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CL新潟環境のアルセウス空ピカデッキ解説 

こんにちは、ワデです。 

CL新潟には出ていませんが、もし出場していたら使用していたアルセウス空ピカのデッキ解説記事になります。

4/16と5/3に大阪で行われた野望杯という自主大会で、アルセウスを使用して優勝とベスト4という成績を残すことができました。

ミュウが強い環境ではアルセウスの評価は低く、今まで大会などで使用したことはありませんでしたが、ミュウの数が減少したため最近はかなり良い立ち位置にいると思っています。

アルセウスを回してみて感じたことや、CL新潟環境に対する考察などを書きました。
全文無料で読めますので、シティなどの参考にしてください!


過去の成績

僕のことを知らない人が大半だと思いますので、簡単にですが直近数ヶ月の成績を記載しておきます。
不要な方は飛ばしてください。

●2022年

12/10 CL京都 ベスト8

●2023年

1/11 シティ 優勝

1/29 野望杯 優勝

2/11 野望杯 準優勝

3/17 シティ ベスト4

3/19 桃屋杯 優勝

4/16  野望杯 優勝

5/3  野望杯 ベスト4
 

環境考察

僕はシャロンさんのYouTubを見て、環境考察の参考にしています。

5/3に公開されたシャロンchのTier表


詳しいTier表の解説を知りたい方はシャロンchの動画を見てください。

圧倒的Tier1にサーナイトがいて、その次にルギアがいるという環境です。
さらに新しいデッキということもありパオジアンが人気で、対応力の高いギラティナがその次にいます。
そしてアルセウスが数を増やしてきておりTier2に位置しています。

CL直前に有名プレイヤーがシティリーグでギラティナを使い入賞していたので、ギラティナの数が増えると思っていました。
また、CLでサーナイトが優勝したことによりサーナイトの数は更に増えると思います。

このTier表の特徴はなんといってもミュウがTier3にいるということです。
ミカルゲという天敵の登場により一気に使用者を減らしました。

ドラピオンとは違い雪道で対策できないこと、倒してもサイド1枚しか取れないこと、先攻1ターン目から妨害してくることが本当に厄介です。僕はミカルゲが登場するまでずっとミュウを使い続けていましたが、流石に今の環境ではミュウを使おうとは思わなくなりました。

フュージョンミュウであればミカルゲの対策をすることもできますが、フュージョン型は安定感に問題があると考えているため、ダブルターボ型のいわゆる雪道ミュウを好き好んで使っていたので、ミカルゲの登場で相棒デッキとお別れすることになりました笑

ミュウの使用率が減少したことによりミカルゲを採用しているデッキは少なくなりましたが、それでも雪道ミュウを使う気にはなれません。

なぜなら、今まで有利をとっていたミライドンやアルセウス、ギラティナに1枚ミカルゲが入るだけで絶望的に勝てなくなるからです。

また、Tier1であるサーナイトへの勝率がそこまで高くないことも減少要因の一つだと思います。
サーナイトexをワンパンするのが難しく、またナンジャモ登場前と比べてサーナイト側の安定感が上がったため、ジャッジマンで止まりにくくなりました。

長々と書きましたが、ミュウが減少したことによりアルセウスというミュウの天敵が注目を集めるようになりました。
また、ミュウが増えたとしてもミカルゲで対策できるようになったため、アルセウスの立ち位置が良くなりました。

CLにおけるデッキ選択の考え方

アルセウスデッキの解説に入る前に、CLにおける僕なりのデッキ選択の考え方を記載しておこうと思います。

CL新潟の配信卓を見ていましたが、気になった点は事故率の高さです。
もちろんカードゲームは運の要素が大きいため事故ってしまうことを100%防ぐことは出来ませんが、それでも事故が多かったように思います。

これは今回のCL新潟に限った話ではなく、ポケモンカードの対戦の中で事故で負けるということは頻繁に起こっています。

CLはDay1が9回戦あり、そのうち7回勝てばDay2に進むことが出来ます。
またDay2でも予選が5回戦あり、合計14戦のうち基本的には2敗までがトーナメントに残ることができます。

これだけの対戦回数の中で、僕が最も重要視している点は安定感(再現性)です。
事故らずに、毎回決まった動きを行うことができるかどうかというのは、長丁場の対戦においてとても大事なことだと考えています。

