変革の火を灯す、CAMPFIREのスクラム旅行
こんにちは、CAMPFIREプロダクト開発部のkabeです。エンジニアをやっています。
CAMPFIREの今を伝えるカレンダー2024春ということで、様々なトピックが取り上げられていますが…… みなさんが気になった記事はありますか?僕はいしづかさんの記事がお気に入りです!読んでいたらIT統制チームが気になってきましたw
さて、CAMPFIREでは現在、サービス領域の全てのチームでスクラム方式でのプロダクト開発を進めています。中でもチームPOはCAMPFIREで初めてのスクラム導入したチームです。スクラムをどのように導入したか、各種スクラムイベントをどのように実施しているか、そしてどのようなチームになったのかを紹介します。
チームPOとは?
CAMPFIREでプロジェクトを作成するオーナーさんに向けた施策を行うためのチームがチームPOです。発足したのはだいたい1年前、スクラムの導入とほぼ同時期に発足しました。ちなみにPOはProject Ownerの略です。
課題感
チーム発足の以前からプロダクト開発部では開発が受託っぽくなりがちだという課題が存在しました。PdM/デザイナーとの距離が遠く、タスクにアサインされたタイミングではエンジニアからの提案がし辛い状況が続いていた……というのが原因です。また1人1施策といったリソース効率重視の開発や、特定の領域には特定のエンジニアといった属人的なアサインによってナレッジの共有化が難しいなどの課題も存在しました。
スクラムの導入
これらの課題感を解決するために、スクラムの導入が行われました。
手始めに元々進んでいた作成公開UPDという施策を担当していたチームに導入したのが始まりです。(当時大きめの施策をやる場合はチームを結成して取り組んでいました。)
まずはスクラムガイドを読むところからスタートし、日々のスプリントと並行する形で「SCRUM BOOT CAMP THE BOOK」を読み合わせる読書会(約5ヶ月の全15回)を実施しました。
この本には、スクラムガイドの基本的な話から、実践編と第された後半部分では、「スクラムを進める中で課題に対してどう対処を行っていくか」がストーリー形式でわかりやすく記述されています。読書会では、実際に並走するスクラムで起こった課題と照らし合わせて「チームPOではどう対処するか」という部分での認識合わせや課題解消としてかなり有用な時間となりました。
各種スクラムイベントも最初は慣れないものが多かったですが、現在はSlackのワークフローやSlackハドルを活用する形に落ち着きました。
他にも日々の課題をnotion内の妨害リストに溜め込み、みんなで話し合う妨害リスト撲滅の会を週2回行うことでチーム内の問題解決にも取り組んでいます。
導入後の変化
導入後、1番の変化は「受託っぽさの解消」。
スクラム以前はほぼPdM/デザイナー経由で伝えられていた事業部からの要望が、スプリントレビューによって直接FBを受けられるようになりました。このレビューには事業部のマネージャーも必ず参加し、エンジニアからはより良い実装提案や調整ができるようになりました!
また、スプリントレビューはチーム外も人も参加しやすいようにSlackハドルを活用してオープンな場を作り、スケジュール自体にも広めに招待をいれています。感覚的にですが、毎週1,2人は別チームのメンバーが様子を見にきてくれます!
そんなチームPOですが、昨年末に行われた全体会議のMVP受賞式ではチーム賞としてノミネートされました!
他チームにもスクラムが導入される中で、チームPOはプロダクト開発部のモデルチームとして他チームからも参考にされるような立場にまで成長しています!
チームPOのこれから
スクラムを通して安定したデリバリーが行えるようになってきたものの、ディスカバリー周りの負荷が大きいという課題が残っています。事業部やデータチームとのコミュニケーション/連携を強化することでさらなるワンチーム化を目指していけるのでは……?とも考えてたり。
課題とは別に昨年末には「2024年のチームPOはもっとすごいことになる会議」を行いました。
指標を元にチームの目指すべき姿を明確にするという狙いの元、書き出した意見をまとめて指針作りなどに活用しています。
直近のトピックとしてはMTGが多すぎる……という話もあり、ゴールデンウィーク明けには「NO MTG WEEK」と題して全てのMTGを消してみることを計画したりしています。
まだまだ課題はいっぱいなのですが、チーム内で同じような意見や、1人が思っていることを他のメンバーが思っていることも多く、これまでのCAMPFIREにはなかった一体感出てきているのがチームPOです!
未来のCAMPFIREメンバーへ一言
稚拙ながら最後まで読んでいただきありがとうございました。
チームPO、もっと紹介したいことがあるぐらい素敵なチームです!
中の人が言うのもなんですが、フルリモート環境における理想的なチームの一例だと確信しています!
今回はチームPOに焦点を当てましたが、チーム自体がCAMPFIREのミッションを体現しているとも感じています。
少しでも僕たちのチームやCAMPFIREのミッションに興味を持った方、ぜひお会いできる日をお待ちしています!