したけど結局イベントが中止→払い戻し"を出来る限り無くすため、状況をみながら順次チケット販売を行う形を取る事としました。
みなさんのスケジュール的にはご不便をおかけするかも知れませんが、ご理解頂けますと幸いです。
・ライブ観覧に関して
ライブ本編が始まるまでは扉を開放、常時換気状態を保ちます。
本編も1時間に収まるように設定、終演後すぐに換気を再開します。
フロアは座席もしくはスペースを用意しソーシャルディスタンスを確保して行います。
ただそれでも規制がたくさん設けられます。
マスクの着用は必須とした上で、移動やお客さま同士の接触も出来ません。
リフトやサーフ、タオルをふるなども出来ない状況で何なら声出しも難しいです。
これはライブ観覧におけるみなさんの自由や多様性を何より重んじてきた我儘ラキアとしては真逆の状況とはなりますが、逆にそれさえ守ればみなさんへ直接ライブが届けられる。というかそれでみなさんと我儘ラキアで楽しい空間が作れないなどとは考えていないので、手探りではありますが、せっかくなので今出来る新たなライブの形の1つを一緒に作っていければと考えています。
・特典会に関して
特典会の件も出来る限り検討してはいますが、今回のツアーに関しては無しとさせて頂きました。
理由としては特典会の列を作る際にお客さん同士のスペースが確保出来ない可能性が高いから、です。
これは現在出演者さんの数が多いライブイベントの出演をお断りしている理由でもあります。
※ただ誤解しないで頂きたいのが特典会を実施している運営さんやそういったイベントが悪いわけではもちろんなく、うちはうちの考え方があります、といったお話です。
ただ何も出来ないのはすんごい嫌なので、退出する際に方法を工夫してみなさんとメンバーが少しだけでもお話する機会などを作れないかを模索しています。何よりメンバーたちがそれを望んでいましたので。
その他にも入場時には検温(検温の際に発熱が発覚して入場出来ないお客さまへは規定の手数料などを差し引いた金額をお返し致します)をはじめとした感染拡大防止策は画像にも記載されておりますので、下記をご覧下さい。
大変長くなってしまい恐縮ですが、その他にもみなさんから質問などで共有が必要だと感じた事があれば随時お答えし、ここに追記させて頂きます。
みなさんが安全にライブを観れる環境作りを全力で取り組んでいきますので、ご不便をおかけしますが、力をお貸し頂ければ幸いです。
それではメンバーが2月29日のライブでお約束した通り、みなさん「また、ライブハウスでお会いしましょう。」
株式会社QOOLONG 代表 小山 亮
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