#私もNFTを作りたい ④なぜNFTなのか？という話

2人目までリストできました！
ありがたいことに、お世話になってるコミュニティにいらっしゃるヒーローと女神様がお迎えくださいました。
とても感動しました。ガチで泣きました。
ありがとうございます！

とにかく描いて、並べて、選んでもらわねば！…そうは思いつつ、
「でもお迎えないと寂しいな」
「いやいや、そういうもんでしょ」
「見つけてもらうのすら難しいだろうと覚悟して始めたんだし」
「これは新たな自分との闘いなのだ！」
ワーワーと頭の中の私と私がうるせえったらなかったです。
これからずっとこんな感じだと考えただけでゲッソリしますが、想定内です。
「これは、新たな自分との闘いなのだ！」（2回目）

販売できるイラストとは

アートイラスト販売って超絶技巧の人やファンがいる人の商売と思っていました。
当然どちらも持ち合わせていない私はNFTを販売すること自体に現実味がない。
高値がついてニュースになるような個性もないですし。
でもアートイラストを販売する以外に、なにかしら方法はないものかと模索してもいました。
たとえばストックイラストや動画用のイラスト、パーツ作成…調べはすれど実際に行動には移してはいませんが。

そんな時期と15年続けた趣味を一旦お休みする時期が重なりました。
実際にNFTを見る機会ができて考えを改めたわけです。
とりわけ私が驚いたのが
『コレクション』と『ストーリーまたはバックグラウンド』の概念です。

1枚で完結するというよりシリーズ化することが前提の『コレクション』。
その『コレクション』が持つ『ストーリーやバックグラウンド』。
それらを内包したデジタルデータ。
それを並べておけるプラットフォーム。

素晴らしい技術の、私が持つ従来のアートイラストのイメージ通りのNFTもありますが、それだけじゃない世界。
必ずしも高い技術を持っている必要はないのかもしれない。

『販売できるイラスト』の思い込みが外れた瞬間です。

NFTだからできるというのは自分へ向けての言葉である

NFTなら簡単、と思っているわけではないんです。
NFTを販売する形式だと、私も私のためにイラストを描けるかもしれない、そう思ったんです。

絵を描くのは子供の頃から好きなほうでした。
漫研だったし、二次創作のサークル活動もしていました。
でもそれを職業にしようと思える技術向上の片鱗も見えなかったし、なんとしてもなりたいなんてことも思わなかった。

私の母が亡くなる前の数年間、子供の頃にやりたかった英語の勉強を始めて、大学、大学院と進んだんですね。
大学院2年に入る前にガンで入院して4ヶ月後に亡くなりましたが、最後に話してくれました。
「辛いことの多い人生だったけど、最後に好きな英語の勉強をできて幸せだった」
と。
「色々やってきたけど、最後は子供の頃好きなものに戻る」
とも、それより前に話していました。

なんで突然母の話かというとですね、その時は「そんなものかな」と聞いていたんですが、それって私には絵を描くことだったって言いたかったわけです。
つまり結局私には描くことが楽しいのだから、いつか戻るのかなって。

だけど表現する趣味というのは承認欲求と隣り合わせ。
さらに漫画を描く作業はそれはそれは過酷な作業で、若い頃でも大変なのに今の私にできるとは思えない。
なのでイラストを販売するレベルで描き上げるのは現実味がなかった。
…やっと冒頭に戻りましたね。

イラストに私の思いを付随させて、コレクションとして並べられる場所。
もし好きだという人が現れたら選んでもらえるかもしれない。
いや、なかなかそれは難しいだろうし、またも承認欲求との闘いになるかと思うと…うーーーーーん、私には向いてないかもしれないよね、やっぱり。

堂々巡りも打ち破るNFTの意味

それでも結果この界隈に飛び込んで、コレクションを始めようと決意したのは
「自分で自分を救うため」
が、一番の理由かもしれません。

AIアートで素敵なアートが作れるのに何故手描きなのか、ましてや私程度の技術で。
当然ながら何度も考えました。
自分の好きなものを描いていい。
それが誰にも受け入れられなかったらやっぱり挫折するかもしれないじゃん、というのも何度も考えました。
が、好きなもの、自分を救うことを描いて並べて置けるのって、それだけでとても良いではないですか？
もしかしたら誰か必要な人に届くかもしれないし。
ゆっくり少しずつでもいいからとにかく始めてみれば何か気づくかもしれない。
『コレクション』ってそんな意味が私にはあるのです。

実際のところもっとアレコレアレコレ考えて、たくさんたくさん自分に理由付けしてたんですが、最終的には割とシンプルな理由でNFT始めてますね。
でもよくないですか？
自分だけの『コレクション』て。
みなさんはどんな理由でNFTなんだろう？
いつか機会があったら聞いてみたいです。