ちょうせんはうけてたつ。そのに
ならざきさんの「ものかきさんにちょうせんじょう。」。
受けて立ちました。
調子に乗って、二本目ですw 一本目はこちら。
『永遠の夏休み』
「爺!在った、在ったわよ!」
息を切らし汗を拭う私に、立ち塞がる黒い石壁をランタンで照らし、隈なく探っていた隼乃お嬢様が、突然喜色満面で振り返ったのでございます。
「どこでございますか――」
私がお嬢様の手元を覗き込むと、黒曜石の表面にくっきりと星のような模様が見えました。
「印、でございますな」
「きっとコレよ!準備は宜しくて?」
待ち切れない体のお嬢様に、私は思わず溜息をつきました。
「“時”はまだでございます。それより本当に、良いのでございますか?」
「爺?怖いの?!」
お嬢様はお笑いになりました。余程可笑しかったのか、ふらつく程でございました。
「危のうございます!」
「わかってるわ! それで爺、“時”まで後どの位?」
お嬢様がそう言って背を向けて屈み印を見つめるのを、私は見届けたのでございます。
そして―――美しい黒髪を掴み、一閃。白い喉をナイフで掻っ切ったのでございました。
「今、でございますよ、隼乃お嬢様」
私は呟き、血しぶきで汚されていく憎き旧き神の印を、うっとりと見ていたのでございます。
いあ はすたあ! はすたあ! いあ いあ!
暗黒風味、マニア向け。
アレンジが過ぎたかな?(汗
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