集客に必要な事

ちょっと時間が空いてしまいました。
集客に最も必要な事、、、
僕は、もっと言えば熱狂だと思っています。

今じゃ新宿なんかじゃコンビニよりらーめん店があるような中で、
自分のお店を選んできてもらうなんてことは普通にやっているとそれはまぁ
難しい事だと思います。

僕は自分のお店をオープンさせる時、そして自分の師匠のお店で働いている時にもこれは強く意識しましたし、そして学ばせていただきました。

僕が修行させていただいたお店はJUNK STORYという大阪は谷町9丁目にあるお店でまあとんでもないお店です。
自分が働かせていただいていたのは、オープンから2年程経った頃で、
縦長で8席のお店で当時は店主である師匠しか麺場を回すことが出来ませんでした。 
その後入店して半年程してから自分も麺場を任せてもらえる事になったのですが、とにかく想像を絶するむずかしさだったのを覚えています。
らーめんを正しく早く作ることはもちろん、入店されたお客様、そのすべての方の顔を見て挨拶が出来る事が最低条件だったのですが、
一番近いお客様で顔を90度、遠いお客様なら135度曲げなければ顔を見て挨拶出来なかったんですね。もちろんらーめんを作りながらです。
死ぬほど怒られて、死ぬほど殺してやろうかと思ってました。
けど、師匠は完璧にそれをするんですね。
昔のJUNKに来た事があるお客様ならわかるとおもいますが、
それだけじゃなく、常連様の好みなんかも全部記憶されてて、本当に屈託の無い笑顔でお客様と会話されてて、、、、
自分は今まで師匠より接客がすごい人にその後もその前も出会った事がないです。
そして自分にとって、同じ事が出来ない事は死と同義でしたので、
本気で取り組んで、本気でできるようになりました。
なんだろう、、、、
とにかく毎日毎日熱気というか、お店が命をふきこまれたかのように
生きていました。
独立しようなんて全く思っていなかったですから。
死ぬほど怒られて腹を立ててた自分はいつの間にかいなくなって、
絶対この人を超えてやるしか思わなくなり、もうそれは今では叶わなくなってしまいました。

自身のお店でも、この熱狂させるという事に重点を置いてオープンさせました。 オープン前から工事の進捗や試作の状況を逐一書いたりしてました
自分も修行時代に応援してくださるお客様がいらっしゃいましたので。

ただ
後悔というかこのやり方は会社という組織では全く機能しないのです
しかし自分は熱狂の作り方に様々な手段があるという事を考えてもいなく
会社になってからも押し付けようとしていました。
あくまでもマンパワーなんですね
ただ間違いなくなによりも熱狂を生めるやり方であることは間違いないです

僕のお店ではちいさなお客様にお子様麺、と言って麺を短く切って
スープを入れてやり、無料で出してあげる、というサービスがありました
ある日、スタッフに言われました。あの子はもうでかくないですか?って
このサービスの本質は、一杯のかけそば、なんです
自分からすれば自分の好きなお店に子供を連れてきてくれた、
それだけで感謝なんですよね
でかいとかでかくないとかどうでもいいんです
気持ちなんです、あくまで。
これはまあ一例ですが
こういうところからマニュアル作成に後ろ向きでした
ただ自分もこの熱狂の作り方、を変える事は屋号を変えると同義です
轍で実行に移すのはありえなかったのです
熱は冷めていきました

いわゆる失敗談ですが誰も悪くはありません
悪いのは最初から組織になったときにも機能する熱狂の作り方を
最初から模索できなかった無策の自分が一番悪いです。

これからお店を開こうとする方はそうならないようにスタッフの事を考え
お客様の事を考え、どうかお店に命を吹き込んであげてください。

集客、繁盛店に共通することは必ずお店に命がこもっています。

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