グレンラガンを見たけどちょっとノリが合わなかった


アマプラに入ってたので、前から気になってたし評価高い気がするし見てみるか〜!と思いたち視聴。

結論私には合わなかった…これでわかったけどやっぱり私ってロボットアニメと相性悪いんだ。
深夜枠アニメと思ってたんだけどニチアサだったんだね。ニチアサ作品としてはめちゃくちゃ熱くてメッセージ性があってすごく良かった。
好きだったとこと、その後に自分には合わなかったとこをネタバレ配慮なくツラツラ書いてみる。

好きだったところ

・カミナの死〜ロージェノム撃破

カミナの死をどう乗り越えるかとか、親に捨てられたニアが自分の運命にどう立ち向かうのかとか、見応えある回ばかりだったように思う。
カミナが死ぬっていうのは、前に何かでネタバレ踏んでしまったのでそんなに驚かなかったんだけど、ヨーコがかわいそうで…しっかりショックを受けてるのにちゃんと前を向こうとしてるところと、でも落ち込むシモンに寄り添うほどの余裕がないって言うところはすごく共感しやすかった。
シモンが黙々と穴を掘って、その結果突破口が開けるシーンはじんわり胸が熱くなった。カミナみたいな求心力はなくても、自分の得意なことを極めていけばいいんだよっていうメッセージは、ニチアサ見てたキッズたちに勇気を与えたんじゃないだろうか…


・ヴィラルがめちゃくちゃノリが良い

彼のことをネタキャラだと思って見てるフシがある。
強キャラ感を醸し出しておきながら四天王の下っ端なんかいとか、中盤ただの噛ませ犬じゃんとか、
カミナと闘いたすぎて「ロージェノムに下げたくもない頭を下げ、なんとか出撃させてもらったおれの気持ちが分かるか⁈」って叫んでたのが面白すぎて大好きになってしまった。
終盤は大グレン団と手を組み共闘するわけだけど、「おれを誰だと思ってやがる!」とか「アレをやるぞ!」とか、独特なノリにしっかり乗っかって活躍していたのが印象的だった。とてもノリがいいね。

・ロシウの物語もなかなかアツいのでは

27話完走しても最後まで大グレン団の面々のノリと和解できなかったので、ロシウの方に感情移入してしまった。シモンを死刑に追いやろうとしたのはいただけなかったけど、でもその頃のシモンは執政者としてはかなりイケてなかったと思うし事態が事態だったので分からなくはない。民衆は大パニックだったと思うので、アンチスパイラル侵攻の責任を分かりやすく誰かに取らせることで溜飲を下げようとしたのかな。ながら見だったのであまりこの辺りは自信がない(ながら見を止めなよ)
地下の50人以上は生きられない村の長と決別して逞しく生きてきたロシウが、7年後にその村での慣習とまったく同じことをしようとしているっていうのがもう…。その後その決断をした自分を悔いて、地下の村に帰って自殺しようとするシーンが印象的だった。シモンに止められて本当によかった。
ロシウが間違ってたとは正直まったく思わなくて、むしろ普通の人間にできる範囲でのなるべく良い判断をしようと奮闘してたように見えたな〜。ご都合展開と気合いでなんとかなっちゃう主人公補正が無かった場合、まあこうするしかないよな…という苦渋の選択をした人という印象。そもそも人口100万人を越したら何かが起きるってわかってたからロシウは人口調査をきちんとやろうって旗振りしてたのに、詰められて進捗も報告できず、他に適性のある人に役目を引き継ぐでもなく、「おれたちだって頑張ってんだぞぉ!」っていじけてた大グレン団のメンバーの方がよっぽど…(悪口)


合わなかったところ

・大グレン団のノリ

てやんでえべらんめえみたいな昔気質熱血脳筋感に最後までついていけなかった…あとやっぱ、ヨーコちゃんニアを始め、女性陣の扱いがお色気要因、トロフィー扱いって感じで、昔の男児向けアニメとはいえ今見るとちょっとウッとなる。
7年後の「政治に向いてないけど、人類が地上に出られるようになった功労者だから良い職位に就いている」みたいな彼らの姿にはちょっと疑問を抱いてしまった。

・ニアの最期

ニア自体はすっごい好きなんだよ〜〜!!!ふわふわしててかわいくて浮世離れしてて、でも自分を捨てた親にきちんと対峙したり、シモンを激励したりきちんと芯があるところ〜〜〜!!!シモンと二人で幸せに暮らしてほしかったのに
どうして〜〜〜〜!!!!!!
…という悲しい気持ちで終わってしまったので…結末が底抜けハッピーエンドだったらちょっとまた違ったかもしれない…しかもいなくなるのも唐突だったし…

あとヨーコの気持ちは特に関係なく、キタンがヨーコにキスして出撃するところにモヤ…としてしまった。

最終回、シモンとニアもハッピーエンドが見たかったな〜…エンディング後のシモンの様子もどう受け止めていいのかよくわからなかった…

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?