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このゲームが500円!?

Steamで販売されている(現在は)Windows用ゲーム「シロナガス島への帰還」をクリアした。

もともと「かまいたちの夜」のようにテキストを読み進めていくADVゲームが好きで、Steamも分かってらっしゃるのか、「あなたみたいな人におすすめのゲームはこちら」という一覧に出てきたのが「シロナガス島への帰還」だった。

絵はあまり好みじゃなかったけど、まぁ500円だし(しかもセールではなく、定価)、ハズレだったとしてもいいかという軽い気持ちで購入した。最近ADVやってなかったし。

そしたら、これがもう、読めば読むほど先を読みたくて仕方なくなる中毒性の高いゲームだった。

同時期に買ったForza Horizon4とかFFXIIIとか、大物ゲームそっちのけで、暇があったらずっとシロナガス島をプレイしていた。

舞台は推理小説で言う「クローズドサークル」。絶海の孤島に招待された癖の強い客、不気味な洋館、いつまで経っても姿を見せずレコードだけで挨拶する主人。

さぁ舞台は整った。

そして発生する殺人事件。

おいおい、これって、本格ミステリーのADVなの?それにしては推理に甘いところが・・・なんて思いながら読み進めていた。

後半意外な人が意外な役割であったことが分かり、そしてミステリー的な部分が解決されたところから、実はこのゲームの本番が始まる。

場面が一転するようなシーンになって、一瞬「この世の果てで恋を唄うYU-NO」のような嫌な空気が漂う。あのゲーム、異世界に入ってからが長すぎで途中で投げ出してしまった。異世界に入るまでは面白かったのに。

そしたら、これが、実に、物哀しいストーリーで、お、おぉ・・・作者さん、実はストーリーテラーだったのか・・・と感動した。

まじでゲームしていて久しぶりにストーリーに鳥肌が立ったし、クリア後のスタッフロールで画面に向かって拍手をしたのはこのゲームが初めて。

お見事でした。500円は実に安すぎるゲームだった。

まだこの1作しか発売されてないようなんだけど、次回作期待してる。FPSゲームとかだったら買わないけど、同じようなADVだったら絶対買う。絵は好みじゃないけど絶対買う。

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