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R-1グランプリ2024体験記

お世話になっております。

どくさいスイッチ企画という名称で一人コントを行っています。

この度、R-1グランプリ2024に出場し、決勝戦に進出しました。

R-1にどのように臨んだのか、何を考えていたか、どう感じたかを、以下に書きます。R-1グランプリ2024を観てほしいです。

ステータス

R-1グランプリでは2022年と2023年に準々決勝まで進出しました。
2022年の体験記は こちら
2023年の体験記は こちら

また昨年「全日本アマチュア芸人№1決定戦2023」で優勝しました。
全アマの体験記は こちら

エントリー

先行報道で芸歴制限撤廃が示唆されていたため、今回はエントリー数が増えると予想していました。
居酒屋で知人と談笑していた際にエントリー開始のツイートが流れてきて、今エントリーしないと絶対に忘れると考え、速攻でエントリーしました。書類ではなく、フォームからのエントリーだったので手続きは楽でした。
結果、エントリー№は10番でした。まさか二桁とは思いませんでした。

一回戦に出るまで

一昨年&昨年と同様、手持ちのネタを2分に縮める方針で決定しました。
インパクトと笑いの数を勘案して「電車」をセレクトし、R-1対策ライブに何本か出演しました。
この過程で、当日の出順がトップバッターと知りました。
「これは落ちても仕方ない」と開き直ってネタの調整に臨みました。
カンテレなんでもアリーナという初めて行く会場なので別日に一回戦を偵察に行きました。初日は非常に温かかったとの情報がありましたが、体感では客数・ウケともにいつものR-1という感じでした。

一回戦当日

当日の集合時間が9時10分と早く、口が回るかわからなかったため、8時半に扇町公園に行きTwitterで募った人と喋って口を動かしました。
受付含めスタッフさんのオペレーションがわかりやすく大変助かりました。
一番手で登場した際、なぜか大きな拍手をいただけました。
ネタについてはかなり反応が良かったもののトップバッターなので比較対象がありませんでした。
最後に「1/6大阪予選、スタートです」と言い添えてネタを終了し、そそくさと退散しました。滞在時間は1時間強でした。

一回戦のネタです

夜に観に来てくれた知人から直接感想を聞かせてもらいました。
他と比べるとウケていたか微妙という話になり不安を感じました。
そのまま一緒にYoutubeの結果速報を聞き、合格を確認しました。
この時点で、無所属トップ出番で合格できたことで十分満足しました。

二回戦に出るまで

一回戦と同じ「電車」で行くつもりだったのですが、直前のライブで試したところ微妙な反応を受けてしまいました。
今年はチャレンジする年と決めていたので、ネタの変更を決意しました。
急遽「Q」を二分に短縮し、オープンマイクで試したところ好評を得ました。この時期はとにかくネタがやりたくて、初めて行ったメイド喫茶でもネタを披露しました。おおむね好評だったため「Q」でいくことにしました。

二回戦当日

出順はBブロックでした。
楽屋にアマチュアの知り合いがたくさんいて安心しました。
お客さんは予想以上にたくさんいました。ただ、Aブロックに人気Youtuberさんと人気芸人さんが出ていた影響で途中退席される方が多く、舞台上から見る限りBブロックは例年通りの客数でした。
反応は過去出た中で一番良かったです。
終わったあと二回戦に出ていた知り合いと天満でお寿司を食べました。
帰って寝て起きたら結果が出ていて、合格していました。
お寿司を食べた知り合いも全員合格していました。良かったです。

準々決勝まで

準々決勝からネタ時間が4分になります。
ネタの候補が複数ありどれにするか迷いました。
この間、東京のライブに出演したり、大喜利の知り合いのネタ見せ会に乱入してネタを試していました。これらの結果を踏まえてネタを選びました。
会場は2/4(日)ルミネTHEよしもとを選択しました。今年は準々決勝までいけたら東京受験にしようと決めていました。大阪で過去二回準々決勝に出て知名度が無いと厳しいなと感じたこと、ヒューマン中村さんに勝てる気がしなかったこと、休日が2/4しかなかったこと、単純にルミネに出たかったことなど、様々な理由から東京受験を選択しました。

準々決勝当日

当日は早めに東京へ向かい、高円寺でライブに出させてもらいました。
油そばを食べたところ巨大な口内炎ができてしまうアクシデントに見舞われながらも、なんとかネタを通すことができました。
新宿に移動しCD屋を巡りました。CD屋を巡った思い出を作るためです。
集合時刻にルミネに向かうと、実力派の芸人さんがズラリと揃っていました。単純にお笑い好きとして嬉しかったです。
出順2個前のトンツカタンお抹茶さんが強烈にウケていて、舞台袖で青ざめてしまいました。これは決勝に行くな、と思いました。
自分のネタは、とくに大きなミスもなく完遂することができました。ウケはこれまでの準々決勝の中で一番大きかったです。ただ、出番一つ後のキンタローさんが激烈にウケていて、お抹茶さんと合わせて脅威に感じました。比較されたときにキツイかな……と感じつつ、ルミネを飛び出し、ほぼ終電の新幹線に間に合って大阪へ帰りました。

準々決勝のネタです

結果発表が出るまでの間、ツイッターで動向を観察していました。レポートに名前を載せてくれる方がたくさんいて嬉しかったです。
結果発表は2/6の夜12時でした。他の人のツイートで先に結果を知りました。どくさいスイッチ企画は人生初の準決勝に進出しました。

準決勝まで

準々決勝から準決勝までは中4日しかないため急いで準備をしました。コントの台本をあらかじめ準備しておいたのが功を奏しました。
今年はとにかくチャレンジする年にしたかったので、準々決勝からネタを変えることを決意しました。なんとなく、動き回るネタよりはじっとしているネタのほうが素人臭さを消せるのではないかと思い、そうしました。

準決勝

準決勝は2/11(日)有楽町朝日ホールで行われました。
楽屋は大部屋で、そこに33人が一同に会していました。本当に有名人ばかりで大いに緊張しました。こちらからご挨拶に赴くと、皆さん気さくに話しかけてくださって大変たすかりました。
出番は33人中32番目、トリ前でした。今年のR-1は極端な出順ばかり引いてしまった気がします。楽屋備え付けのモニターで他の人のネタを観ながら静かに緊張していたら名前を呼ばれて舞台袖まで行きました。一つ前のウエストランド井口さんが爆裂にウケていました。
自分の出番は、思ったより一瞬で終わりました。一か所完全に外して冷や汗をかきましたが、それ以外は概ね良好だったと思います。お客さんが多すぎて大海原のようでした。どこを見て良いかわからなかったです。笑い声はたくさん、よく聞こえました。とても良い体験でした。
自分のひとつあと、トリのkento fukayaさんが猛烈にウケていたのを確認してから、一緒に楽屋へ帰りました。

準決勝のネタです

予選終了後、1時間ほどして結果発表がありました。

どくさいスイッチ企画は決勝に進出しました。

信じられなかったです。名前を呼ばれたときは驚きで口を覆う以外なにもできませんでした。周りの方々におめでとう!と言われて初めて涙がでてきました。こんなにもR-1に賭けていたんだなとそこで気が付きました。

諸々の取材を受けて、友人の家に泊まりました。ほぼ一睡もできないまま翌日横浜で大喜利会に出て、大阪へ帰宅しました。

決勝戦の感想は後日書きます。
どうなるか分からず不安ですが、とても楽しみでもあります。

R-1グランプリ2024を観てほしいです。


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