有利マッチなのに事故って負けてしまったという経験はないでしょうか?
僕はたくさんあります。
それならば、各デッキへの対応力を下げてでも事故の可能性を低くした方が良いというのが、僕の考え方です。

そもそも3000人規模の大会であれば、様々なデッキと対戦する機会があります。
このような中で、様々なデッキへの対応力を高くすることよりも、自分のやりたい動きを優先したほうが結果として勝率は高くなると考えています。

事故らなければ有利マッチを踏んだ時に確実に勝つことができます。
また、不利マッチを踏んだ時に相手が事故ってくれる可能性もあるため、全てのデッキに勝とうとはせず割り切ることが大切です。
(そもそも全てのデッキに勝てる万能デッキなどありません)

これらのことから、僕の今までのCLにおけるデッキ選択は安定感に全振りしている構築が多いです。

結果として、過去のDay2があるCLでは4回中3回
Day2に残ることができています。
安定感に全振りしている弊害として、勝てないデッキもたくさんありますが、当たらない確率があること、当たっても相手が事故る可能性があることから割り切った構築をしています。

アルセウスを使用した理由

事故が少なく安定感が高いということが、アルセウスを使おうと思った最大の理由です。アルセウスデッキの中でも更に再現性を高めた構築にしようと考えました。

環境考察のところでも書きましたが、ミュウの使用率が減少したこともアルセウスを使用し理由の一つです。
アルセウスにドラピオンをいれてもミュウへの勝率は高くなかったので、これまでは使ってきませんでした。

また、環境トップのサーナイトとルギアに対して勝率が悪くなかったこともアルセウスを使用した大きな理由です。

環境デッキの不選択理由

サーナイト

僕はミラーが多発することを避けたいため、環境トップのデッキを使うのが好きではありません。
今回でいえばサーナイトがこれに該当します。

シティリーグや自主大会において、サーナイトの使用者があまりにも多いため、サーナイト以外のデッキで、環境上位のデッキに対して勝つことができるデッキはないかと考えたことがスタートでした。

またミラーマッチを避けたい理由のの一つに練習時間を多く取れないという問題がありました。
サーナイトのデッキパワーが明らかに高いことはわかっていましたが、ミラーを十分に練習出来なかったことにより候補から外れました。

ルギア

ルギアに関しては回れば強いが、自分で回してみた時に安定感が低いと感じたのでデッキ候補から外れました。
2ターン目のアッセンブルスターが全然決まりません笑

パオジアン

エネルギーをたくさんつけられて楽しいデッキですが、安定感の低さ、雪道+手札干渉に対する弱さなどから使用デッキとはなりませんでした。
回していて一番楽しいデッキだったので、もっと研究したいと思っています。

ロストギラティナ

ロストギラティナは対応力が高くどのデッキに対しても勝ち筋があるデッキですが、練度が足りなかったことと、個人的に安定感が高いと思うことができず、候補から外れました。

自分で回すと事故が多かったです。

ロストバレット

ロレバレは安定感が高く好きなデッキですが、白ルギアのカビゴンやサーナイトのクレセリアが重く、またナンジャモの登場で以前よりも手札干渉の機会が増えたことから立ち位置があまり良くないと判断しました。
アルセウスに2-3-3のサイドプランを押し付けられるのもきついです。

アルセウスの強み

アルセウスデッキの一番の強みは、2ターン目から雪道+ジャッジマンを使用できることです。
これができるからアルセウスデッキを使っていると言っても過言ではありません。

今の特性を多用する進化環境において、2ターン目の雪道ジャッジマンはかなり重たいです。
今までは雪道ミュウがこの動きを行っていましたが、それがアルセウスに代わりました。

僕が単純に雪道ジャッジマンが好きなだけかもしれませんが、雪道ジャッジマンは正義です笑

ほとんどのデッキにおいて序盤にジャッジマンを打つと自分が止まってしまうため、ジャッジマンを多投することは安定感という面においてあまりよろしくありません。

しかし、アルセウスデッキにおいては、スターバースという強力な特性を持っているため要求を満たしやすいです。

また、アルセウスvstarの技によってエネルギーを加速できるため、序盤の要求を満たしてしまえば、中盤以降他に必要なカードが少ないのでジャッジマンによって自分の手札が減ってしまっても問題ありません。

