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TOKYO MODELS 2023を終えて

TOKYO MODELS 2023(TM23)を無事終える事ができました。
お越しいただいた皆様、モデルを快く引き受けてくれた憂雨さん、きめ細かなサポートをしていただいた野村原さん、そして主催のコバヤシモトユキ様ありがとうございました。

今回の展示では、自分の写真がメインビジュアルで使われたので、ルデコ前に貼られるポスターや図録「the NAME」の表紙が色々な所でツイートされていて恥ずかしいけど、何よりとても嬉しい気持ちで一杯でした。(小桜はるさんも図録眺めてニコニコでした)

ルデコ前のポスター

前回覇者という事でアンバサダーという肩書きをいただきました。A3x2枚で展示出来るけど(一般参加者はA4x3)、審査対象外というものでした。
それ以外にもアンバサダー特権はいくつかあったのですがここでは触れません。
今回の自分の展示は、アフターコロナを考えてピクニックへ行こうというテーマでした。しかし撮影当日が雨だった為、Picnic in the Rain というテーマでピクニックに来たけど雨、としました。これは色々な意味でも取れるかと思いますが。
モデル被りなしのため全員確定後モデルを決め撮影の慌ただしいものでした。

審査対象外というのは、アンバサダーという肩書も加えて展示でとても多くの人に見られるというメリットはあるものの、自分の力量は置いといて、とても味気ないもので、今回2回あった授賞式でも全然ときめきませんでした笑。
アンバサダー=賞に絡めなくなり、今まで受賞経験のない人への機会を高める役割はありますが、やはり一度味わった受賞経験はやはり癖になるのでしょう。今回何人もの人がアンバサダーより挑戦者を選ばれてます。
いっそのこと、個展の権利はグランプリ未経験者から選出くらいでも良いのかも知れません。

今回そういった、「完全に傍目」から見た、良いなぁと思った作品をいくつかリストアップしておきます。あくまで自分の目なので、実際の受賞者とは大きく異なります。

まず個人的トップは、MOTOさんx佐倉彩海さんでした。
少し幻想的で、彩海さんが理想の彼女を演じてるものですが(こう表現するとちょっと安っぽい感じがしますが、全然そんな事ありません)、写真、距離感、モデルの表情/仕草など素晴らしかったです。
写真集「Close so far」はモデルのお手本にしたいような仕草、表情満載で、見られなかった新人モデルさんは大いに損したと思います。

また、星野喜六さん/羽香さんの写真も好みでした。得も言われぬ距離感と表情、部屋の中なのに斜め構図など思い切り琴線に引っかかりました。
長い時間眺めていられる写真でした。
残念ながらお二方に会う機会はありませんでしたが。

taku tanakaさん×七島きらりさんの写真もクールで良かったです。切り取り方、構成と色味、表情が絶妙に合ってました。同時に知り合いのカメラマンさんの中できらりさんが脚光を浴びていて、絶対オススメですよという話に笑。動画だとどうなるんだろうと気になってます。

yukaさんxしいたうさぎさんの作品はブック(+稲松君)が好きでした。起承転結の転に当たる謎の写真でクッキリと印象が変わる骨太のストーリを繊細な写真で紡いでいくすばらしいものでした。

まこつさんxミキティ。さんの海の写真は強風を生かした切ない感じがすごく好きでした。CAPA賞を(とモデル賞を)取られていましたが、まさにCAPAのイメージにピッタリと思いました。

イシハラダイキさん×西尾琉璃さんの阿蘇の写真は、え、何で阿蘇?と思ったものの笑、写真のセンスは相変わらす抜群でブックは楽しませていただけました。

OBIさんxつばささんの熱意は凄かったです。特に写真集は圧倒的でした。
じっくりと構成を考えて時間をかけて撮るというスタイル(本人は天気が悪かったためと言ってますが)、しかもモデルさんと力を合わせてというスタイルはとても参考になりました。

そう、すべての参加されたフォトグラファー×モデルさんの熱気と情熱を感じ取る事が出来たのも、とても力になりました。
次回、冬はどうするんだろう。今は、少なくともアンバサダーは降り挑戦者になりたいです。
出すとしたら、時間をかけてじっくり撮りたいので、超人気で予約がなかなか取れない人より、フットワークの軽いモデルさんがいいかなぁとか考えたり。
それ以前に会社(Stella Linkage)どうすんだという話が。。



東京都在住のアマチュアカメラマンです