【コラボレーターの仕事術】夫婦の幸せが、結婚率を高める秘訣 恋婚活コンサルタント 嶋かおり
今回インタビューした嶋さんは、大学生の頃からホステスを18年経験した後、恋婚活コンサルタントとして独立。ホステスとしての経験を生かして、「恋愛が苦手な人に結婚で幸せになってほしい」と、2020年11月に書籍『彼に、思っていることを言えないでどうするの？』を出版。
恋愛に対して前向きになるように、婚前からのサポートや夫婦になった後のフォローも手掛ける嶋さんに、起業に至ったいきさつや、今後のビジョンについてお話を伺いました。
■経験を生かして恋愛コンサルタント事業を立ち上げ
ーーこれまでの経緯やきっかけを教えてください
嶋さん(以下、嶋)：福島県で育ち、高校卒業後に都内の大学に進学したかったのですが、通える範囲の福島の大学じゃないとダメだと親に言われていました。高校3年生のときに親と喧嘩していましたが「こんなに学費を払ってもらっているのか」と知って、これでは文句は言えないと思い、親から自立する方法を探します。
新聞配達をしながら学費を稼ぐ奨学金を得て、都内の大学に通い始めました。ただ、毎日朝3時に起きて配達、大学に通って15時から夕刊の配達と、仕事と勉強の繰り返し。せっかく早稲田大学に入ったのに遊べず、勉強と仕事の行き来に嫌気が差して、時給が高かったホステスにシフトチェンジ。
そこから、18年間ずっとホステスをしていました。元々は学校の先生になるため教育学部に通っていましたが、当時の彼氏との失恋でうつ病になりました。本当は大学で先生になろうと思っていたところ、失恋をきっかけにホステスをやらざるを得ない状況でした。
ホステスは簡単な仕事ではないし、「ブス」とか「自由気ままに太ってる」などの誹謗中傷を浴びることもあります。それでも人によっては「すごく綺麗」「大好き」と言ってくれる方もいましたから、他人の言葉にあまり左右されなくなりましたね。
女性特有の派閥もあり、新宿の歌舞伎町のお店を転々としました。ひとつのお店には平均1年はいましたが、ホステス業界は入れ替わりが激しく、同じ店に1年も在籍するのは珍しい方でした。
18年間ホステスを続けましたが、お店のママが大変だと知っていたのと「この世界でずっとやっていくのは大変」と感じて、恋愛コンサルタントとして再スタート。
元々、ダイエットや美容関係で起業しないかと誘われていましたが、自分のなかではしっくりきていませんでした。ちょうどその頃に、テレビで結婚相談所の番組をやっていて、「これだ！」とひらめいたんです。過去の失恋や、ホステス時代のお客さんの話もたくさん聞いているので、私にもできると確信しました。
会社員気質ではなかったので代理店や所属カウンセラーではなく、アイデアやクリエイティブを生かして、起業の道を選択しました。
相談所と言っても入会している人だけでなく、アプリを使用している人たちも世話をするハイブリッド型の結婚相談も実施しています。富士登山、ラフティング、チアダンスなどの婚活イベントも開催。「楽しいをカタチにしたい」と、会社員だったらできなかったことを実践しています。
■結婚率を上げるには「結婚している人たち」の幸せが大事
ーー既存の相談所からの反発はありませんでしたか？
嶋：相談所のルールは壊さないようにしています。今は、相談所よりもマッチングアプリの方が盛んです。相談所のルールに当てはまる人は相談所に、アプリに合う人はアプリを勧めます。どちらかを攻撃することはせず、うまく活用すれば良いと思ってコンサルタントをやっています。
「どうすれば結婚する人たちが増えるか」は、課題のひとつです。特に男性は、結婚にメリットを感じない人が多い傾向にあります。それでもコロナ禍で家に一人でいることが増えて、「やっぱりパートナーがほしい」と入会が増えた結婚相談所が多かったと聞きます。