このことからアルセウスというデッキは、雪道ミュウに次いで雪道ジャッジマンを使いやすいデッキということになります。

雪道ミュウの場合、後攻1ターン目から雪道ジャッジマンを使うことができたため、流石に強かったです笑

アルセウスはスターバースを宣言したいため、後攻1ターン目から雪道を貼ることはほとんどなく、またジャッジマンでアルセウスvstarやサポートを引けないと止まってしまうため、1ターン目からジャッジマンを使うこともほとんどありません。

アルセウスのもう一つの強みはデッキを回すのが簡単ということです。
サーナイトやロストは考えることが多く、特にミラーなどでは時間切れになるリスクがあります。

その点アルセウスの場合は取れる選択肢がほとんどなく、毎回決まった動きを行うので脳みそをあまり使わないため、時間切れになる心配もありません。
その意味で初心者にオススメできるデッキとも言えます。

雪道ジャッジマンで相手をバグらせることによって、不利対面でも勝ちに持っていくことができることも、強みの一つです!

アルセウスの相方について

世間一般で一番流行っているアルセウスの相方はギラティナです。
しかし、僕はギラティナではなく、ジュラルドンと空ピカをアルセウスの相方としました。

ギラティナの強いと思うところはサイドを2枚しか取られないところです。
そのためビーダルやバケッチャ、ミカルゲといったサイド1のサポートポケモンを採用することができます。
また280という高打点を出せるため、vstarをワンパン出来ます。

一方でギラティナを相方にしなかった理由は、サーナイトとルギアへの勝率が高くないと感じたからです。
ギラティナでサーナイトexやvガード付きのvstarをワンパンすることができないため、ギラティナにそこまで魅力を感じませんでした。

おはらいグローブやベルトをつければワンパンできますが、何枚も採用できるカードではなく、ピンポイントでサーチすることが難しいため微妙なのではないかと思いました。

またロストインパクトのエネロストが難しく、エネ管理がシビアなところもあまり好きではありません。サーナイトやルギアのデッキが攻撃してくるフワンテやカビゴンなどのヒエクに対して、ロストインパクトを使いずらいため、アルセウスを使うなら他の相方を考えたいなと思っていました。

さらに安定感があまり高くないとも感じていました。世間一般で流行っているアルギラを試してみましたが、2ターン目の雪道ジャッジマンが思うように決まりませんでした。

もう一つ流行っていた相方はアローラロコンvstarです。
ロコンは特性持ちのポケモンから技を受けないため対策をしていないデッキには完封することができます。
また、ギラティナと同じくサイドを2枚しか取られないので、サイド1枚のサポートポケモンを採用することができます。

主にサーナイトに対して力を発揮してフワンテとクレセリア以外のアタッカーからダメージを受けなくなります。ロコンにパニックマスクをつければ雪道やロストスイーパーの入っていないサーナイト側はかなり苦しくなります。

しかし、同じくTier1の白ルギアに最近雪道の採用が多く見られ、ロコンを突破されやすいと考えました。また、ロコンはHPが低く、ロストや環境外のデッキと対戦した時に弱いことも懸念点でした。
そしてロコンを使用しなかった一番の理由が雪道を強く使えないことです。

ロコンの技スノーミラージュと雪道の相性が悪く、アルセウスの強みである雪道+手札干渉をうまく活かせませんでした。

最終的に初期はジュラルドン、最近は空ピカを相方にすることにしましたが理由はデッキ解説のところで後述します。

アルセウスに対する考え方

アルセウスデッキにおける最も重要なターンは1ターン目です。特にサポートを使えない先攻1ターン目に、アルセウスvに手貼りできるかどうかに全てがかかっています。

先程記載したようにアルセウスデッキの最も強い動きは2ターン目の雪道ジャッジマンですが、この動きを行いながら技を打てなければ意味がありません。アルセウスデッキは打点が低いので、相手を止めながら相手よりも多く技を使う必要があります。

