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中日新聞杯~本領発揮~

中京をホームグラウンドにしてる私とすれば、中日新聞杯は当てたいレースの一つだったりします。

ただ、条件がコロコロ変わりすぎなのが特徴。

新コースに替わる前は12月開催でしたが、2012年から3月に。2017年以降は金鯱賞が3月開催になったことにより再び12月にスライド。ハンデ戦は変わりないですが、施工時期が10年で2度も変わってる珍しい重賞なんです。

3月開催だった時は、勝ち時計2.01秒台になることが多かったのですが、2017年以降だと1.59秒台が3度、昨年も2.00.1と時計が1秒以上速くなっています。それに伴いレース上がりも0.5~1秒速くなり、時計・上がり性能がより求められる条件に2017年以降はなっています。

その恩恵を受けたのが「ディープインパクト産駒」でしょう。

元々、ディープ産駒が強い重賞でしたが、2018年・2019年と4年中2勝していて相性の良い重賞になっています。要因は前記の通り「速い上がりを求められる状況」に替わったことに尽きます。

また、2017年以降の連対8頭の内7頭が3・4歳馬。これは先週行われたチャレンジカップと同じ理屈で、来年に向けての賞金加算をしたい若い馬が仕上げてきて勝ち切ることが多いという話。

まとめると
①2017年以降時計・上がりが速くなりレース上がりは34秒台。自身の上がりは33秒台が必須。(特にディープ産駒)
②主軸は勝てば今後の展望が開ける3・4歳馬。

の2点に当てはまる馬が中日新聞杯の勝ちに最も近い馬と考えていいはずです。

変則開催が続く中京ですが、昨年も以前と同様の傾向から今年も引き継ぐと考えています。

この2点にどちらも当てはまる馬が今年はアドマイヤビルゴ1頭でこの馬が勝ちに一番近いという事になります。

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ディープインパクト産駒で速い上がりも使える馬。時計履歴も2000m58秒台で走ったこともある馬で、中日新聞杯の状況に最も向いている馬と判断して良いと思います。

思えばセレクトセールで5億以上の金額で取引された馬。デビューから2連勝で将来を嘱望されましたが、気付けば1年以上勝ち星から見放されていますが、
元々は良馬場でスタミナとキレを使って成績を上げてきた馬。3・5走前の荒れ馬場だと脚は使えなかったのだろうと推察します。

今回は本領発揮のタイミングと見ています。


相手はハンデ戦でMTP的にも5pt差に14頭も居る混戦。

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なんでもあるメンバーなので穴としてねらいたいのが4歳馬のヤシャマル。

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近2走は荒れた馬場で単調でしたが開幕3週以内の良馬場であれば①②①①と成績は上がるタイプ。しかし、エプソムカップでアドマイヤビルゴに0.2秒差の完敗を喫しているので、アドマイヤビルゴを超えることは厳しい可能性はありますが、今回はアドマイヤビルゴよりも2キロ軽い54㌔。追い詰めることは可能で相手筆頭としてピックアップしたい所。

後は2000mが鍵も4歳で前走33.6の脚を使ったディアマンミノルと昨年の中日新聞杯1・2着馬で上がり使えたボッケリーニ、シゲルピンクダイヤ、2年前に2着歴のあるラストドラフトまでが相手候補としておきます。

唯一の3歳馬で人気にもなりそうなラーゴムですが、好走歴は荒れ馬場かレース上がり35秒台の時のみ。1秒もレース上がりが速くなってレース傾向には合わない可能性があります。

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馬体を見てもスピード感はあまり感じず、今回は下げの評価とします。

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◎アドマイヤビルゴ
注ヤシャマル
△ディアマンミノル
△シゲルピンクダイヤ
△ボッケリーニ
△ラストドラフト

危ラーゴム


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