どうやったら結婚する人が増えるかは、イメージが強く影響します。結婚することで縛られたり、お金が自由に使えなかったり、会社の上司が奥さんの悪口を言っていたりして「結婚は大変」というイメージにつながります。
社会全体の結婚率を上げるには、結婚している人たちの幸せを考えることが大切です。お互いに押し付けないコミュニケーションや、問題が起きてもきちんと話し合うこと。結婚している先輩方が結婚していない後輩に、良いイメージを伝えていく必要があります。
■婚前だけでなく結婚後のアフターケアも展開
ーー今後のビジョンについて教えてください
嶋：夫婦になってからも仲良しのままでいてもらいたいと思います。そのために独身時代から、コミュニケーション能力、問題解決能力を身につける教育をしています。
人と本音で向き合うことで、ちゃんとしたパートナーを見つけることにつながります。恋愛の段階で話し合わずに結婚してすぐに離婚するのではなく、お互いにコミュニケーションをとって、自分が何を求めているか分かっている人と結婚してほしいと思います。
婚前から教育やお世話をしていますが、独身の人たちの話を聞くと既婚者の悪いイメージが多くあります。今後は婚前のサポートだけでなく、結婚後のサポートもしていきたいと思います。
結婚した人向けに『ラブジャーニー』を設定し、月1回テーマを決めて相談の場を設けます。テーマは、たとえば身体の相性、家計、子育てなどです。どんな風に夫婦円満でやっているかをシェアする会をつくって、結婚後のサービスも展開していきます。
▼ワクセルコラボレーター
ホステス歴18年の恋婚活コンサルタント・こころメンテナンスセラピスト・ラブラブーン代表 嶋 かおり
＜経歴＞
早稲田大学 教育学部卒
夜の世界で3万人接客してきた経験を生かして「本音で話せるぶっちゃけ恋愛戦略」を教えて、ラブラブ夫婦を広めています。
恋愛で幸せになる秘訣を広めて、幸せなカップルをたくさんつくりたいと結婚相談所を開業。
出会っただけでは結婚しない現実をまのあたりにして、NLP心理学、潜在意識、量子力学、エネルギーワークを学び、独身の人たちを成婚まで導いている。
コンサル人数はのべ2000人、成婚率は80％。
現在は、独身以外の人からもオファーをうけ、クリアリングセッションで、幼少期~過去世などのマインドブロック外しをしながら、セラピストとして夫婦関係の改善・積年の癖の解消・体調不良など、さまざまな悩みを解消している。
発行している無料メルマガは独身だけではなく、既婚者にも「ビジネスにも生かせる」「夫婦仲が良くなった」と好評をいただいています。
■代表作・主な実績
著書『彼に、思っていることを言えないでどうするの?素のままで100%最高の関係になるルール』大和出版
日刊スポーツなど50以上のメディアで「コロナ離婚を防ぐ本」として紹介されました。
雑誌『暮らしニスタ』で夫婦円満ネタ執筆
「5股6股かけてる女子から学ぶ！男（夫）ころがしのテクニック」など、面白い夫婦ネタを連載。
インスタフォロワー数・1.1万人「恋婚活ぶっちゃけライブ配信」発信中
clubhouseでも隔週「恋バナぶっちゃけ大会」で、さまざまなドロ沼恋愛談などを、ゲストと一緒に大暴露中。コラボ相手募集中です。
■SOCiAL BUSiNESS COMMUNiTY『ワクセル』
ワクセルは、コラボレートを通じて、人に夢を与え続けていくソーシャルビジネスコミュニティです。健全に学び、チャレンジし、成長し、達成し続ける人が次々と集まるコミュニティを作り続けます。
さまざまな分野で活躍する著名人や経営者、クリエイターの方々とコラボレートすることにより、下記の取り組みやコンテンツ制作を行っていきます。
・YouTube等での番組配信
・オンライン講演会
・出版プロデュース
・プロジェクト創出
・対談、インタビュー記事制作
ワクセル公式HP(主催：嶋村吉洋)
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