MotionBoard初心者の壁は”コミュニティ”の力で超えられる! ユーザーコミュニティ"nest”メンバーインタビュー
「MotionBoardを導入してみたは良いものの、使い方がイマイチわからない…」
日頃皆さまからご愛用いただいているBIダッシュボード「MotionBoard」には、そんな悩みを抱える方のために、"nest”というユーザーコミュニティがあります。
とはいえ、コミュニティのメンバーも、活動内容もわからない状態では、入るのにも勇気がいりますよね…
そこで今回は、"nest”の大阪拠点の初代リーダー・板垣さん、2代目リーダー・芝田さんに取材を実施。
IT部門ではなく業務部門に籍をおくお二人がMotionBoardと出会い、なぜ使いこなすことができるようになったのか。nestとの出会いやコミュニティ内で行われていること、実際の雰囲気などについて、赤裸々にお話いただきました。
HENNGE株式会社 板垣 慎介氏
WingArc User Group & Community "nest"の大阪拠点である「MotionBoardマイスターになろう!WG in Osaka」の初代リーダー。MotionBoard歴は3年。
エムオーテックス株式会社 芝田 沙織氏
2019年12月頃より、「MotionBoardマイスターになろう!WG in Osaka」の運営メンバーに参加。2021年4月からは、同ワーキンググループの2代目リーダーを務める。MotionBoard歴は3年。
“nest”に参加したきっかけは…壁にぶちあたったから?
ーーまずは、おふたりのMotionBoardとの出会いについて教えてください。
板垣さん:あれは4年前かな…。当時はセールス部門で売り上げ予測を集計したかったんですけど、表がとにかく苦手で。はじめてMotionBoardを見たときは、「これだ!」とまさに求めていたものが来た感覚。フォーリンラブでしたね。
今はMotionBoardで加工したデータをSlackで呼び出せるようにして、既存のお客さんに営業するときにスマホからアクセスできるようにしています。営業部隊からもすごく好評です。
芝田さん:わたしは部署移動をしてから、はじめてMotionBoardに触れたんですけど、BIツールがこんなにもいろんなことができるなんて知らなくて衝撃を受けましたね。
今は2種類の使い方をしています。ひとつは営業実績を確認するため、もうひとつはマーケティング活動に使用する資料を提供するためです。
社内でMotionBoardを使ってデータを共有するたびに「これもできるんじゃない?」とまわりからも意見がもらえるようになって、どんどん使い方が広がっていっています。
ーー“nest”に関わることになったきっかけは何だったんですか?
板垣さん:実は、個人的にMotionBoardに対するセカンドインプレッションがあまり良くなかったんです。
…というのも、MotionBoardの「ハンズオンセミナー」を受けて「これならできるかも!」という気持ちにもなるんですけど、会社に帰ったらチンプンカンプンで…(笑)。
板垣さん:セミナーでは、あらかじめ用意されたデータを加工するだけなのに対し、実際の業務となると、データの加工が欠かせないんですよ。
自分はもともと営業だったので、データマネジメントの知見がなく、誰に聞いたら良いのかもわからなくて苦しい思いをしました。
そこで、情報を集めるために“nest”に入りました。それから自分が運営リーダーになることで、自分が初心者時代に知りたかった情報を、初心者向けに提供しようと思ったんです。
芝田さん:実はわたしも板垣さん同様、セカンドインプレッションが悪くて(笑)。使いはじめたのは良いけど、わからないことが本当にたくさんあった。
芝田さん:でも、たまたま話した人のなかに「MotionBoardの神」がいて。「今抱いている悩みをnestで解決していったらいいんじゃない?」と言われてnestのfacebookグループで質問をするようになったんです。
板垣さん:そうそう、“nest”にはMotionBoardを使いこなしている神々たちがたくさんいるんですよ!
ーー神々たちが!(笑)実際にnestに参加してからは、どのような活動をされているんですか?
板垣さん:MBM大阪の運営がメインで、コロナ禍になってからはオンラインでイベントを企画していました。MotionBoardでやらかしたことを発表する「しくじり先生」企画で登壇したことも(笑)。
他には、うまく活用している人の事例を紹介したり、マニュアルを読んだあとにつまずきがちなところを中の人にお尋ねしたり、ノウハウの共有をしたり、「脱初心者」向けの企画を立てていました。
芝田さん:わたしはコアメンバーとしてリーダーをサポートする役のほか、“nest”メンバーとしてコミュニティのことや、MotionBoardの技術的な使い方、今まで知らなかった発見などの豆知識をSNSに投稿しています。
“nest”は「いい人が多すぎてありえない」コミュニティ
ーー初心者にとってありがたい環境が整っているんですね。“nest”は端的に言って、どのようなコミュニティなんですか?
