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ニシノホウジン2021開催によせて

ワンダフルボーイズ Saxの林未来彦です。チャリティーイベント / ニシノホウジンは2021年11月28日(日曜日)13:30Startです。過去のフライヤーと共に、しばしお付き合いください。

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今年もこのイベントを開催することができることを喜びつつ、様々な場所で暮らす人たちのことに、思い巡らせます。昨年は無観客生配信という形でのライブと対談形式のトークでお送りしました。世界規模の災害は、それまでの生活様式や活動の仕方を再検討するきっかけにもなり、音楽を取り巻く世界も大きく変わりました。

一方で、もっと早くできたであろう配信ライブという分野が急速に発展したことにより、距離と時間を気にせずライブ演奏とチャリティーの趣旨を、より沢山の方に伝えられる土台ができました。

毎年のニシノホウジンの募金先の1つでもあり、林の友人たちが患っている”遠位型ミオパチー”という筋肉の難病患者さん達の多くは、車椅子での生活をされています。広い大きなホールであれば車椅子席を用意できる場所もありますが、ほとんどのライブハウスでは入場することさえ難しいのが現実です。

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配信ライブは自宅で楽しむことができるようになり、僕がバンドでのライブを始めた20数年前からの望みが、この一年で一気に形になりました。また、小さなお子さんのいる家庭では、なかなか家族をおいて外出することも難しいです。そんなお父さん、お母さん世代になっている友人たちも、それぞれのリラックスできる空間で楽しむことができる。これは、とてつもない革命です。

もちろんライブ会場で浴びることができる音と、配信ライブで届けられる音は一緒ではありません。ライブ会場の良さは、その場でしか味わえないものですし、音楽以外のスポーツでも、旅行でも、画面を通じて観るものとは別物です。

それでも、”いま、この瞬間に行っていること”が届く世界。そんな2021年11月のニシノホウジンです。

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きっかけは、2011年の東日本大震災でした。もっとさかのぼると、2009年からSax林と、当時しゃかりきコロンブス。(ワンダフルボーイズの前身バンド)のGtを弾いていた安田さんとで始めた、遠位型ミオパチー難病支援チャリティーライブです。その活動を知っていたSundayカミデさんが、地元の先輩である西野さんとの協力でイベントをスタートさせてくれました。

以来、今年で11年目です。

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これまでに日本赤十字社を通して東日本大震災を始め、日本各地の天災被害に遭われた地域へ微力ながら募金を送り続けています。募金はとても大切なものでありますが、それ以上に毎年このタイミングでイベントを行い、遠くどこかに住む誰かを思う時間が大切だと、年を重ねるごとに思います。

東日本大震災により被災された方々に対する「東日本大震災義援金」の受け付けは、2021年3月31日をもって終了いたしました。 
日本赤十字社の受付金額:3,429億1,899万0,986円
被災都道県への送金額 :3,429億1,899万0,986円

多くの皆様からのご協力に感謝申し上げます。

<2021年の募金先予定>

・NPO法人 PADM 遠位型ミオパチー患者会

・令和3年8月大雨災害義援金

令和3年8月11日からの大雨災害で被災された方々を支援するための義援金です。対象となるのは【福岡県・佐賀県・長崎県・広島県・長野県】の市町村に住む方々となります。

〈終わりに〉

2021年は会場であるConpassの協力と徹底した感染症対策を施した上で、有観客でのイベント開催をすることができそうです。ライブ会場で皆さんに再会できることを僕らも楽しみにしています。楽しい想いが、またこれからを生きる力に変わって、遠くへと届くことを願っています。

20211128フライヤー

2021年11月28日(日曜日)11年目のニシノホウジンを、それぞれの場所で楽しみましょう。

ワンダフルボーイズ
林未来彦