使用楽器について

何十年といろいろな楽器をいじったりしてきたが、もう気に入っているものばかりなので、変更はおそらく無いと思う。ということでボケてわからなくなる前に備忘録として残しておこうと思い立った。なお順番は壁に掛けて保管しているので、ほぼその順である。黒色が圧倒的に多いが、中古ばかりなので、色を選ぶよりも状態や値段が中心に選んでいる。だから黒が多いのは全くの偶然。


ストラトキャスター

Fender JAPAN Storatocaster ST57-90US? メイプルネック 黒色
※オークションでジャンク品を購入。傷や塗装剥がれが多め。純正ピックアップはブリッジ・ピックアップは断線。ブリッジはサドルがグラフテック製に交換されていたが、他は赤さびといった状態。
【修理・改造点】
・ペグはクルーソン・タイプの後藤ガット製マグナムロックに交換。
・ピックアップはカナダToneEmporium社製TE-02セットでFenderの1954年製を目指したモデルに交換。気に入ってはいたが、センターが逆極性・逆巻きなのが気になり、すべて同極同巻き方向で、さらに巻き数が少ないビンテージ仕様のピックアップを試してみたくなり、Erectro Animals社のSuper Cleanに交換。生音に近いという話は本当だった。ということで素晴らしいピックアップだが好みによって評価は変わると思う。ハムバッカー搭載のギターも持っているのでよいが、この音の楽器だけだと広いジャンルには厳しい気がする。
・ブリッジはWilkinson WV6SB CRに交換。スプリングはRaw Vintage製を使用。トレモロユニット用の6本のビスはMusiclily製のPRS用溝付きのものに変更するとチューニングの狂いが激減した。

・ストラップピンはFender製のシャラー製ロックタイプに交換。
・ポットはCTS製、レバースイッチはOAK製、ジャックはSwitchcraft製、コンデンサーはSprague製Orange Doropと定番を使用。ボリュームポットはプッシュ・プルスイッチ付きのものを使用してS1スイッチ(レバースイッチの位置にかかわらず、リアピックアップがONになる)として利用。フロントピックアップ用トーンコントロールは通常通りの回路。ミドルピックアップ用トーンコントロールはリアピックアップにも効くようにし、Fender製TBXコントロールに変更。
・ピックガード、バックプレートともに赤鼈甲柄の1962年タイプに変更。
・つまみなどはピックアップ・カバーに合わせてホワイトで統一。


PRS SE Custom24

PRS SE Custom24  黒色
※オークションで比較的新しいものを入手。
【改造点】
・ペグをPRS純正SE用ロック式ペグに交換。ペグボタンも樹脂製に交換。
・ポットはCTS製、レバー・スイッチOAK製3way、ジャックはPure Tone製、コンデンサーはSuprague製OrangeD ropに交換。ミニトグルスイッチを2個増設して、それぞれのピックアップのコイルタップを別々にできるようにした。
・ストラップピンはJim Dunlop製のロックピンに交換。・つまみ類はピックアップ・エスカッションの色に合わせて、アイボリーで統一。

Gibson Les Paul Special DC Fated

Gibson Les Paul Special DC Fated
※オークションでネック折れの状態の、TVイエローのものを格安で入手。
【修理・改造点】
・ネック折れ部分をタイトボンドで接着。修理箇所が薄い色だと隠れないのでチェリーレッドに塗装。ヘッドの突板上の消えかけたロゴの上に補修用ロゴを貼付。
・ポットはCTS製で500KΩではなく300KΩに変更。トグルスイッチはSwitchcraft製でL型ではなくShortタイプ。ジャックもSwitchcraft製、コンデンサーはセラミックコンデンサー0.022μFから、Suprague製Orange Dropの0.033μFに交換。
・ペグは手持ちの後藤ガット製マグナムロックでボタンは樹脂製のもの。
・本来のスペシャルはバーブリッジでテールピースは無いですが、FatedはTOMブリッジとテールピース仕様になっている。一時Bigsby B50トレモロとローラーブリッジを使っていたが、トレモロ付きのギターばかりになってしまったのもあり、Bigsbyを外し、テールピースは使わず、穴埋めし、ブリッジは後藤ガット製の510UBクロームを使用。
・ストラップピンはJim Dunlop製のロックピンに変更。ネック側の取り付け位置をボディのホーン部分からネックの付根部分に移動。
・ボリュームとトーンノブをはじめは滑り止めの切り込みがあるスピードノブにしたが、ソンブレロノブに変更。


Epiphone Sheraton Ⅱ PRO

Epiphone Sheraton Ⅱ PRO  黒色
※オークションでジャンク扱いの中古を入手。機能に問題はなかったが、放置されていたので、汚れや細かい傷などはあった。
【改造点】
・分解しクリーニングした以外は電気回路のみ変更。
・トグルスイッチはそのまま使うつもりが、接点不良。Allparts製のものを使用。ポットはCTS製のミリ規格でスイッチ無しを使い、6Pのミニトグルスイッチを2個増設して、コイルタップではなく、ピックアップ毎にコイルの直列と並列の切替に変更。ジャックはPuretone製で、ピックアップは評判がよいのでそのまま使うことに。配線は元々はコネクターやプリント基板を使ったもの。それを普通のシールド線で半田でつなぐ方法に変更。コンデンサーははじめはいつものオレンジドロップを使ったがfホールからのパーツの出し入れで引っかかるので、高域特性のよいセラミック・コンデンサーへ変更。



