【コラボレーターの仕事術】人生をハッピーエンドにするお手伝いに全力を尽くす 株式会社AMAO代表取締役 小元 佳祐
今回インタビューさせていただいたコラボレーターは、介護業界から社会、そして地元の足立区のお役に立ちたいと活動されている小元 佳祐さんです。小元さんは、工業高校出身でありながらケアマネジャーの仕事をしている異色の経歴の持ち主。夢は足立区の有名人になることを掲げる小元さんが、なぜ介護の道に進んだのか、そして業界の魅力についてお話を伺いました。
■アルバイトがきっかけで知った自分のやりたいこと
ーーこれまでの経験と、現在どのようなことをやられているのか、お聞かせください。
小元さん(以下、小元):私は工業高校出身ですが、すごく不器用なんです。今の自分があるのはスーパーでのアルバイトがきっかけでした。最初は品出しで入りましたが、人手不足でレジにまわったんです。
そこで接客を経験して、機械をいじっているよりも楽しいと感じました。接客業が向いているのかもしれない、やりたいと思ったんです。その頃テレビで金八先生を見ていたときに介護のシーンがあって、そこから介護の業界に進みました。
施設のスタッフとしてまず3年間特別養護老人ホームで働き、次は有料老人ホームで3年間、そしてグループホームでも3年間働き、転職してケアマネジャーになりました。
施設では、朝起きてご飯食べておむつ交換して、と毎日がルーティン化されています。そこで新しいことに出会うことはほとんどありませんでした。そこから、在宅のケアマネジャーを紹介していただき、人の家に行くケアマネジャーになりました。訪問先の人の生活に毎日飛び込むので、同じことは起きないんですよ。ルーティンがなくて楽しかったですね。
施設で働いていたときは、高齢者は建物のなかでほぼ完結してしまうので、世の中のほとんどのお年寄りは施設か病院にいると思っていました。当たり前ですがおうちにも高齢者が住んでいます。そんなことも知らなかった自分にびっくりしました。
そこから地元に対して何かできないかと考えるようになって、その瞬間に世界が広がりました。もし私が地元の足立区で有名になったら、困っている人を私の知り合いにつなげることでお役に立てるんじゃないかと思ったんです。
もちろん地域包括支援センターなどはありますが、個人で活動をしたらおもしろいと思ってずっとケアマネジャーの仕事をしています。
■「いい人生だった」と感じてもらえるように全力を尽くす
ーー介護業界の魅力はどんなところでしょうか。
小元:よく言うのが、人生の小説があったとして、最後の数ページくらいに私たちが出てくるんですよ。ケアマネジャーの仕事はまさにその最後の数ページを左右できるんです。
「ありがとう、あなたのおかげでいい人生になったわ」って感じてもらえる仕事だと思います。最後はハッピーエンドに終われるように全力を尽くす自信はあります。その人らしく最後を迎えてもらえるように、よかったと思ってもらえるようにやりたいなと思っています。そこが介護の魅力ですかね。
ーーこれから介護業界でやってみたいこと、チャレンジしたいことはありますか?
小元:さまざまな団体に関わっていますが、そのなかで『ケアマネジャーを紡ぐ会』という会があります。そこで産業医の『産業ケアマネ』という民間資格をつくっています。SNSなどで世の中に広めて、認知度があがったらきっと困る人も減るんじゃないかと思っています。
世の中の会社は、従業員が介護で離職するなんてまだ考えていないと思いますが、これから数年後どんどん増えると思うんです。そこで、産業ケアマネというポジションがその会社に入れたら、前もって問題を解決して社会貢献にもなると思っているので、介護業界ではどんどん進めていきたいですね。
■継続し、習慣化することで世の中に広がっていく
ーー最後に小元さん自身のビジョンをお聞かせください。
小元:夢が「足立区の有名人」なので、まず今できることとしてはSNSを使った発信ですね。バズったときに一気に広がるはずなので、継続するというのがひとつですね。
あとは、音声メディアがこれから流行るんじゃないかと思って、Stand FMを毎日投稿しています。今は雑談を投稿しているだけなのですが、Stand FMが注目されたときに色んな人に聴いてもらえるチャンスがあるメディアだなと思うので、継続していきたいですね。
ほかには、インスタグラムで足立区か介護について毎日投稿しています。私の会社である『ケア元気』という事務所ができた日からずっとやっていて、インスタグラムの補足を次の日にラジオですることにしているので、ネタを考えなくていいんです。全部つながっているので気軽にできています。これを続けていってバズったらいいなと思っています。
毎日やることを3週間くらいやると、やらない方が気持ち悪くなるんですよ。日常のひとつになるので、ご飯を食べるような感覚で今はできているんじゃないかと思っています。
逆にやり続けてしまうので、削るところも考えないといけないですね。昔はTwitterでたくさんつぶやいていましたが、今はStand FMとリンクさせた投稿に変えるなど試行錯誤しています。
ーーこれからチャレンジしていく人たちに向けてひと言お願いします。
小元:悩んだときにいつも思っているのは、「失敗しようと思って挑戦すること」です。失敗しようとしているので失敗してもOKだし、成功したらなおOK。失敗しちゃおうかなと思ってチャレンジしているから、色んなことができるのかもしれないですね。
Stand FMやインスタグラムをやるなんて絶対バカにされると思っていました。やってみて失敗したら失敗したで笑われてもいいと思ってましたが、そんなこともなかったです。失敗すると考えたら何も怖くないです。成功したらラッキーくらいに考えたらいいかなと思いますね。
▼ワクセルコラボレーター
株式会社AMAO代表取締役/ケアマネジャー
小元 佳祐さん
■SOCiAL BUSiNESS COMMUNiTY『ワクセル』
ワクセルは、コラボレートを通じて、人に夢を与え続けていくソーシャルビジネスコミュニティです。健全に学び、チャレンジし、成長し、達成し続ける人が次々と集まるコミュニティを作り続けます。 さまざまな分野で活躍する著名人や経営者、クリエイターの方々とコラボレートすることにより、下記の取り組みやコンテンツ制作を行っていきます。
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