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[クラッシックロック] ロキシー・ミュージック~自薦の5枚

 今更ですが、愛するブライアン・フェリー率いるロキシー・ミュージックのお気に入りアルバムを紹介します。
 ロキシー・ミュージックは、デビュー時にはフェリーとイーノの2トップみたいな感じでしたがそれはファーストアルバムだけで、以降はフェリーのワンマンバンドになります。ファーストアルバムのプロデューサーはなんとピートシンフィールド。フェリーはキングクリムゾンのボーカルに誘われたこともありますし、広いようで狭いですねえ、英国ロックの世界は。
 さて5枚のアルバムですが、お気に入り順に並べてあります。

サイレン

 グラムロックからクールポップ路線に切り替わる前の最後のアルバムにして最高傑作。捨て曲なしです。これはA面最後の「ワールウインド」ですが、ハードなバッキングがかっこいいし、マンザネラの変なギターも炸裂するし、ロキシー独特の同じメロディのリフレインも麻薬のように効いているしロキシーらしい曲です。ここからB面に裏返すと、「シーセルズ」というおしゃれな曲がかかるところも粋です。

ストランデッド

 これも捨て曲なしの名盤。サイレンよりさらにグラム、アートロック色の強いクセのある曲調が魅力です。
 オープニングの「ストリートライフ」から全開ですが、なんといっても「ヨーロッパ哀歌」と「マザーオブパール」が収録されているのがこのアルバムの最大の魅力。「マザーオブパール」が退屈な人にはロキシーはあわないと思いますが、刺さる人にはこの延々続くリフレインで語られるフェリーの詩的な世界が神々しくさえ思えてきます。わたしがロキシーの曲で一番好きな曲ですね。

フレッシュアンドブラッド


 クールポップ路線に入って最初のアルバムで過小評価されていますが、わたしはアバロンよりこちらのほうが好きです。まだアートロック時代のロキシーの匂いを多少感じるし、アヴァロンほど完成度は高くないかもしれませんが、転換期の微妙な感じがたまらない。この曲などは名曲だと思います。

フォーユアプレジャー

 再びグラムロック、アートロック時代に戻りますが、前期ロキシーの傑作アルバム。この曲とか「エディションオブユー」あたりは前期の真骨頂ですね。ただし合わない人にはあわない。前期になればなるほどクセが強くなりますので。

アヴァロン


 おそらくロキシーミュージックといえば、これを最初に持ってくる人が多い名作。わたしは初期の方が好きなので5番目ですが、クール路線に転換した後のロキシーの完成形にして最後のアルバム。
 美しくソフトな曲調はBGMとして流していても耳障りにならないほどです。前期と比べたら真逆ですね。わたしには、そのソフトさが物足りないのですが笑

今後フェリーはソロ活動に専念することになりますが、ソロのフェリーもまたいいんですよ。それはそれでまた今度。

それではまた。


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