ヴァイオレット・エヴァーガーデンを見た直後の男の感想

はじめに

今更感がありますが、アニメ「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」を全話視聴したので、その熱量冷めやらぬままに感想をつづっていきます。かなりテキトーにオチもなく書きますので1オタクの戯言に興味があればどうぞ。

           ~ネタバレ注意かも~
      少しでも踏みたくない人はブラウザバック推奨






構成について

 いや~~~ホントにいい作品だった………。まず言いたいのが、1話ごとの完成度が高すぎて毎話見終わったときの満足感がすさまじかった。特に前半の数話、ギルベルト少佐に関する情報をラスト数分で小出しにされていく中で、今後ヴァイオレットは事実を受け入れられるのかって気が気じゃなかったですね………
 

 

センス◎

てか、ラストにサブタイトルとセリフを合わせてくるの反則じゃないですか?あれがあることでオチが綺麗に収まるので好みですね。ほかの作品でも採用しろよってレベルですよ(自分が知らないだけかもですけど)。
 


3話について

 個人的にこの話はだいぶ刺さりました。この作品の登場人物って基本的に家族のことをとても大切に思っているので、それを伝える手段として自動手記人形サービスを利用するよ、って流れが多いじゃないですか。この話ではヴァイオレットが自動手記人形育成学校の卒業課題の一環として、クラスメイトであるルクリアとペアを組み、彼女の兄に充てた手紙を代筆する流れになってます。ここでヴァイオレットが最終的につづった言葉が「生きてきてくれて嬉しいの。ありがとう。」ってなんですよ。このとき彼女の兄は戦争によって起きた両親の不幸が、兵士として戦場に出た自分が配属された戦線が突破されたことで起きてしまったんだと背負い込んでしまっていたんです。でもルクリアは兄だけでも戦争から無事帰ってきたことが嬉しいんだと。兄にそれを伝えたいんだと思い悩んでいました。
 これをうまくすくい上げて手紙にしたためたヴァイオレットの成長と、その手紙を受け取った兄の涙にグッときました。特に兄の目線で考えると、自分の無力さから両親を失ってしまったことが苦しくてたまらなくて、自己肯定感が失われていた自分を唯一残った家族である妹は、生きているだけで認めてくれた………というのがもう………
 

おわりに

様々な「愛」のカタチを見ていく中で自分の心を知り、「愛してる」を知るヴァイオレットの物語は悲しく、切ない良い作品でした。まだ外伝や劇場版が残っているため、それも見たいですね。アニメシリーズの視聴した男の感想でした。


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