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2〜3歳戦との向き合い方

無いです。

と突き放すのはカンタンですが、貴方の「分かんねえよ〜!」が多少なりに少し分かったに近づけていくように、本文書で記述していきます。

1.やっぱり無い

やっぱり無いんですよ。と言うのも、2〜3歳戦というのは適性や能力を見極めながらステップアップしていく為のレースなので、大敗することもあれば単勝万馬券のようなことも平気で起こります。少ない情報からその馬が好走するかどうかなんて正直当てずっぽうもいいところだなって個人的には思います。好きな産駒買うとか好きな騎手買うかでも極論良いと思いますよ。

2.適性


その馬が持つ血統や、所属する厩舎がどういったレースに強いのかを判別すると分かりやすくなっていくでしょう。
例を挙げるならば、一昨年のダノンザキッドなんかはホープフルSの覇者でしたが、その後の弥生賞や皐月賞で負けを繰り返したワケです。
能力は高いと思われておきながら、自身が持っていた本当の適性はマイルでの適性だったということなんですね。
2000mを好走出来たのは早生まれゆえの早い仕上がりに尽きるのではないかなと思います。
年が開ければ他の馬たちも同様に仕上がっていくので適性の部分で離されていったというところでしょうか。
また、ダノンザキッドが所属していた安田隆行厩舎というところは、ロードカナロア、カレンチャン、ダノンスマッシュ、ケイデンスコール、ダイアトニックと名馬が多数居ます。
そう、スプリント〜マイルの名馬達が……
安田先生はスプリント〜マイルの馬を強くするノウハウ(来る馬もそういう適性の子ばかりになりがち)に長けているので、ダノンザキッドに2000mは長すぎた仕上げを施してしまったのではないか、と思われます。
他にも血統ではジョーカプチーノ産駒は早い時期の新馬戦に強い(早熟の仕上がりになる)、ダービーでは米国血統の入ったディープ産駒を狙う、など様々あります。
バックボーンがとてもわかりやすいダノンザキッドを例で挙げましたが、こういった馬は山ほどいると思われますので、ドンピシャな条件で出てきた馬を狙っていきましょう。
2歳戦は中内田!(元も子もない)

3.ローテーション


近年はローテーションというものが重視されており、ホースマンの夢であるクラシックレース、更には日本ダービーを目標として仕上げていってます。
青葉賞組で日本ダービーを勝ったのはミドリマキバオーだけ、といったように現実的には東京2400mを短い感覚で2回走るのは若駒達にとってはとてもハードなのです。
更にはノーザンファームのクラブ馬によるレースの使い分けもあり、サンデーレーシング所属のジオグリフやコマンドラインは逆だったんじゃないかとかどっちも朝日杯で良かったんじゃないかとか、ルメール増殖バグでも起こせるわけもなく、同じレースには本チャンになるGⅠ(皐月、ダービー、NHKマイル)で無い限りは出したくは無いのでしょう。
それぞれのレースで賞金確保したいでしょうし。
図らずとして出世レースになってしまったレース(赤松賞や百日草特別、重賞だと共同通信杯)などもあり、そこを使うとちょうどいい感覚で使えてしまえるので各陣営の有力馬が出てくることになるのだと思われます。

4.バレてない馬を買う


なかなか難しいですが、前哨戦、ステップレースのレースレベルの見極めが大事になってきます。
大体強い馬っていうのはバレてるもんなんですが、一昨年の朝日杯のグレナディアガーズなんかはバレていない馬でした。
朝日杯は特にハイペースに強い馬というのが見極めるポイントになります。GⅠになると勝ち上がってきた馬だらけになるのでペースが自ずと上がってしまったり、スローペースからのコーナー曲がってヨーイドンしか経験していない馬だと苦しくなってしまったりがあるんですね。
ペースがマイルよりも早い1400mをハイペースで勝ったグレナディアガーズにとってはまさにうってつけの舞台だったワケです。
逆にバレてる馬っていうのは、その衝撃的な勝ち方が本当に衝撃的だったのかを見極めた方がいいですね。更に紛れの多いコース、実力通りに決まりやすいコースなども把握していきましょう。

以上4点、勝負しないに越したことはないですが、オッズと見比べてみて勝負する価値があると思うならばベットしてみればいい、それが私の中の結論です。

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