アルセウスvstarは技を使うためにダブルターボエネルギーを含めて2回の手貼りを必要とするため、1ターン目の手貼りが必要不可欠となります。

また後攻であればアルセウスvにダブルターボをつけてトリニティチャージを宣言できるかどうかが非常に大事です。
このことを意識してデッキを作成しました。

デッキのレシピの作成過程

4/16野望杯のリスト

4月の野望杯で優勝したリスト

当日の朝に急遽アルセウスを使いたいと考えて作成しました。
アルセウスを使ってサーナイトと対面したことが1回もなかったので、この時はサーナイトに対しては雪道+手札干渉でなんとかなるという安直な考えで、ルギアを重く見ようと思って相方をジュラルドンにしました。

この日はルギアとは1回しか当たりませんでしたが、決勝のインテウーラ戦でもジュラルドンが活躍してくれたので、採用して良かったです。
この日一番シェアの多かったサーナイトとは一回も当たらず、優勝できました。

少し環境は違いますが、同じ日にCLに該当する海外の大型大会でもアルジュラが優勝していました。

EUIC2023 London優勝構築

5/3野望杯のリスト

5月の野望杯でベスト4のレシピ

4月の野望杯の後、サーナイトとの対面練習を行う中で単に手札干渉と雪道だけではデッキパワーの高いサーナイトには勝てないことがわかりました。

そこで少しずつ流行ってきていたパニックマスクという対サーナイト専用のポケモンのどうぐを試してみたところ、案外使用感が良く採用することにしました。
雪道+手札干渉を毎ターン行いながら、パニックマスクをつけたアタッカーで攻撃することはサーナイト側にかなりの要求を強いることができます。

また少し増えてきていた、パオジアン、ディンルーに対してジュラルドンでは勝てないことから空ピカの採用を検討していたところ、空ピカでもルギアに対して一定の勝率を確保することができたので、ジュラルドンである強みを失ったため相方を空ピカに変更しました。

CL直前に空ピカが増え始め、白ルギアにレントラーが入り始めたのですこししんどくなりました、、

ジュラルドンから空ピカに変更して良かった点は4つあります。

まず1つ目はダイバルーンによりたねポケモンから技のダメージを受けないことです。
これにより、パオジアン、ディンルーに対しての勝率が高くなりました。

また、サーナイトに入っているザシアンやフワンテからも技のダメージを受けないため、パニックマスク付き空ピカの場持ちが良いです。

2つ目は雪道を強く使える点です。ジュラルドンを採用する場合、ルギアに入っている雪道をわるために雪道以外のスタジアムを採用する必要があります。

しかし、空ピカを相方にする場合、序盤のスターバース使用後は特性を使用しないため雪道のみを採用することができます。
先に雪道をはられてしまった場合スターバースを宣言できませんが、雪道を先貼りしてくるデッキは少ないのでその時は割り切って良いかなと思います。

3つ目はvガードエネルギーを採用できる点です。

ジュラルドンと違い空ピカは雷エネ1枚と無色エネ2枚で技を使うことできるためvガードエネルギーを多く採用することができます。

そのおかげでギラティナのロストインパクトをアルセウスvstarが耐えやすくなりました。
元々アルジュラもアルピカもギラティナが重たいのでvガードの影響で少しだけ勝率が上がりました。

4つ目はいれかえ札を採用しなくて良い点です。

ジュラルドンやギラティナ、アローラロコンをアルセウスの相方とした場合、アルセウス以外でスタートしてしまった時に2ターン目に必ずいれかえを行う必要があります。

しかし基本的にアルセウスvstarが一度技を使用した後はエネ加速できるため、いれかえを使わずに不要札となっていしまいます。
サイド落ち考慮で2ターン目にいれかえをするためにいれかえ札があなぬけと合わせて合計2枚入っていることがほとんどです。

デッキ構築の段階でこの枠が非常にもったいないと考えていました。
空ピカを相方にすると、逃げ0なため2枠も枠が出来ます。このおかげで、ボスの4枚目や、キャプチャーアロマなど安定感に繋がるカードを増やすことができました。

デッキレシピ

アルセウスの相方を空ピカにした最大の理由は、いれかえ手段をいれなくて良いことから安定感が一番高く、2ターン目の雪道ジャッジマンを最も高確率で宣言出来ると思ったからです。

また、後1トリニティチャージを宣言できる確率がとても高いことも魅力の一つです。

5月の野望杯と同じレシピ

各カードの採用理由

CL新潟にもし出場していたらアルピカを使っていたと思うので、ここからはアルジュラではなくアルピカにの採用カードについて記載していきます。

ポケモン

アルセウスvstar3枚

チェレンで使い回す場合に盤面にvstarを2枚たてることがあるため3枚採用。
2ターン目に必ず進化したいため4枚採用も検討しましたが、初手のアルセウスvにつながるカードとしてキャプチャーアロマに枠を譲りました。

