男女の友情は成立するのか?
大好きなVoicyのチャンネル「ワーママはるラジオ」でテーマになっていた、男女の友情は成立するのか、という命題。
学術的な根拠からは「男女の友情は成立しない」らしい。
脳科学的に、異性の友人とのコミュニケーションにおいても脳の中では恋愛と同じ箇所が反応しているという理由。これは一番しっくりきた。
わたし自身の経験としては、これまで共学→理系→技術系職場の中で人生過ごしてきたため、友人は男女ともにいる。
で、(多少やさしい気持ちで読んで欲しいのだけど)男性の友人から「100%こいつは異性としてナシ」と思われたケースは限りなくゼロに近いんじゃないかと思っている。
つまり、程度の差はあれど「彼女もおらず仕事にも満たされていない状態の時にむちゃくちゃ迫られたらまあ1回くらい付きやってやってもいいかな」程度には、すべての男性の友人には思われてた(る)んじゃないかと思う。
最低限、そのくらいの興味がないと、人として相手のアンテナに引っ掛からないだろう。何しろ、生物の最大にして唯一の生きる理由は、生殖して種を残すことなのだから、そのアンテナにかすりもしないのは、その人にとって存在価値ゼロ、空気と同じだ。(いや空気はめっちゃ必要だけど)
だからつまり結局のところ、男女の友情が成立する(しているとお互いが感じている)のは、相手も自分も「満たされている」状態でのみだと思っている。
満たされるというのは、恋愛面だったり、金銭的なことだったり、仕事だったり色々だ。
自分に現在パートナーがいなくて、そのことにより満たされていないと思っていれば、ちょっといいなという相手に対しても恋愛感情に発展してしまいやすい。
既婚者で不倫に走るのは大抵、パートナーとうまくいっていない人だ。それはセックスレスとか直接的な理由だけでなく、家事や育児を全く分担してくれなかったり、義両親との不仲に全く無関心だったりとか、理由は様々ある。パートナーとの仲が円満にも関わらず、「肉欲のため」の不倫をするというのは圧倒的に少ないのではないだろうか。 (あ、これは性欲が「満たされていない」ケース??)
恋愛というのは、脳にとっては刺激的な「麻薬」みたいなものなんだと思う。
仕事がつまらないとか、毎日の生活に張り合いがないとか、ただ単にそんなことだけで、人の脳は恋愛という麻薬を求めてしまうのだ。
そう考えると、男と女においては、「お互いが諸々それなりに満たされている」というレアな条件が揃った時にのみ、 友情は成立すると考える方が自然だ。目の前の異性で恋愛的刺激を求める必要がないからだ。
その証拠に、「生理的に無理」な異性に対し、真の友情を感じることってないと思うのだけど。
少なくともわたしはない。
以上の点からわたしは、「男女の友情は成立しない」派である。
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