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#3 入社してからの事業展開(2012〜2020)

こんにちは!WacKunです。今回は入社してから現在までの事業展開を長くなりますが、綴っていきたいと思います。

2012年に入社した時の仕事の受注内容は、パンフレットやポスターなどの販促物の制作と、イベント、WEBサイト制作の依頼がポロポロとあった感じでした。

そして、得意先とは年間の受注スケジュールと金額などがだいたい決まっていて、それに向けて企画を出して履行していくといった流れでした。


▶【2012】入社した時の事業内容

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直感で感じたことは、高額なのに失敗してもちゃんと仕事をくれるお客さんがいるんだ!と、安定していないな、2〜3件の仕事が飛んだらどうリカバリーするのかな。でした。


案の定仕事が飛ぶと大慌てになり、穴埋めに奔走します。
それでも社長営業でなんとか埋めていく感じでした。

毎月必ず入ってくる収入の獲得が絶対必要!

イベントや販促物の仕事は、実施の決定や納品完了日がお客さんの都合で左右されてしまいます。企画の練り直しも日常茶飯事で、結局決済されないなんてこともしばしば。なので、入金が予定できないのです。

これが一番良くない状態なのはすぐにわかりました。平気で1〜2ヶ月納品がずれ込み、入金は納品の翌月とかです。そんな仕事ばかりでは安定しないですよね。

毎月入ってくる収入を確立できるように行動しましたがすぐに作れるわけでもなく、入社して1年後くらいになんとか商業テナントビルのオーナーさんに提案し、週末に店頭でスイーツ販売と、空き区画でお試しエステイベントを実施することがやっとでした。

出店してもらうお店を探すことが大変で、お試しエステイベントも新規のお客さんが入らず、開催するたびに後ろめたい思いをしました。

店頭催事も売れないと次からは出てもらえなくなるし、初めて出店してもらう方との交渉も、売れますよ!なんて嘘もつけないし。それでも1年程は続けました。


▶【2014】事務局運営の仕事が舞い込んで来た

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2013年秋に、助成金を使ったイベントを実施させてもらった半年後に事務局運営をアウトソーシングする予定があり、資料を作ってプレゼンに参戦!

その時は絶対に必要だと思い、プレゼンで最初は私が勤務して仕事や人間関係構築を行います!と豪語し、任せていただくことができました。

これで毎月定額で収入が発生し、自分の仕事もできたぞ!と事業が増えた瞬間でした。

この毎月の事務局運営費に加え、年間のイベントなども実施させてもらい、定額収入+今までやってきたイベント等のスポット収入が発生することになりました。

毎日スタッフを置き、経理全般の処理・雑務・会議の取り仕切り・人間関係での縺れ解除やクレーム処理など、多岐に渡る業務をこなす必要があり大変です。

でも真面目にきっちりやるべきことをやっていると、商店街関係者の方々から信用してもらうことができ、色々仕事や人を紹介してもらうことができます。
それが後の不動産ビル管理業に繋がったりします。


▶時間や行動を商品にすると削られて疲弊する

事務局運営を請負い、安定的収入があったとしてもスタッフの時間や行動力を商品にしているので、勤務するスタッフはもちろん身動きが取れなくなります。

始まった当初は僕が事務局に勤務。社長とデザイナーでグラフィックやWEB制作をこなし、イベントがある時は集まってなんとか実施していくといった流れだったわけで、ヘトヘトになって疲弊して行きました。

なんとかしなくちゃなぁ〜。仕組みを作ればある程度勝手に収入がある事業を作らないと、いつまでも体力は続かないぞ!って毎日思っていました。


▶商業施設での催事運営で収入ベースUP

なんとか人海戦術で頑張っていた頃にちょうど吸収合併で会社を飛び出してきた営業マンが我社に入って来ました。

営業マンはアイデアマンなのですが、細かいPC業務などは苦手でもちろんガラケーでした(今はスマホ使いこなしてるよ)

我社として良かったことは、営業マンは自分で細かい作業ができないから得意な部分はトコトン頑張って、苦手な部分は他にやってもらおう!会社から出せる人材は自分ひとり!後は業者さん。


この状態での最大公約数を見つけることばかり以前の会社からずっとやっていたサムライです。

人海戦術でなんとかやりきろうとする僕たちとは真逆の考えで動いてくれる営業マンが来てくれたおかげで、商業施設のイベント会場や空き区画を利用した催事運営の事業が生まれました。(現在はもうお取引のない商業施設です)