アルセウスv4枚

初手にこのカードを置けないと話にならないので最大枚数の4枚採用。
ミュウの減少により序盤から220ダメージを出してくるポケモンが少ないので、スタートしても倒される心配が少なくなりました。

空ピカvmax2枚

盤面に最高で2体たてることがあるが、基本的には1体しかたてないため2枚採用
2体たてたい対面で1枚サイド落ちした場合は、アルセウスを2面たてて対応する。

空ピカv2枚

逃げ0なことが本当に優秀。
他のvポケモンと違い、スタートしても後1トリニティチャージが決めやすい。
Vmaxと同じ理由で2体目をたてられなくても何とかなるので最低限の2枚採用。

トレーナーズ

ネスト4、ハイパー4,キャプチャーアロマ2枚

ネスト、ハイパーは序盤の盤面形成に繋がるカードなのでもちろん4枚採用だが、それだけでは足りないとおもったのでキャプチャーアロマを追加で2枚採用しました。

初手のアルセウスvに繋がることはもちろん、中盤以降アルセウスvstarにも繋がるので使い勝手は良かったです。

トレッキングシューズ4枚

このデッキのキーカード!!!
前述した通り、初手にアルセウスvにエネルギーを貼ることが全てなので、少しでもその要求を上げるために4枚採用。

中盤以降余ったボールや不要な進化ラインなどいらないカードも多いため山札圧縮にも貢献します。ビーダルを採用していない都合上山を掘り進める手段が少ないのでどの場面で引いても重宝します。

そのターン欲しいカードがない場合は使わずに温存しておき、ほしいカードがある時に使うといったプレイングも行います。
僕はトレッキングシューズを採用する場合4枚採用にしないと変な感じがするので、採用するなら必ず4枚採用にしています。

ポケギア1枚

CL新潟に出場していたらアクロマの3枚目をぬいてポケギア2枚目を採用していました。
初手のドローサポート、2ターン目のジャッジマン、中盤のチェレン、終盤のナンジャモやボスなど、ほしい場面が多すぎので、回していて2枚必要だと感じました。

パニックマスク2枚

サーナイトに勝つためのカード。
ピンポイントのメタカードを採用するのはあまり好きではないですが、サーナイトの使用率が最も高いと思っていたので、採用しました。

このカードがあれば100%勝てるというわけではなく、また無ければ100%負けるというわけでもないので、不採用として2枚を安定に繋がるカードに変更しても良いかと思います。

ただし、サーナイト戦であるととても強いカードなのは間違いないです。
空ピカに貼ることも強いですが、アルセウスに貼っても場持ちがよくなり、チェレンに繋がりやすくなります。

ナンジャモ4枚

初動で最も強いドロサポであり、中盤から終盤にかけていつ使っても強いため最大枚数の4枚採用。中盤以降自分の手札が細くなってしまうこともあるが、アルセウスのエネ加速によりアタッカーが途切れることが少ないので何とかなります。

博士の研究と違い、リソースを捨てずに温存できることが強く、それでいて初手に6枚ドローできるためデッキの安定感に大きく貢献しています!

アクロマ3枚

博士の研究と好みがわかれるカードだと思います。
手札を抱えたまま縦引きできることがとても強いと感じており、博士ではなくアクロマを採用しました。
またチェレンやボスなどの捨てたくないカードをキープできることも優秀です。

ジャッジマンをうった後など相手が止まっている時に、もう一度ジャッジマンやナンジャモを使うと相手が強いカードを引いてしまう可能性があるため、このような時にも優秀です。

ジャッジマン3枚

このデッキで最も強いカードだと思っています。
雪道ミュウの時からジャッジマンは最強でした。
ナンジャモと違い、サイドを取られていない時でも、相手の手札を4枚にできるため非常に重宝します。

前述した通り、普通のデッキであればジャッジマンで自分が止まってしまうことが多いですが、アルセウスの場合、スターバースとエネ加速から盤面を形成できるため止まりにくいです。

