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デイリー杯2歳S~完成度か伸びしろか~

「今年も」7頭と小頭数になったデイリー杯2歳S。

例年頭数が少ない重賞ですが、1つだけ変わらないデータがあってそれは「前走1着馬」。

過去20年遡っても前走1着馬が19勝、2着15回とほぼ「前走1着馬」同士で決まっている重賞と言っても過言ではないと思います。

要因としては
①馬体の完成度の高いOP・重賞勝ち馬がそのまま連戦して賞金を稼ぐ。
②新馬・未勝利を快勝し伸びしろある馬がそのまま重賞にも手が届く。

の2つが挙げられます。逆に言えば前走2着以下は不利や展開不向きが無い限り「底が割れて」しまっていて、あっても3着が限界というのがこのレースの本質なんでしょう。

昨年も前走未勝利楽勝でMTP▲のレッドベルオーブが1着。2着は前走野路菊S逃げ切ってMTP◎のホウオウアマゾンという結果で要因②→①の結果。今年もこの傾向は継続すると考えています。

今年のMTP◎は前走新潟2歳S勝ち馬のセリフォス、〇が前走新馬1着のソネットフレーズで今年もこの2頭が「勝ち」候補。というか一騎打ちと考えています。

セリフォスは完成度は初戦から高く体幹[5]。スピードに乗れて脚が続く内容でここまでパーフェクト。レベルは高い所で安定するので今回もTP「63」前後は出せるとみています。

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これに対抗できるとすれば新馬勝ち要因②のパターンのソネットフレーズ。
前走の新馬TP「56」は評価できます。新馬当時はまだトモ流れ気味で体幹[3]。体幹が上がってこれば完成度の高いセリフォスとの逆転は視野に入ってきます。当日の体幹上げが一つのポイントになるでしょう。

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もう一頭の前走勝ちはプルパレイですが、前走はスローの流れ込み。上がりの脚も33.8と「ヨーイドン」の上がり勝負にしては評価は微妙。体幹[2]と追ってもジリっぽいので上位2頭を負かすだけの材料は現状見当たりません。

他の馬は前走3着以下。上位2頭とはMTPでも水を開けられていますし評価はあまりできません。基本的には2頭のマッチレース。どちらかが勝つかは当日のパドック次第と見ています。

◎セリフォス
〇ソネットフレーズ

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