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函館スプリントS~新天地~

「5歳牝馬は黄金世代なのでは?」と最近思うようになりました。グランアレグリアが昨年のスプリンターズS→マイルCS連勝。クロノジェネシスが昨年のグランプリ春秋制覇。そして今年ラヴズオンリーユーが香港GⅠ制覇。更に言えば春の天皇賞は牝馬弱いといわれていたのにカレンブーケドールが3着と格好をつけています。

そんな「黄金世代」のクラシックで常に上位人気に推されているものの惨敗に終わった馬がいます。

それがコントラチェックです。

3歳時に1800mのフラワーカップを優勝しオークス、秋華賞では惨敗。その後は勝ったり負けたりを繰り返し今に至ります。

能力はGⅠ級と世間では言われていましたが能力を発揮できないままでいました。その理由は何なのか?

それは「ペースが合わないと折り合い欠いて自滅する」という事です。

1200m出走前は逃げると自らペースを握るので折り合いがついて[4・0・0・0]に対し、控えるとペースが合わず、脆さを見せて[0・1・1・6]と1勝もしていない履歴。過去にはあのルメールさんですら折り合いを断念し2コーナーでレース終了の時もありました。

そんな「じゃじゃ馬」コントラチェックの転機になったのが1200mへの転向です。

1200m転向初戦は折り合ったものの、前が壁で進路を無くす不利。2戦目は外伸び馬場にもかかわらず内に進路を取ってジリ脚。ただ2走ともTP「70」前後で1200mに適性があったと判断していいでしょう。

そして3走目のオーシャンSで重賞制覇。TPも「72」まで更新出来て新天地を見出した訳です。

今回は1200m4走目でペースも慣れてきますし、今年は札幌開催というのがプラス材料でしょう。例年函館開幕週は逃げ切り勝ちが多く発生し、展開と位置取りに左右されることが多いですが函館に比べ高低差が無い札幌コース。更に言えば楕円形の形なので時計が速くても差しが決まりやすいコースなんです。

土曜日メインは

1着→4角6番手
2着→4角4番手
3着→4角10番手

と開幕週でも差しが決まっていました。

時計は土曜日の状況を見る限り7秒台は確実ですが、そもそも7秒台で走れそうな馬が履歴を見ても少ないのもこの馬にとってはプラス材料だと思います。差しも決まる状況、6枠で詰まることのない枠なら死角は無いと判断しました。

〇はカレンモエ。前走のオーシャンSで接戦を演じましたがこの馬もスピードあって前走はコントラチェックと同じレースに出走し同じTP「72」。

ビアンフェが引っ張る流れになるのなら前走再現は可能ですが、今回は開幕週の8枠。当日の馬場状態には注意ですが外を回しすぎると伸びが甘くなる可能性があって○の評価にしました。


あとは1400mで時計性能を示しているミッキーブリランテが連下候補か。

ビアンフェは持久力あって控えても味が無いから逃げないと持ち味出ませんが今年は札幌開催で差しも決まる可能性があり上位2頭の逆転は厳しいかも。

カツジはスローペースにならないと厳しいので展開次第に。時計は掛かってほしいので開幕週の馬場ベクトルとは逆になって評価は下がります。

また、函館スプリントSは3歳牝馬が近5年で2勝しているのでシゲルピンクルビーが人気しそうですが脚遅くて時計性能も低いモーリス産駒。そんな馬が短縮の1200mで対応できるのか?は怪しく評価は下がると思います。

◎コントラチェック
○カレンモエ
△ミッキーブリランテ
△ビアンフェ

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