とは言ってもアルセウスvstarになる前の後攻1ターン目に打つサポートとしては心もとないので控えめの3枚採用です。

スターバースから雪道とジャッジマンとダブルターボエネルギーのどれか2つを持ってくることが多いですが、どれか1つ以上は素引きしておかないといけないので少し多めにいれています。

チェレン2枚

1枚では欲しい時に使えないと思い2枚採用しました。
ポケギアもあるため割と引けます。
1回使えると有効なことが多いが、たまに2枚とも使います。

vガードを多く採用している都合上アルセウスの場持ちがいいので、相性がいいです。
ウォロと迷いましたが、エネルギーを手札に戻せることが強いためチェレンにしました。

ボス4枚

このデッキのアタッカーはvstarやexなどをワンパンするほどの火力はなく、中打点のデッキなので2回の攻撃でポケモンを倒すことがよくあります。
そのため、倒し損ねたポケモンをしっかり倒せるように最大枚数の4枚採用としています。

手札干渉や雪道で相手を妨害しながら、裏のアタッカーを適切なタイミングで倒すことが重要となります。

雪道3枚

このデッキの最強カードその2です!!!
ジャッジマンやナンジャモと合わせて相手を妨害します。
本来なら4枚採用したいカードですが、枠がなかったことと、1ターン目からは貼らないことから3枚の採用となりました。
いつの時代も特性ロック+手札干渉は最強です。

エネルギー

ダブルターボ4枚

先攻であれば2ターン目までに、後攻であれば1ターン目に欲しいので最大枚数の4枚採用。
空ピカが雷エネルギー1枚とダブルターボで攻撃できることとも相性がいいです。

vガード3枚

1枚や2枚だと素引きするのが難しいため3枚採用。
このデッキはギラティナが重たいため、主にギラティナへの対策カードですが、サーナイトのザシアンvなどにも強く働きます。

基本雷6枚

空ピカが雷エネ1枚と無色エネ2枚で動くため6枚でも足りました。
エネルギーを13枚いれていても、初手にアルセウスに手貼り出来なかった対戦が自主大会の11戦中3回もあったのでエネルギーの現物はできるだけ増やしたいです。

また、アルセウスvstarがトリニティノヴァをうった時に山札に基本雷エネルギーが足りないことがあったので基本エネルギーがもう一枚あれば強いと思いました。

各カードの不採用理由

バケッチャ

先貼りされた雪道をボールからわることができるカードとしてとても採用したかったが、2-3-1のサイドプランを押し付けることが弱いため不採用としました。アルセウスの相方にvmaxではなくvstarを選んだ場合は採用したいカードです。

イキリンコ

アルジュラの時は採用していました。
アルセウスは初手の手貼りが命だと思っているので、少しでも初手にエネルギーを貼る確率を上げるために採用しましたが、負け筋になることが多かったので不採用としました。

たねポケモンの数が少ないのでスタートすることが多く、イキリンコを使わなくて良い手札の時にスタートするのが弱かったです。

ビーダル

バケッチャと同じ理由で2-3-1のサイドプランが弱いため不採用としました。また、ビーダルはトレッキングシューズと違い、1ターン目から機能するわけではないので初手のアルセウス手貼りに貢献しないことがあまり強くないと考えています。

アルセウスはトリニティノヴァを宣言した後はエネ加速をできるので、次のアタッカーを用意する要求値が低いため、ビーダルがいなくてもなんとかなります。
終盤の自分のナンジャモで止まることはよくありますが笑

それでも、ボスを4枚採用していることや、トリニティノヴァでデッキのエネルギーを圧縮していることから引きたいカードに比較的触りやすいです。

雪道以外のスタジアム、ロストスイーパー

先貼りされた雪道を剥がす手段がないため他のスタジアムやロストスイーパーの採用を検討しましたが、そもそも枠がないことと、雪道を貼られた時にピンポイントでスタジアムを引くことが難しいため不採用としました。
枠を作ってまで他にいれたいスタジアムも特にありませんでした。

森の封印石

雪道がある状態でも好きなカードにアクセスできるが、使いたい場面がスターバース使用前でかつ場に雪道がある時限定で、その時に都合よく封印石を引くことが難しいと考えたため不採用としました。

