あれから19年目

 地元のサッカークラブを好きになって撮り続けていたら、Jリーグクラブのオフィシャルカメラマンになっていました。

 SC鳥取がJFLに参入した2001年から撮り始めました。しばらくの間、自分のホームページで写真などをアップしていました。転機となったのは2004年の秋でした。サポーター仲間からメールが届き、クラブ関係者から呼び出しがかかっているとの事でした。その時は叱られて、もう撮影することも、写真をアップすることもできなくなると覚悟しました。

 布勢陸上競技場でのホームゲーム終了後、クラブ関係者のもとへ出頭しました。迎えてくれたのは当時の塚野監督でした。「そんなに好きで
撮ってくれるなら中に入って撮らないか?」と願ってもない事でしたので、迷うことなく、その場で快諾しました。そうして次のホームゲームに行くとビブスが用意されていました。

 SC鳥取はガイナーレ鳥取となり、そしてJリーグを目指していくことに。サポーター仲間にも恵まれて近場のアウェイゲームには一緒に
連れて行ってもらいました。JFL時代は試合前のウォームアップ時、シュート練習に入ると、誰もいないゴールの後ろに行ってボール拾いを買って出ていました。キックオフ前にはゴール裏へプレスに配られるメンバー表を1枚渡しに行っていたのも、今となっては懐かしいです。

 やがて降格してしまいますが、ガイナーレ鳥取は悲願を達成してJ2昇格を果たします。それにともなって自分もJリーグクラブオフィシャルカメラマンに。ID申請が必要になり、手続きを済ませると、クラブ経由でIDカードが届き、そうしたところからもJリーグに上がったのをしみじみ実感しました。

 


 J3もまもなく開幕です。中に入って撮るようになってから19年目となります。今シーズンも決定的なシーンを追い求めていきたいです。

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