Squier Jazz Bass 5弦

Squier Jazz Bass 5弦 黒色
※オークションで中古を購入。状態はよかった。
【改造点】
・ピックアップをDiMarzio製5弦Jazz Bass用ピックアップの中古と交換。
・ポットはCTS製、ジャックはSwitchcraft製、コンデンサーはSuprague製Orange Dropの0.022μFに交換。トーンポットにプッシュプルスイッチ付を使用して、ピックアップの直列と並列を切替られるようにした。
・ノブをプラスティック製の七角形のものから金属製に交換。
・ピックガードをMusiclily5弦JB用鼈甲柄に交換。ネジ穴位置など変更無しで済んだ。


Gibson Southern Jumbo

Gibson Southern Jumbo 2002年製 サンバースト
※オークションで音はよく鳴るが、傷などが多く、フレットの残りも少ないという訳あり中古を格安で購入。たしかにその通りの状態だったが、弾くための購入なので満足。
【修理・改造点】
・ペグをGrover 102Nに交換。
・ストラップピンをJim Dunlop製のロックピンに交換とネックの根元に増設。
・ピックアップをはじめはFishman Rare Earth Blend旧タイプを装着。その後L.R.Baggs Element Active System VTCに交換した。
※路上ライブ中に強風でスタンドごと倒れ、フレットに傷がついたので、工房にフレットすりあわせをしてもらった。フレットの残りが少ないので、次は打ち直しするしか無いと言われている。


Guild GAD F40BK

Guild GAD F40BK  黒色
※これもオークションで中古を購入。アメリカ製ではないため不人気で安かった。ただこの頃のGADシリーズは以前D50を使っていたからわかるが、中国生産の立ち上げた間際なので、すべての木材や部品をアメリカから持って行き、アメリカ人技術者が指導して作っていた。そのせいもあり、すべて単板でエボニーなどの高級材も使い、インレイもスノーフレークと凝っていた。できもよいのに価格は低めで持っている人はなかなか手放さない。後に生産された中国製Guildも使ったこともあったが、別物と感じた。
【修理・改造点】
・ペグをGrover 102Cに変更。
・ストラップピンをJim Dunlop製のロックピンに変更。
・ピックガードをGADシリーズに使われていた小さいものから、Guild標準の形のものを作り、交換した。

・ピックアップは当初Fishman製のサドル下に取付るピエゾピックアップを使った。サウンドホール内にボリュームコントロールとトーンコントロールがあって使いやすかった。ボディ内に貼り付けた電池ホルダーが剥がれてしまった。それを機にピックアップのレベルアップを考えるようになった。売却を考えていたSouthern Jumboに最初つけていたFishman Rare Earth Blend旧タイプをつっけてみることにした。音量調節し易いようにストラップにつけるプリアンプをオペアンプICを使ったキット基盤を流用して製作した。オペアンプICはテキサスインスツルメンツの072だが、昔買ったJRC製の4558(買ってから数十年たつので忘れていた。もうビンテージパーツ)がいくつもあるので、交換してみるかも。


Morris S-70

Morris S-70 ビンテージ・ナチュラル
※オークションで購入。サイド・バックがローズウッドでロングスケールの小ぶりなアコギを欲しいと思い購入。本来はフィンガーピッキング用なのでピックガードはついていない。状態は今一だったので安かった。
【修理・改造点】
・もとのペグの見た目はよかったが、回したときの感触が悪いので台湾製で評判がよいというものに。それに不満は無かったが、他のギターで交換したため余っていた、後藤ガット製マグナムロックの白い樹脂つまみのものと交換。
・モーリス製の上位機種はナットやサドルがTUSQ製だったので、ストリング・ピンも含めてグラフテックのTUSQ製に交換。
・ストラップ・ピンもロックピンに交換。
・ピックアップはFishman製のGuildにの使っていたものと同じピエゾ・ピックアップを取り付けた。


MARTINEZ MFG-AS-CET

MARTINEZ MFG-AS-CET ナチュラル
※オークションで新品同様を購入。エレガットでナット幅が広いものは選択肢が少なく、Valencia製と迷ったが、こちらの方が評判がよいので購入。ボディが薄く、生音よりもピックアップを通した音を優先していることがよくわかる。フラメンコ用ではじめから透明なゴルペ板が貼ってある。ピックアップ・システムはFishman製のピエゾとマイクの両方で音を拾うもの。ギグバッグがしっかりした作りだった。
・ストラップ・ピンがついていたのをロック式に交換した。
・サドルの高さを少し低くした。あとはそのままで使用。


三線
※ネット通販で合皮張りのものを購入。
・表の皮にピエゾピックアップを貼り、出力ジャックを胴巻きに挟み込んだ。
・オークションで三線の胴巻きに挟み込む改造されたチューナーを購入して取り付けた。

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