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コロナ禍の2年間を全力で苦しんで、全力で楽しんだ話。

こんにちは。合田葵です。約1年半ぶりの投稿になります。
見返してたら自分の記事が痛くて仕方ありません。

そんなことはさておき、今年の4月で僕は大学3年生になります。コロナと共に入学した2年間のおさらい、そしてこの春から大学生になる人達にとってこれからのwithコロナ学生生活のヒントになればいいなと思って書きます。

簡単な自己紹介

○早稲田大学先進理工学部電気情報生命工学科の2年生
○学生が授業制作を担当する「たくましい知性を鍛える」(旧大隈塾)所属
○地域滞在や旅をしながら、授業のある日以外は県外へ出て学ぶスタディケーションを2年間実施
○都内の大学生を対象に、参加者によって旅をオーダーメイドし、地域の面白い大人と交流する「
おだかたび」主催
○クラブハウスにて武田双雲さん達と「学生×面白い大人」の交流場を定期開催

ちょっと真面目なものだと、、
2年間で
株式会社Living Robot
marrutt株式会社
おんせん図書館みかん
一般社団法人onex
計4社の長期インターンに参加し、現在はonexに所属しています。
これは全てサイトからの一般募集ではなく、旅先での出会いから始まったものです。

メディア掲載

プレジデントオンライン
「コロナ禍の大学生はひきこもりを強いられて可哀想」が大間違いである理由

毎日新聞
地方でスタディケーション「旅+勉強」で関心広げ 早大生が実践

これだけ見るとちょっと凄そうに見えますね、、笑


2020年の春、指定校推薦で大学入学を決めていた僕は学力不足や情報不足で不安で仕方ない日々を送っていました。そんな僕が今を全力で楽しめるようになるまでの日々を簡単にご紹介しようと思います。
以下の文はある大学に2年間の活動を1500字くらいで教えてくれと言われて書いたものです。一部編集してありますが適宜情報を付け加えております。もし詳細が気になった方がいたら気軽にTwitterでDMしてくださいね。


旅をしながら学ぶ2年間の活動
 「スタディケーション」

僕は2020年に大学入学してから今までの2年間、日本のいろんな地域へ長期・短期問わず滞在し、旅を繰り返しながら大学生活を送ってきました。

コロナ禍での挑戦

元々医者志望で3年間勉強し、生物系の研究がしたいと思い今の学科に入った僕は地域活動や旅に全く興味がありませんでした。年に一回家族と年末旅行するくらいで、本当にインドアな人間でした。そんな僕が、さとのば大学という日本を旅しながら学ぶプログラムに出会います。

コロナ蔓延と同時のタイミングで大学に入学し、実家に引きこもらざるを得ない3ヶ月を過ごした僕は、このまま何もない18歳が終わるより、コロナにかかってでも行動して今を変えたい気持ちが強くなりました。当時の大隈塾には同じような考えを持つ仲間が多く、さとのば大学に参加する先輩方が何人かいたため、覚悟を決め、同年8月から地域留学を始めます。

提携地域の多くがコロナによる受け入れ拒否をおこなっていた為、唯一受け入れをしていた福島県南相馬市に1ヶ月間滞在しました。

刺激的な1ヶ月、そして滞在延長

田舎で学生生活を送っていた僕にとっては出会ったことのない多様な大人達がそこにはたくさんおり、僕の凝り固まった思考を壊す1ヶ月となりました。地域留学が終わりかけた9月頃、地域の方が残りなよと言ってくださり、後期の大学もオンライン主体が決定していたので12月までの滞在延長を決定しました。

当時、同じような活動をしている大学生が本当に少なく、大学側も理解があまりありませんでした。そのため、週に1度ある対面実験などコロナ禍にも関わらず大学にいかなければならない事態に対処するために、大学側と交渉を行いました。代替のオンラインレポートにしてもらうことで入学してから1約8ヶ月は一度も大学のキャンパスに行かない大学生活へと代わりました。

様々な地域イベントに参加し、僕も地域の学生を巻き込み、高校生へ面白い大人を紹介することで選択肢を広げるイベントを開催しました。

一歩動いた結果、なにが起きたか

地域に溶け込みながら大学生活を送る。そんな活動をメディアが認知してくれ、全国ビジネス誌や新聞に取り上げられ、各大学で新しい学び方として講演依頼が来るようになりました。

他にも、「Dream」という優勝商品世界一周券をかけて戦うコンテストに参加し、旅しながら学ぶ「studycation」の実現を掲げた結果、当時2000名を超える参加者の中で上位50名にランクイン。

