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#21〜30「リアルイベントの作りかた」呟きまとめ

Twitterで呟きはじめた「リアルイベントの作り方」という語録。続きです。
*思いついたときに呟いたものなのので、内容は順不同です。
*Twitterの文字制限のため、漢字変換をしていたり、書式を崩した表記もありますが、ご容赦ください。

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# 21
トリックや謎を仕掛ける時は、大胆で不可能と思われる事をすぐに打ち消さない。どうやったらそのトリックが可能なのか考えて考えて、修正したり方向転換していく。アイディアは出るもの。諦めたら斬新なことなんて生まれやしない。
 
# 22
「自分は勘が良い」と言う人に、本当に勘のいい人はあまりいない。私が見るに、その手の人の多くは想像力が旺盛か心配性かで、あれこれ考えを巡らせることで沢山の可能性を見いだし、その中のひとつがヒットして「勘が当たっ た」と思い込んでいる人が多い。
 
# 22続き
本当に勘の良い人の直感はひとつの事に集約されている上、当たっていて当たり前なのであまり自覚していない人が多い。「勘が良い」とは他人が評価することなのだ。イベントを作る上職業的な勘は大事だが、勘だと思っている事が勘ではないことも考慮に入れよう。
 
 
# 23
好きなことと向いていることは違う。自分にインストールされている感性、能力を自覚しよう。特に感性は、もともと持っているDNA・子供の頃の環境や経験などに由来している。それはもう、再インストールはできない。それに、感性がある上に能力が備わったら無敵。
 
# 24
日本ではイベントに著作権が適用されない。だからと言って真似をしてい いわけではないが、人気の企画には必ず類似の後続イベント制作者が現れる。Only.1にはなれないけれどNo.1にはなれる。ライバルは常に自社の今までの作品だと胸を張って言いたい。
 
# 25
参加者が謎を解く為に必要と思われる情報が、全て提示されているかの精査は必須。参加者の頭の中で「何故?」が生まれる可能性があるときはその解決もできる限りする。「想像」と「推理」は大きく違う。
 
# 26
諦めたり、やめることも大事。ただし、諦めたりやめたりを決めるのは、企画が動き出す前の、お話をいただいたりロケハンをした直後。企画が動き始めてからは、最良のものを作ることを途中で断念してはいけない。それはクリエイターとして失格。
 
# 27
映画やドラマ・ゲーム等のプロモとしてリアルイベントを使用する際の3つの定義。◎作品の世界観をインプットする◎作品への興味を抱かせる◎体感を通して作品の質感に共鳴させる>ひとつでもできれば良いが、ダメな場合双方にとって良くない結果もあります。要注意。
 
# 28
参加者に正確な情報を伝えるために正しい日本語で提示しよう! ということで『勝手に正しい日本語教室!』「何々してください」の場合「ください」は、動作をお願いする時の助動詞なので平仮名です。下さい=ものをもらうとき。
 
# 29
「リアルイベントの作りかた」と定義していますが、ミステリーナイトは、今大流行中のリアルイベントとはちょっと違うと思っている。観客参加型=演劇要素が大きいということ。日常に潜んでいたり、隣合わせているドラマに入り込む楽しさを、劇的体験・ 体感してもらえたら嬉しいです。
 
# 30
美術を選んだ若い頃の私は、数学も歴史も関係ないと胸を張って言っていた。学校教育に組み込まれているということは、長い人生の中で必要となる局面に出くわすものなんだ。若い頃の私がここにいたら、教えてあげたい。

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