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香港でチャイナドレス撮影を体験した話

私、仕事柄、着物を来た外国人観光客を撮影することがしばしばあります。
そんなお客様の気持ちになってみようと、香港のチャイナドレスを体験できる撮影スタジオを訪ねました。

スタジオ所在地は地下鉄(MTR)「上環」駅すぐ近く。
本来なら、香港のように入り組んだ街では道に迷うこと必至ですが、今やGPSでどこでもスムーズに辿り着ける世の中です。

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扉を開けるとー

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レトロな設えの奥にチャイナドレスがズラリ。

スタジオの名前からも分かるとおり、私も憧れた映画『花様年華』の世界観をイメージしているそう。

様々なサイズ、柄の中から何着か試着して撮影用ドレスを決定。
私が選んだのは、この2着。

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私的には右の青いドレスが好きな色合だったのですが、しっくりきたのは着用している左のドレス。パッと見て1番最初に選んだドレスです。
チャイナドレスはジャストサイズを着ないとサマになりません。
着る人に合わせてかなり自在にサイズ調整できる着物とは真逆ですね。

着替えたら、フォトグラファー自ら簡単なヘアセットをやってくれます(メイク道具もいっぱいあったのはオプションなのかな…聞きそびれましたが)。
私は内巻きにカールして前髪をサイドに流してもらいました。
ボブヘアの片側をピンで止めるのが「香港スタイル」なんだそうです。

ヘアセットを終え、いよいよ撮影開始。
チャイナドレス姿が映えるポージングを細かく指南しながら撮影してくれます。
背筋をまっすぐ(反り返るほど)ピンッと伸ばし、腰を雑巾を絞るようにギュッとひねり、片方の足を(つりそうなほど)シュタッと前に出す。
この「ピンッ、ギュッ、シュタッ」が基本のポーズ。これを身体にピッタリ張り付くチャイナドレスとハイヒールを身に付けてやるのはナカナカ大変💦
花様年華でヒロインを演じたマギー・チャンも「芝居よりチャイナドレスの着こなしの方が苦労した」って言ってましたもんねぇ。

そんな、シンドくも興味深いシューティングを終え、帰り際、なんと撮った全撮影画像(コンパクトサイズの「撮って出し(未修正)」データ)を、その場ですぐエアドロップで渡してくれます。
※2〜3週間後に加工されたフルサイズデータがオンラインで送られてくる仕組み

良心的に色々なポージングでたくさん撮影してもらいましたが、その中で自分的に気に入った1枚は、コレ。

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スタジオの片隅に置いてあったカメラと一緒に撮りたいとリクエストした以外は全てフォトグラファー任せ。
やはり「ピンッ、ギュッ、シュタッ」が効いてますね😆
顔の傾け具合も(丸顔の私なりに)アゴのラインが最もシャープに見える角度になっていて、流石です。やはり体験することで、とても勉強になりました。
言うまでもないですが、自撮りや友達同士の「撮り合いっこ」では、こうはいきませんっ。
なにより、スタジオ小道具にカメラがあったことが私にとっては奇跡的にラッキーなことで、本当に、この1枚だけでも撮りに来た甲斐がありました。

おまけに、撮影後の雑談で、フォトグラファーのPandoraさんも、ちょうど今年、京都へ旅行して「体験着物」で撮影したとのこと!
そこで、どうやって日本でフォトグラファーを見つけたか、とか、香港の人は体験着物撮影に何を求め、何を重視するか、どうすれば集客できると思うか、はたまた最近の香港の情勢が仕事にどのように影響しているか、等など…
たまたま次のお客まで空きがあったのを良いことに、すっかり話し込んでしまいました。
これまた、思いがけず本当に貴重な体験を得ることができ、Pandraに感謝です♡

さて。
スタジオ訪問の後、ようやく(笑)今回の旅の本来の目的であるブライダルフェアへ。

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こちらも早速、良い体験になりました。

仕事にまつわる突っ込んだ話は、改めて詳しく別noteにまとめたいと思っています。

夕飯は、通りすがりの麺屋さんで。

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麺の種類と、トッピング3〜4種類を自由に組み合わせるシステム。

私は、油麺(Shanghai  noodle)に、ニラ(Leek)、手羽先、魚肉餃子、味付け卵の4種をチョイス。

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見た目よりマイルドな味で劇ウマでした(値段700円弱)。

やはり香港は(ロンドンと違って💦)飛び込みで入った店でもハズレがなくて感激です😂

純白のお洒落ブラウス着て、スープが飛び散るのも恐れず麺をすする恐るべき香港レディたち。

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ブライダルフェアの帰りかな、なんて勝手に想像。

ではまた✒︎

撮影スタジオINFO ※完全予約/前払い制、中国語または英語対応
https://www.klook.com/ja/activity/12599-qipao-rental-photography-experience-hong-kong/


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