板垣さん:僕はもともとコミュニティに参加したことがあったので、ユーザー同士で繋がる良さは知ってはいました。
ただ、“nest”に実際に入ってみると…本当にいい人が多いんですよね。ありえないくらいいい人がめちゃくちゃ多いんですよ!
芝田さん:いや、本当にそう思います。わたしは、コミュニティといえば社外の人が集まる、かしこまった怖いところというイメージがあったんですよ。
でも、イベントでMotionBoardの神に出会ってからは、困ったことがあったときにサポートに問い合わせる前に、みんなに質問をするようにしたんです。すると、すごく細かく丁寧に回答してくれて…。なんて親切なんだろう、と感動しましたね。
ーー優しい…
芝田さん:しかも、“nest”に入ってから1年が経つころ、「以前はどんな投稿をしていたかな」と見返してみたら、前提条件が書いてなかったり、逆質問してくれたことに対してもうまく返せていなかったり、すごいチグハグな質問をしていて…(笑)。
某知恵袋だと、そんな質問に対しては辛辣な回答があったりするじゃないですか。そういうのが一切なく、親切な回答ばかりだった。だから、わたしも初心者に対しては、同じようにやってあげようと思いましたね。
ーーそうやって優しさが循環しているのかもしれませんね。nestでもっとも印象に残っているエピソードはありますか?
板垣さん:初心者向けに企画したコンテンツが、YouTubeの動画になって、再活用されていることですかね。自分が考えたことが、ずっと残って誰かのために役に立ちつづけている。やってよかったな、と思いました。
芝田さん:わたしは「MotionBoard wiki」かな。「MotionBoardのWikipediaみたいなものがほしいなぁ」とツイートにリプライしたら、たまたま同じ悩みを持っている“nest”のメンバーが集まって、作ることになりました。“nest”のあたたかい雰囲気だからこそ、実現できたプロジェクトだと思いますね。
“nest”のおすすめの活用法は?
ーーそんな“nest”のおすすめの活用法はありますか?
板垣さん:わからないことがあったら、とりあえず悩みを書いてみる。そうすると八百万の神たちが教えてくれます。知らない人が見たら、「それって仲がいいから答えてくれるんでしょ?」と思うんですけど、違うんです。みんながいい人たちだから答えてくれるんですよ。これは何度でも言います(笑)。
芝田さん:会社内でひとりで運用をしていると、自分のなかで答えが見つからないことがよくあります。そんなとき、効果的なグラフの見せ方など、技術以外のことも聞けるのが“nest”ならではだと思いますね。
あと、アウトプットを積極的にすると、自分にも誰かにもいいことがたくさんあるのでオススメです。
ーーどういうことですか?
芝田さん:今わたしは月に1度のペースでnoteを投稿しているんです。MotionBoardを使っているとさまざまな発見があるんですけど、どこかに残して置かないと、仮に私がいなくなったら誰にも共有できなくなってしまいますよね。
そこで、思い切ってそれを公開してみたら、意外と喜ばれたり、プラスの情報を補足してくれたり、思いもよらぬ反応をもらえたんです。
私よりも長く使っている人はたくさんいるけれど、MotionBoardは機能が多いので、見つけられるかどうかは運だったりするし、使い方も固定されてしまう。
他の会社で当たり前にやっていることが、別の会社では違うこともよくあるので、初心者でも恐れずにアウトプットすると自分のためにもまわりのためにもなります。
“nest”にこれから参加してくれる方へ
ーーこれからコミュニティ「nest」に参加する方に向けて、伝えたいメッセージはありますか?
板垣さん:「部署内にMotionBoardマスターが4〜5人います」って企業は地球上に存在しない(たぶん)。基本的にMotionBoard担当者は孤独で、ひとりで悩んで取り組むことが多いですよね。
でも、コミュニティに来たら同じことで悩んでいる人がたくさんいる。年齢層も幅広くて20〜60代までいるので、ぜひ気軽に参加してみてほしいです。
芝田さん:再三言いますが、“nest”は人が優しくて、本当にあったかいコミュニティ。仕事関係のコミュニティというと身構えてしまうかもしれないけど、全然そんなことはないです。
芝田さん:気軽に話し合えることがコミュニティの価値。MotionBoardの悩みって社内の人とも共有できないものだから、同じMotionBoardのユーザー同士で相談や、「MotionBoardあるある」を話せる環境は本当に貴重だと思います。
これからリーダーを引き継ぐにあたって、素人玄人関係なく、どんな人でも新しい発見があるようなイベントも企画したいと思っているので、ぜひ参加してみてください!
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