さらには「Japan Vitailzation Platforms」の学生メンバー3人のうちの1人に選ばれました。これは日本政府が提案する「デジタル田園都市構想」つまりデジタル化によるスーパーシティ構想に関連する取り組みであり、地域のありのままを残し、都心と田舎をかき混ぜ人口分散し、本来あるべき人のご縁や出会いに価値を置いた田園都市構想を提案するものです。全日空や旅行会社がバックにつき、4月に政府関係者やインフラ関係、宿泊業者や交通関連の事業者に向けて、政策提言を行います。

また株式会社「NOWROOM」から地域留学に際して、集客窓口の業務委託を受けたこともあります。地域に飛び出す大学生を3人ほど募集し送り出すまでの流れを1人で受託しました。自分が地域滞在していた間にも、約20名ほどの大学生を招待し地域を案内していました。

現在では大学生へ向けて、参加者1人1人に合わせて案内する場所や紹介する人を変えて旅を作り上げる、オーダーメイド旅「おだかたび」を主催しています。

今、振り返って

大学入学とともにコロナ禍に見舞われ、外にも出れず、大学に関しても右も左もわからないという状況で3ヶ月間鬱々と過ごしていた日々。
そこからリスクをとって福島へ飛び出したことで、結果的に出会いが増え、人生の選択肢が広がり、挑戦のハードルが下がり、旅というワードから誘ってもらえるチャンスも増え、多くの経験を積むことが出来ました。

2年前に想像していた自分とは全く違いますが、今が最高に楽しく、物事を前向きに捉える力がつきました。あまり大声では言えませんが、コロナのおかげで人生が好転したとはっきり言えます。

サークルや部活。コロナで奪われたものは本当に大きいです。
最近では、大学2年生が学生生活を諦めたという記事が掲載されました。
そのくらいこの2年間の学生生活は厳しいものでした。資格勉強やインターン。不安をかき消すために苦しむ同期を見てきました。

福島から石川。石川から東京に戻ってきた2年の春。あまりに順調に生活を送れている中、大学と活動のミスマッチ感を拭えず、ミネルバ大学へ挑戦しました。世界を巡る生活を夢見ていましたが、結果不合格。6月には慶応大学総合政策学部の9月入学入試に挑戦。推薦者として大学の教授や、石川で本当にお世話になった方へお願いして望んだのにも関わらず、面接という100%自分の実力不足で不合格。
本当に絶望していました。もはや大学に通う気力は残っておらず、対面で行われている授業は全て落としてしまいました。オンラインの授業はなんとか取りきましたが、十分致命傷です。18年間優等生をやってきたこともあり、両親に本気で怒られ、実家に強制送還された2021年の夏。将来の不安で押しつぶされそうになり、実家で苦しんでいた時に親から気分転換に提案された長野の旅館バイトにいくことにしました。

長野のバイト先で出会った方に現状を話したところ、「借金したわけじゃないやんw」「本気で挑戦した結果なんだから全然問題ない」当時の僕には何が問題ないじゃと内心キレてましたが、両親以外に話せたことをきっかけにフェイスブックにて現状報告をする決心がつきました。

ミネルバ大学に落ちたこと。
慶應大学にも落ちたこと。
大学の単位をかなり落としたこと。

自分からすると、この投稿をきっかけに離れていく人が多くいるんだろうな。でもそれでもいいやくらいの感覚で投稿しました。結果としては旅先でお世話になった方々から連絡を頂き、いつでも帰っておいでと温かいメッセージを頂きました。

実際に石川へ帰ると、ハイタッチをされました。やっと人間らしくなったなというハイタッチみたいです、笑。残りの夏休みをメッセージくれた方のところへの挨拶に回ることにし、全てを話し、受け入れてもらえたことからすごく気持ちが楽になりました。出会いに本当に救われました。

後期なんとか奮闘し、それでもギリギリですがなんとか生きてます。

これから大学へ入学する新入生へ。

今何をしたらいいですか?と最近よく新入生からDMが来ます。2年前、僕も先輩方へ同じ質問をしていました。

今の僕だったら
「旅をしてください、そしていろんな大人に出会ってください」
そう答えます。


出会いに2年間を彩られた身としては、どんな方法でもいいから大学から半歩飛び出してみてください。そして大学1年生なんです。話聞かせてくださいと飛び込みまくってください。きっと一年後、人生に余白ができて、思い切った行動ができるようになると思います。今の僕がそうです。結構ギリギリで生きてますが、不安は全くありません。毎日が本当に楽しいです。

これから大学に入る新入生にとってこれからの1年間が本当に楽しいものであることを祈ると共に、この記事を読んで話を聞いてみたいと思ってくれた物好きな方や相談したいことがあれば気軽に連絡ください!お待ちしてます!

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https://twitter.com/@Libraman2001





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