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ジョニーウォーカースウィング 70年代

今日のは、ジョニーウォーカースウィングの70年代のボトルではないかと思います。コルクキャップがもう少し前だから、今から50年くらい前のボトルということになります。

最近、なかなか状態の良いジョニーウォーカーの旧ボトルに当たらないため、苛ついていましたが、このボトルは久しぶりにアタリを引いた感じです。

箱は結構くたびれています。すぐ捨ててしまいますので、写真は残しておきます。

ボトルの状態はとても綺麗です。スウィングのボトルを見るにつけ、美しいフォルムに思わず感銘を覚えます。日本のボトルデザインは野暮ったいものが多いので、是非とも見習って欲しいものです。スーパーニッカのデザインなどは、スウィングのパチ物っぽいデザインのような気がします。

いかにも古そうなキャップ周りのデザインです。

〇開封
スウィングは、コルクキャップの物はコルクが壊れてしまい開けずらいのですが、スクリューキャップの物は、すぐ開けることができるので楽ちんです。開封のときめき感はありませんが、失敗してあたふたすることがないのは、やはり大変助かります。

〇色合い
綺麗な琥珀色。濁りや澱もなく綺麗な色合いです。

〇香り
古酒にありがちな、ヒネタ香りは一切なし。澄んだ麦藁の香りがします。飲み進むにつれ、カレーのスパイスの様な香りが広がっていきます。

〇味わい
スムーズな飲みごごちで、スパイスの利いたスモーキーさが広がります。コクがあり飲み口は良く、自然と杯が進みます。このボトルは美味しいと思います。

〇総合評価
コルクキャップのボトルほどのコクのある深い味わいではありませんが、コルクキャプではヒネ感があるボトルも多く、安定感からすればスクリューキャップのこの年代のスウィングに軍配があがります。現在、オークションの相場も下がっていますので、機会を見て10本くらいは買い置きしておいても良いかもしれません。

古酒の場合は5割近くは外れボトルを引く可能性もありますから、オークション等で安くたくさん仕入れて、中身がダメな場合は、「惜しげもなくあきらめる精神」が時には必要だということを忘れないようにしています。それさえ覚悟ができていれば、この年代のスウィングは非常に価値のあるボトルとして存在し続けることでしょう。

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