催事運営は、お金の流れ・設営撤去・搬入搬出。飲食であれば保健所や消防関連の制約をクリアするなどやることが多いですが、はじめに仕組みを作っておけば、あとは出店者の確保を継続し、できるだけ商品が売れるように販促関連を強化していくことで、自分がそこまで動かなくても%収益が入ってきます。

幸い年末年始やGW、夏休みなど施設のイベントが多彩で規模も大きかった為、売上がまとまっていました。


▶その後BBQ運営に発展します

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この催事運営が加わったことにより、会社の収入源が3パターンになりました。

① 事務局運営などの業務委託で毎月まとまった収入
② デザイン(グラフィック・WEB制作)、イベント関連のスポット的な収入
③ 催事運営でブース売上の10%などの収入


ここで、業務委託の仕事とデザイン・イベント関連の仕事は、受注できる数に限界があります。

事業を増やすとそれをこなすスタッフも必要なわけでして、仕事の数に比例して人件費も増加します!

人件費は迂闊どんどん増やしていくわけには行きません。

その点、この%収入は、仕組みを作って事業を開始する時に一番コストがかかり、その後は拡大させたとしても、人件費が比例して増加していくことはありません。

仕組みを改良するか、利益配分を再考するなどで調整ができます。パートナー会社とも販促費を折半して拠出したり相談してやっていくこともできます。

この仕組を使って、営業マンはBBQの設営撤去及び食材の配達などを主に運営している会社とパートナーシップを結び、現在BBQ運営事業を進めています。(コロナちゃんのおかげで今は完全STOP中です。悲しい)


最後に自分側の事を書きます。

▶ 自分主導の新規事業を作ること

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・事務局運営などの業務委託
・デザイン(グラフィック・WEB制作)
・イベント企画、運営
・催事、BBQ運営でブース売上%収入

今やってるこの事業に加えて、自分が何をプラスできるかを考えていて、ビジョンが固まってきました。具体的には2つあって、不動産事業とWEBサービス制作事業です。

▶ 不動産事業

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この事業を作ろうと思ったきっかけは、商店街事務局を請負った時に、商店街に面した建物を所有している建物所有者で集まり、情報交換をしましょう!という建物所有者会の準備段階でもありました。

商店街あるあるなんですが、何かを起こす場合、皆さんの年齢層も高いため、代わりに動いてくれる人間が必要です。そこで僕が適任だという事で、不動産知識が全くないのに発足まで手伝う事になってしまいました。

そこからさらに2年かかり、なんとか無事発足し、毎月主に商店街のインフラ整備をテーマに会議を続けてもう5年目になります。

この建物所有者会の事務局を請け負ったおかげで不動産関連の知識が付き、日々所有者から聞く、希望するテナントが決まらない。空き店舗のまま長いこと経ってる。

家賃が高いと減額要請があった。建て替えどうしよう。。

など無数にある困りごとに関して、ちゃんと会社として免許を持ってやればビジネスとして解決していくお手伝いができるんじゃないかと思い、不動産事業を作る決心をしました。

▶ WEBサービス制作事業

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このWEBサービス制作というのは、グラフィック・WEB制作、さらにイベント企画に関しても、WEBサービスを取り込んだ提案をしていかないといけない。

お客さんがいつも望む「新しいこと」=「知らないこと」とするなら、もう何でもあるこの時代、お客さんのオリジナルWEBサービスを作ることができる。しかないと言ってもいいくらいです。

これからどんな産業にもWEBサービスは欠かせない存在であり、お客さんが知らないことでもあるため、これをできるようになることは必須で、やらなければ淘汰されます。。。

なんで今さら、デザイン会社でしょうに!もっと前からやっとくべきでしょうに!!!!その通りです。

僕はもともとメーカー営業で、会社があらかじめ作った商品やサービスをどう売るかを考えて営業に行きお客さんに提案する。

お客さんは満足したら買うし、しょーもなかったら買わない。というはっきりした世界でやってきたのでお客さんの好みで良いか悪いか決まる。

費用の相場がないデザインの仕事は、なんかちょっと面倒くさくて、別の事業をやりたかったんです。

でも時代は進み、どんな業態にもWEBサービスが絡んでくることになった今、見て見ぬ振りはもうできなくなりました。全てに関わってくるのだから、急いで対応しなきゃ、終わります。

なので、不動産は新たな事業の柱として、これから全てのことに絡んでくるWEBサービスはできるように勉強して強化していくという事です。

この2つに関しての今進めてることや、考えたことなどはまた改めて書きたいと思います。ではまた!

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