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Raspberry Piをリモート操作するときにHDMIケーブルを外したいとき

Raspberry PiをセットアップするときはディスプレイにHDMI接続して、キーボード、マウスを接続した方が快適ですが、一度セットアップが終わったら、本体自体が小型のため電源だけ接続して好きなところに置いてパソコンなどからリモート操作したくなります。Raspberry Pi OSであれば標準でVNC Serverがインストールされており、こちらを有効にすればVNC Viewerをインストールしたパソコン、タブレット、スマホから 遠隔操作できます。

Raspberry Pi OSでVNC Serverを有効にするには、スタートメニューから「設定 -> Raspberry Piの設定」をクリックしますと設定ツールが起動しますので、「インターフェイス」タブを選択してVNCの項目を有効にします。

しかしRaspberry Pi 4やRaspberry Pi 3 model B+の場合、HDMIケーブルを外してしまうとVNC Viewerで画面を表示できなくなります。これはRaspberry Pi OSの初期設定でRaspberry PiがHDMIの接続を認識できなくなると、自動的にコンポジット端子からの出力に切り替わるのが原因のようです。

そこで、この初期設定を変更する方法を紹介いたします。今回使用したRaspberry Pi OSは2022/9/22リリース版(32bit)です。

まずRaspberry Pi OSが起動しましたらLXTerminalを起動し下のようなシェル画面を表示します。表示できましたら、config.txtの一部を変更しますので以下のようにテキストエディターnanoで文書を展開します。

シェルからconfig.txtを開く

config.txt内のhdmi_force_hotplug=1の先頭に「#」が入ってコメントアウトされていますので、「#」を削除します。上書き保存は「Ctrl+O」です。nanoの終了は「Ctrl+X」です。

hdmi_force_hotplugを有効にする


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