初手にエネルギーがない時に手貼りのエネルギーを持ってこれるなどの使い方もありますが、2ターン目にダブルターボエネルギーを貼りながら雪道ジャッジマンをするためには基本的にスターバースが必須となるので、先に森の封印石を使ってしまうとその要求を満たせなくなる可能性があるのが微妙かなと思いました。

そもそも環境に序盤から雪道を貼ってくるデッキが少ないことも不採用理由の一つです。

いれかえ

先述した通り、空ピカを相方にする大きなメリットがいれかえ札を採用しなくて良い点です。2枠も他のカードに割くことができるのはとても強いです。

アルセウスが逃げることがほとんどなく、最悪チェレンで手札に戻せるのでいれかえを使いたい場面は特にありませんでした。

カプ・コケコvmax

空ピカのみを相方に採用した場合いれかえ札を採用しなくて良いが、カプ・コケコを採用するといれかえ札を採用する必要が出てきます。

さらにポケモンの数が増えることにより安定感も下がります。
相手を麻痺にできるのは強いですが、そこまで今の環境に刺さりが良いとは思わなかったので不採用としました。

カプ・コケコvが逃げ0なら採用していたかもしれませんが、いれかえ札を採用し、安定感を少し下げてまで、カプ・コケコを採用するメリットが見つかりませんでした。

デッキの基本的な回し方

あまり考えることはなく、2ターン目に雪道ジャッジマンを行うことを目指します。
中盤以降回すコツとしては、ボールを使って山札を圧縮したり、ネストボールを空打ちすることで不要なカードを山札に残さないことです。

各対面の立ち回り方

このデッキはやることが単純で各対面の立ち回り方などは特にありません笑
雪道ジャッジマンで相手を止めながら相手のアタッカーやシステムポケモンを倒していくだけです。

後攻になってしまった場合、後1に雪道を貼るかどうかは慎重に考えましょう。
後2にアルセウスで技を打てないようであれば、雪道を貼らずに我慢することが大切です。

強いて挙げるなら、白ルギア対面でのレントラーに気をつけることぐらいです。
サイドを先行しているとレントラーを起動されて空ピカを突破されてしまいます。
とは言ってもケアするのは難しいですが。

DMの質問への回答

Q ボスの指令の一枚を雪道に変えるのはどうなのでしょうか?
パニックマスクや、空ピカが入っているため無理して4投するほどではなかったということでしょうか?

A noteを読んでいただきありがとうございます!雪道4枚目はかなり採用したいカードなので、採用はありだと思います!
ただ、何戦も回している中で、ボスの指令を打てるかどうかで勝敗に影響した対戦が何度もあったので、個人的にはボス4枚目を抜くことはしないです!
雪道4枚目を採用するならボス以外のカードを抜くと思います!

Q 「すごいつりざお」の採用について
基本エネルギーが6枚と一般的なアルセウスより少ない(僕の所感ですが、、、)かなと感じました。
そのため、エネ不足で動けなくなる盤面があるのかなと思いました。
実際、どうなんでしょうか?

A すごいつりざおの採用に関してですが、つりざおを採用するのであれば、基本雷エネルギーの現物を増やすと思います。初手のアルセウスvへの手貼りに繋がらないつりざおの評価は低いです。また、トラッシュから戻したいポケモンがいないため、トリニティノヴァでデッキからつけられるエネ現物の採用の方が優先されると思います。
エネルギー6枚が少し足りないと感じることはあるので、枠があれば基本雷エネルギーを増やしたいとは思っています。

Q 「キャプチャーアロマ」の有無でどれくらい安定度がかわりますか?
今デッキを組んでいるのですが、「キャプチャーアロマ」の代わりに「すごいつりざお」と「ロストスイーパー」を採用したいなと感じています。

A 明確にどのぐらい安定度が上がるのかはわかりませんが、キャプチャーアロマに助けられた対戦が何度かあるため僕は気に入っています。
世間の構築は、ネスト4.ハイパー4だけの人も多く、それでも回ると思うので、他の枠に変えるのも良いと思います!
スイーパーとつりざおが欲しいと思ったことがないので、いれるとしても他のカードを採用しそうです!
それこそ雷エネルギーの7枚目などです。
僕は枠があれば少しでもボールやサポートなどの安定感を上げるカードに枠をさいたいので、キャプチャーアロマを採用しています。

おわりに

ここまで読んでいたただきありがとうございました。

少しでも今後の参考になっていれば幸いです。

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