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黒いFRPの白化を蘇らせる

iKaMPERのSKYCAMP2.0というルーフテントを車に装着してからもうすぐ3年が経ちます。このルーフテントは天板がFRPのハードシェルで出来ており、色は白か黒を選択できます。

当時は見た目と、白いFRPは表面が黄ばんでしまうと思い、黒にしました。しかし1年前くらいから黒いFRPが部分的に白化するようになり、見た目がかなり気になってきました。
最初はルーフテントに付属していたワックスを塗ってツヤを戻していたのですが、徐々に効き目が短くなってきたので、何らかの対策が必要と感じて調べていましたが、ルーフテントに限ると情報が少ない印象でした。

そこで他の車関連でFRP製のものといえばルーフボックスがありますが、こちらはすべてがFRP製でないため、自分で塗り直すという記事が目立ちました。塗り直すのは最終手段だと思いつつ調べたところ、キャンピングカーのFRP製のキャビンを「3Mレストアワックス」で艶出しと汚れ落としをした記事を見つけました。

この「3Mレストアワックス」は本来は船舶のFRP用コンパウンド、ワックスです。たしかに船舶は一番劣化しやすい環境に身を置いているので、これは効果がありそうだなと思い、購入を考えましたが、この「3Mレストアワックス」は粘度が非常に高く、作業にはポリッシャーがあったほうが良いと書かれていました。結果としてはポリッシャーをどうするか迷っているうちに在庫が切れていました。

それから数ヶ月後、いよいよ天板が全体的に白くなり焦り始め「3Mレストアワックス」に近いものを探すことにしました。
元々はボート用のコンパウンド、ワックスなので、船舶のボディを扱うメーカーに絞って探したのが「ヤマルーブ ボートポリッシュ」です。

用途を確認しますと良さそうに見えましたので、試しに購入して使ってみることにしました。

・FRP用に開発された、高品位シリコンワックスに素材に影響を与えない超微粒子コンパウンドを添加、画期的なポリッシュです。
・ゲルコールの色の劣化、海中生物の付着等による汚れ、ハルに付着した雨垂れ、水あか等をきれいに落し、その上にワックス効果を発揮します。

ヤマルーブ ボートポリッシュ製品紹介

施工は非常に簡単で、ルーフテントの砂埃を洗い流して乾かした表面にクロスに「ヤマルーブ ボートポリッシュ」を少量付けて塗り延ばすだけです。最初に目立たないところを試しにやってみましたが、想像以上に黒さとツヤが蘇ったので全面施工することにしました。「ヤマルーブ ボートポリッシュ」は粘度も非常に低く、作業が進めやすかったので約2時間で全面を塗り終わることができました。

まだ作業から1日ですが、特に気になるところは確認していません。もう少し経過観察は必要だと思いますが、これでダメだったら塗り直すと思っていたので非常に満足な仕上がりでした。

しばらくこちらで経過観察を更新したいと思います。

1.経過観察(施工1週間後)

こちらの作業から1週間後の写真を撮りました。残念ながら白ボケが復活していました。
あまり効果がなかったのか、やり方が悪かったのか分からないので、再度試したいと思います。

白ボケ復活。残念

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