生きるのがめんどくさい

生きるのがめんどくさいって度々思います。

だから生きるのやめた、とはなりませんが。

よく、魔法で過去に戻れるなら何歳からやり直す?とかありますけど、


せっかくここまで頑張って生きてきたのにもう一度やり直すなんてめんどくさい


ので、答えは「一秒だって過去には戻りません」です。

大切なものや好きなもの、好きなこと(鉄道、読書)も多いし楽しい時間もたくさんあるんだけど、生きるために必要な活動(仕事というよりは労働という時間や苦手な家事など)しているときなどに昔の自分の失敗や誤解されて悔しかったことなどがすぐに思い出されてゲンナリな気分に陥ってしまいます。


暗いんでしょうかね?

意外にこういう「生きるのがめんどくさい」って思わない人もいるんですよね(私の夫とか)。それが不思議。

生きることそれ自体が労働。

だからといって死んだ後のほうが楽しい天国に行けるとまでは思ってません。死後の世界があるかどうかは誰にもわからんけど、多分ないんとちがう?ってのが私の見解。死ねば私の体の生命体活動が消えると同時に精神活動も終了すると思ってます。だから死にたいなんてこれっぽっちも思わないけど。

でも生きるのってめんどくさいなぁ。

今、塩野七生さんの「ローマ人の物語性」は「悪名高き皇帝たち」に突入しています。

ティベリウスのことが意外に気になっていたので皇帝に準じた人生の過ごし方に目が離せません。最初の奥さんをただ一人愛し続けたこととかなんとなく実直なとことか好きです。カエサルのようなカリスマ性もなくアウグストゥスのような正統性もないティベリウスが、社会的責任感だけで、あんなめんどくさい国の運営を投げ出さずにやりとおしたのはほんまに偉いなあ。生きるのめんどくさ!って何度も思ったんと違うかな?って勝手にシンパシー。彼がどのように生を全うするかを見守るべく読み進めていこうと思います。

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